本日帰宅時に掛町の本川で大規模な工事が始まっているのを目撃。農協駐車場から重機が河川内へ出入りする傾斜面が造られていた。農協駐車場へ立ち寄ってみると工事の内容は「二級河川本川堆積土砂撤去工事」で工期は令和5年2月28日まで。市役所で公開されている資料等によれば着手は令和4年9月17日で完了が令和5年2月28日となっており、本川に堆積した土砂を浚渫(取り除く)する工事であった。
 本川においてはここ数年で著しく土砂が堆積しており、先ずは宮原から大王地区における中洲とクレソンの浚渫が完了、今度は下流の大広苑裏辺りに中洲ができ始めたことで今年の9月に浚渫を終えていた。更に下流の田ノ浦川との合流場所(道の駅辺り)でもここ数年で堆積が進み、本工事ではこれを浚渫する工事と思われる。(2022/10/27撮影)
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 現時点ではパワーショベル2台が置かれていたが、今後はブルドーザーなどの重機が河川内の土砂を除去する作業が始まるであろう。
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 ちなみに以下は大広苑裏側の本川で行われていた浚渫工事(大王地区浸水対策工事の一環)の様子。小型のパワーショベルと土砂を運搬輸送?する小型の特殊重機によって、本川に溜っていた堆積土砂による中洲を削ぎ落していた。番屋橋傍に造った盛土スロープにて重機の出入りと土砂の運搬が行われていた。(2022/09/10撮影)
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 今回の掛町や道の駅側での浚渫工事もこのような特殊重機が使用されるのだろうか。
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 このような河川内の浚渫工事は、本来の河川道断面に対して30%超の堆積が発生した場合に浚渫しなければならな基準が有るようで、この本川や賀茂川では至る所で工事が実施されている。
 今年は幸いにも河川が溢れるような水害が発生しなかったが、浚渫工事が満潮時、特に大潮の満潮時にどの程度の効果が有るのだろうか?山々を屋根瓦に例えれば河川は雨どいであり、満潮は雨どいのパイプ出口が詰まった状態。浚渫は雨どいに溜まったゴミの除去であり、深くなればなる程に溢れるまでの時間稼ぎができる。
 これらのことから満潮が干潮へと切り替わるまでの時間における豪雨の流れ込みに耐えうる河川の容積が必要であり、いくら河川を深くしたり幅を拡張しても河口への排水が間に合わなければ、いずれは河川流域が溢れて浸水してしまうように素人目には思える。よって、本川においては扇橋の向こうにある巨大水門設備が有効稼働しなければ、私は今後も本川水系における水害による浸水の不安は拭いきれない。