閉じたままだったシオタ跡のシャッターが再び開かれたのを見たのが今年の7月24日。その時は信号側のシャッターも開いていたのを知らなかったのだが、その後、そこに真新しい「たまゆら」ポスターが貼られているのを見つけて8月9日に撮っておいた。
 いつ頃だったか忘れたが「あいふる通り(旧愛称=あいふる316)」のアーケードが突然桃色に塗り替えられ、「ももねこ様」石像がY字路に鎮座したことで、私は当初この通りを「ももねこ通り商店街」と呼んでいたのだが、その後、店頭のキャラ看板、路地の飛出注意看板、いつも微かに聴こえているBGM、色付きマンホール蓋が「たまゆら」仕様へと徐々に推移したようであった。
 そして2015年の「マッサン」放映時期と重なりながら「たまゆら~卒業写真~」のロードショーが終り、竹原は「たまゆら」と「マッサン」がゆるやかにフェードアウト。このシオタに貼られていたポスター4枚は、その当時に関係者へ配布された「たまゆら~卒業写真~」のものであろう。

***** 2021/08/09の状態 ****
 例えていうなら「高松塚古墳」の壁画。長らく石壁(シャッター)で密閉されていたことで最良の状態のままの壁画(ポスター)が姿を現した。
#01
 以下の2枚、左は「たまゆら~卒業写真~第1部 芽 -きざし-」、右は「たまゆら~卒業写真~第2部 響 -ひびき-」のポスターである。
#02
 以下の2枚、左は「たまゆら~卒業写真~第3部 憧 -あこがれ-」、右は「たまゆら~卒業写真~第4部 朝 -あした-」のポスター。
#03

 それから約1ヶ月半が経過した9月24日に再訪して驚いた。ポスター4枚が激しく色褪せてシワシワになっていた。


**** 2021/09/24の状態 ****
#04
 まるで昭和時代のレトロなポスターのようになってしまっていた。
#05
#06

 ああ~もったいない・・・既に救済は手おくれ・・・。

 戎神社が消えて「ももねこ様」が竹原駅前商店街の守護神となった現在、竹原駅前商店街はウーカブル化計画が進行中だが、馴染み深くなってきた愛称「あいふる通り」は踏襲されるのだろうか?