LNG火力発電所を毛木海岸に建設する計画を知ったのは、昨年5月初旬のテレビ・ニュースであった。あれから約10ヶ月が経過したので、そろそろ建設予定地である毛木海岸東の岬に、何か変化が起きていないかを確認しに訪れてみた。(2022/02/01撮影)

 この日は大潮だったので普段の干潮よりもかなり潮が引いていた。
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計画によると建設予定地には、写真中央の岬部分とその沖に浮沈型貯蔵施設ができるのだが・・・・
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岬辺りには何の変化も見当たらず。
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その沖にも変化無し。
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 ニュースの内容では早ければ2024年末に営業運転の開始を目指しているとのことだったので、そろそろ敷地の整備などが行われているのではと訪れてはみたが、特に動きは見られなかった。
 もしかしたら浮沈型のLNG貯蔵施設は、この岬沖では製造はせず、どこかの造船所で組んだものを分解・海上輸送して再組立てするのかもしれない。しかし、岬先端には火力発電所とLNG輸送トレーラー拠点となるのだから、試運転時期を含めればそろそろ工事が始まっていても良さそうである。
 この発電事業を手掛けるJBGエナジーの公式HPを参照してみたところ、特に建設計画についての情報は得られなかったが、昨年9月にJBGエナジーへ提出された「広島県⽵原市「ハチの⼲潟」の⽣物多様性の保全に関する要望書」(PDF形式)がネット上に見つかった。本件については朝日新聞デジタルの昨年11月記事に「貴重な干潟横にLNG発電計画 気候変動対策と生物多様性の調整課題」があり、記事全体は有料なので閲覧できないが、こちらにも関連情報をまとめたものがあるので参照されたい。(竹原市HPにも本件についての会議資料があるのだが、リニューアル直後の為かリンク切れで現時点では閲覧できない)

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