先月買って帰った「いちかわ菓子舗のカスタードシュー」が大好評だったので、日曜のアフタヌーンティー用にと、再び毛木にある「いちかわ菓子舗」本店を訪れた。ショーケースを覗くとカスタードシューは売り切れていたが、今回の目当ては前回訪れた時に気に留めていた別の2種類の御菓子。残り少なくなっていたが、合計5つを箱詰めしてもらって持ち帰った。(2022/09/03購入)
#01

 今回の購入はこの2種類。ショーケース内でカスタードシューが載せられていたトレイの左右にあった御菓子。
#02

 1つ目は3つ買った「吉名の塩を生かしたあん塩バターブッセ」。
「吉名の塩」とは吉名の最西端に造られた流下式製塩所でつくられた瀬戸内海のミネラル分たっぷりの塩が使われているに違いない。ひと口で頬張るには大きすぎるブッセである。
#03
 
 もう一つは2つ買った「竹炭シュークリームくろちゃん」。
「竹炭」とは小梨町小吹地区でつくられている竹炭を粉末状にしてシューに混ぜ焼き上げたものに違いない。
#04
 
 日曜午後の用事から帰宅した時には既に2つが食べられていたが、2種類を袋から取り出してアイスティー(アールグレイ)を飲みながらじっくり頂くことにした。
#05

 今回も中身を見るために半分に割ってみた。先ずは「あん塩バターブッセ」から・・・。カステラを焼いたような表面の生地の中からクリームと餡が現れた。そのまま半分づつを頬張ったので「竹原の塩」がクリームと餡のどちらに活かされていたのか確認するのを忘れてしまった。ほんのりと「甘じょっぱい」味覚が口の中に広がって爽やかなアイスティーとの相性バッチリ。
#06

 「くろちゃん」も半分に割ってみたのだが、竹炭が混ぜられたシューがもろくて指先が真っ黒け!「割る」というよりは「ちぎった」ようになってしまったが、中身の黄色いカスタード・クリーム(生クリーム混ぜ)と黒い竹炭粉末入りのシューとの「黒+黄」の組合せの狙いがよく分った。半分に割る際はよく切れるナイフをお薦めしたい。
 「炭臭さ」は全く無かったがシュー特有のモッチリ感ではなく、もろいクッキー生地に包まれたカスタードシュークリームといえる。黄色いカスタード・クリームは前回買って大好評だった「カスタードシュー」と同等のようであった。
#07

 この「あん塩バターブッセ」と「くろちゃん」をなぜ気に留めていたかというと、かなり前に視たローカル局のテレビ番組に「いちかわ菓子舗(本店)」が登場した際、店主がレポーターへこの2種類について説明されていたからである。特に「くろちゃん」だが、商品名の由来については「ただ黒かったから・・・」だったと記憶している。あの安田大サーカスの「くろちゃん」とは無関係なのである。