西方寺の石段数については既に旧HPにて検証済みであるが、竹原市外から嫁いでこられた知人との雑談で「西方寺の石段は100段丁度ですよね!」と話されたので、「えっ!?石段は76段正確には78段ですが・・」と返したが、その知人は嫁いてから暫くして「町並み保存地区の公式観光ガイド役」に任命されて「この石段は丁度100段です」と解説されていたとのことだ。まぁ、かなり昔の話なので「大雑把」に当時はそれで良かったのかもしれない。

・・・ということで、改めて段数を検証してみたくなり、西方寺の石段へ。数年前の古民家の火災にて駐輪場となった場所からコスモスを入れての撮影。(2021/10/10撮影)
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 先ずは実際に昇り降りして石段の数を確認し、別途、写真に撮った手摺りの柱の数と石段を数えることにした。柱の数は石段を数えるマイルストン的なもので計20本だった。
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 それでは地面を0段として各石段に「段目」の数を付加してみた。
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 手摺りの切れ目はコスモスが咲いている敷地への出入り口。
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 柱番号10番が38段目。ここが全階段の丁度半分であり、この38段目は「踊り場」になっている。この「丁度半分」については、著者の故郷竹原エッセーである『ふるさと随想 普明閣夕照』(川本信幹氏著,アイ・システム発行)で触れられている。
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 ここの手摺りの切れ目は石垣と土壁の塀がある敷地への出入り口(立入不可)
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 最後の柱20番目にて石段は終わる。その段数は76段目である。
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 だが、ここで更に「石段」らしきものが続いている。これも「石段」とするならば77段目。困ったことに山門の敷居の基礎にも小さな「石段」があり、これを含めれば「石段は77段」となる。そして屁理屈と言われれば返す言葉は無いが「西方寺の段」と訊かれれば木製の敷居とその敷石も含めて79段になってしまうのである。
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 竹小時代は下校時に友人との道草で、ここでジャンケンをして「グリコ、チヨコレイト、パイナツプル」(遊びの名はグリコ)をしていたが、76,77,78そして79段のどこを最上段とするかが重要であった。その日の気分とメンバーによって最上段は変えられていたと記憶している。それから普明閣を含めてここが観光地の代表場所になろうとは予想だにしなかった。
 さて、「西方寺の石段の公式的な数」なのだが、実は西方寺の石段数の決定については現住職から私へ一任されている。その決定については「石段数は76段(公称値)であり、正確には門の敷石も含めて78段、門の敷居も含めれば79段」としておきたい。この曖昧さは「グリコ(遊び)」をしていた頃の遠い思い出からきているのだが、実際に石段を踏みしめながら段数を数えている訪問者が「あれっ?ここは何段目?」と悩む様子を何度か見ており、私と同じ体験をしてほしい気持ちもある。