地上から朝日山の樹々が澄んで見えたので久しぶりに山頂を訪れた。目的はこの時季に朝日山から瀬戸内海へ沈む夕陽が綺麗に撮れるのか?展望台からは日の出の方向に視界を遮る樹々は無いか?・・・の確認であるが、それはどちらも残念な結果であった。
 到着は既に16時を過ぎており、展望台から西日に照らされた竹原町の街並み、遥か彼方に薄っすらと見える四国山脈などを撮っていると20分も経たないうちに薄暮になってしまった。その薄暗い竹原町に一際目立っていたのが「藤三竹原ショッピングセンター(以下、藤三SC)」の明かりであった。(2023/01/10撮影)

 17時過ぎになると夕陽が沈んでしまい町並みは急に薄暗くなった。
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 目立つのは「竹太郎」と「小竹太郎」、それに藤三SCの看板と店内の照明。
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 三脚&望遠ズームで何枚も撮ってみたが、展望台を吹き抜ける風でカメラが微動するのでピンボケばかり。 
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 17時半にもなれば独りの山頂はさすがに不気味な気配が漂う。駐車場まで荒れた道を下る途中で近くの茂みから鹿の奇声が聞こえるし、道端に散在する地蔵尊や道祖神の薄笑いも怪しく見えてしまう。暗い登山道を急いで下る際にも数匹の鹿に遭遇し、目の前を飛び跳ねて横切る白い尻が何度もヘッドライトに照らされた。今年の「初日の出」は朝日山の山頂から撮ることも出掛ける寸前に考えたが、登山下山の最中に鹿やイノシシなどに車が衝突していたかもしれない。

 なお、他に撮った写真や動画については別途掲載の予定ではあるが、載せる価値があるかどうか怪しいものばかり。