「ブックメイトかめお」の看板で思い出したのだが、「ゆめタウン」のはす向かいにあった「和洋酒・贈答品・米穀・食料品 くさか」の看板。「ブックメイトかめお」の場合は移転後からかなり経過して掛けられたが、「くさか」の場合は「サラダ館」に変わってからも長期間残されていた。その「サラダ館」から「くさか」時代の看板が無くなっていたのを知ったのは帰郷した直後であった。

 先ずは現在の「サラダ館」だが、「サラダ館」の看板自体も「GIFT SHOP」に変わっていた。(2022/09/21撮影)
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 以下は最古の写真。KIRIN自販機がある右の建物が「くさか」。2階の脇にあるビール缶とグラスが見えるだろうか?粗くて読みづらいが1階軒に「くさか」のロゴ字看板がある。(1998/05撮影)
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 次は、この看板のビール缶のあまりのリアルさに興味を惹かれてアップで撮ったものである。(1998/08/01撮影)
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 そして2010年帰省時にはKIRIN自販機が消えて「ギフト・スイーツ・贈りもの専門店 サラダ館」に変わっていた。業態が和洋酒・贈答品・米穀・食料品から贈答品専門となったようだ。(2010/05/01撮影)
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 2013年末の帰省時、贈答品専門店になっても「くさか」時代の看板が残されていることに気付いた。(2013/12/28撮影)
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 この看板もいつかは撤去されるに違いない・・・とアップで撮っておいた2枚。(2015/08/15撮影)
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 アップ写真については旧HPに色々と記載したのだが、改めて見てみるとキリンラガービール缶の超リアルさは看板の域を超えている。「キリンラガービール」の文字に透けている「キリンラガー」の文字は旧缶デザインの名残りか下書きかを調べ切れなかった。逆に缶の注ぎ口から流れ出るビールとグラスや泡はデフォルメし過ぎなのである。このグラス側の質感は郵便局に置かれていた?かぐや姫人形を制作した「まるべに工芸」によるものように感じられる。
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 「くさか」を最初に訪れたの関東へ就職した1982年頃の帰省であった。詩吟が趣味で頼山陽を知っていた上司から中尾酒造の「幻」(赤)を買って来てほしいと頼まれて「くさか」で贈答用に包んでもらった記憶がある。
 その後、社員寮近くの酒屋へキリンラガー缶を買いに訪れた際、日本酒コーナーに赤と白の「幻」が売られているのを偶然見付け、全国的に販売されている有名銘柄であることを初めて知り、同時に何度も重い箱詰めを竹原帰省時に持ち帰らなくても良かったことに気付いて嘆いていた遠い過去を思い出した。