昨日の夕方に、現在休止中の呉線(三原~竹原区間)が9/15から再開するとのツイート通知が入った。これに伴い9/14に点検車両による試運転が行われるとの事。前回の再開時(即中止)には点検車両を見ることができなかったが、今回は、偶然にもその車両を撮ることができた。(2021/09/14撮影)

 先ず、これが昨日夕方に届いたツイートのポップアップ通知。当面の間、運転再開の見込みはないとのことであったが、福田町の東川災害復旧工事において河川底(呉線トンネル天井板)の修復が完了したのか突然の再開予定となった。
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 本日、所用で扇町を通った際に汐入川踏切か竹原駅ホーム1,2番両方に車両が停車しているのを偶然に目撃。運転中止の間は両ホームを使用することは無いことから、どちらか一方が「点検列車」に違いないと、竹原駅を訪れてみた。
 竹原駅西駐輪場側からホームを見たところ、1番ホームには「普通-広行」車両が折り返し停車中。2番ホームにも車両がいるのだが、行先表示が跨線橋の階段に隠れて見えない。だが、ライトが赤色なので車両後端であることから「三原」方面であることは間違いなし。どうやら2番ホームにいるのが点検車両に間違いなさそうだ。
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 そこで竹原駅舎内の窓からホームを覗いてみたが、広行に隠れて全く見えなかった。
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 ならば駅舎東側の駐車場から。何だかとても長い車両が停まっている。
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 1番ホームの広行は2両編成なので、後端位置から4両分長くなっている模様。呉線にて時々走っている?6両編成のレッドウイングであった。
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 LED式方向幕には「回送3」と表示されていたので跨線橋側から3両目であり、「広行」ではないことからこれが点検車両であることを確信。
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 3両目と4両目の連結に運転席があることから、点検車両は3両+3両の構成になっているようだ。
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 ちにみに4両目の車両下部分に書かれている「クモハ226」は、「ク」が運転席がある車両、「モ」は電動モーター式駆動車(「キ」だとディーゼル式駆動車)、「ハ」は一般車両(三等車)でグリーン車だと「ロ」、「イ」は御召し列車などの豪華車両だったと思うが詳しくはここを見て欲しい。3両目は「クモハ227」で番号「227」と「226」はレッドウイングであることを示し、「227」が先頭後端車両で「226」が中間車両、この番号に続く「-59」は製造番号だったと思う。秋葉原にあった交通博物館にて貰った資料で初めて知ったトリビアである。
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 呉線を走しる通常車両では最長が6両編成、だが「瑞風」は10両編成なので、点検車両としては竹原駅ホームの有効区間を越えてしまう10両編成にしなくて良かったのだろうか・・・と要らぬ心配。
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 この点検車両を竹原駅で撮ったのが15時過ぎ、見逃してしまったが15時半頃には三原方面へ走り去っていたようた。その直後にもJR西日本のアプリで車両走行位置を確認したが点検列車は表示されず、以下のの運行情報から本点検車両によって「安全確認ができた」ようで、明日から運転が再開されるとのことであった。
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 なお、災害復旧工事中の現場の状況であるが、この東川沿いの道は所用でも時々通っていた。
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 以上だが、今日の最終便で珍しいバスによる代行運転は見納めとなった。