2018年の豪雨災害で市道大井宿根線の西ノ川支流に架かる橋が崩落。その後、崩れ落ちた橋の部分を迂回する未舗装道路が造られて復旧工事が続けられていた。だが、今年の7月に発生した豪雨災害にて迂回路と復旧途中だった橋の護岸も崩落し、全国ニュースでも取り上げられていたが、この迂回路の消失と西ノ川上流の護岸崩落などによって宿根地区が孤立した。
 下の地図にその支流に架かる橋の復旧工事現場の場所を示した。赤矢印が市道大井宿根線の通行ルートであり、黄色ラインが2018年豪雨災害で崩落した橋の場所、青矢印は橋の復旧作業に設けられていた旧迂回路、赤矢印が今回新たに造られた現在の迂回路(未舗装+鉄板敷き)である。
#00a

 旧迂回路が通れた頃の写真もあるはずだが割愛。今回は今年7月の豪雨災害で新たに造られた迂回路と橋梁及び護岸の再構築中の様子である。西ノ川には宿根地区にある複数の支流が合流しており、河川は巨大な岩や石が一面ゴロゴロの状態。豪雨となれば鉄砲水に混じって岩や石が流れ落ちてくる河川である。

これは新たに造られた現在の迂回路である。(2021/09/09撮影)
#01
 正面に2018年豪雨で崩落した橋があった場所で、現在は橋を再構築中である。
#02
 9月時点では護岸が完成しており、新たな橋の橋桁の型枠造りが始まっていた。
#03
#04
 大井宿根線を下り側から。
#05
#06
#07

 以後、橋桁の型枠に鉄筋が敷かれていたが、今回訪れた際にはコンクリが流し込まれて固まり、型枠も剥がされていた。(2021/10/06撮影)
#08
#09
#10
#11
 支流から転がり落ちてくる巨石や流木から橋を守るためなのか、強靭な橋桁と橋脚に複雑に曲がった護岸。
#12
#13
#14
 
 この橋梁復旧工事の工期は11月30日までの予定。この場所が舗装路として通行可能となり、現迂回路が除去されるのは間近である。