本日昼過ぎ、西野町に用事があったので近くの国道2号線沿いにある「お好み焼 かも川」を訪れてみた。以前から気にはなっていたのだが、この辺りを通過時は殆どが昼食時間帯ではなかったことから今回が初めての食事である。(2023/01/15撮影)

 国道2号を走る際にこの巨大看板がいつも目に留まる。さすがの1桁番台の国道なので交通量が激しく後続車を減速させてまで立ち寄るのを遠慮していた。
#01

 だが、今日は交通量が疎らな日曜日。田万里側から駐車場へ入ってみた。
#02

 時刻は13時過ぎ。赤い暖簾が掛けてあるので営業中。だが・・・暖簾が後ろ前になっていて一瞬悩んだが、玄関左には「営業中」の札があり、窓ガラス越しに照明が灯っているのが見えたので引き戸を「ガラガラ・・・」と開いた。
#03

 店内は横長に広く、全面積の右8割が鉄板があるカウンター席(9~10椅子?)。左2割分が2テーブルがある小上がりの座敷席(10人程度)であった。国道側の窓からの日射しのせいもあって冬でも明るい雰囲気。カウンター席は、常連客?でほぼ満席だったので脇の席を空けてもらって座った。

 メニューを見ると価格はリーズナブル。肉玉が600円、肉玉1品入り700円、スペシャル焼き(2品入り)800円、デラックス焼き(全部入り)が1000円。(具の各品はイカ、エビ、ホタテ、イカ天の中から選ぶ)
 お好み焼以外にご飯ものとして、にんにくライス、やきめし、ライスとおにぎりもあった。

 今回の注文は、以下の「スペシャル焼き(2品入り)そば」でイカとホタテを選択した。見渡したところ箸は置かれておらず、皿とヘラで食べる作法の広島スタンダード。容赦なくマヨネーズがかけらて出てくるのではなく、客側からの注文が有ればかけてくれるようだ。
#04

 分厚くギッシリ詰まったキャベツの中からホタテやイカが姿を現した。ソースの味は「オタフク」ではないようで少々マイルド。
#05

 店主や常連客と田万里宿があった旧山陽道を江戸時代に献上の象が酒を飲まされ歩かされた話や、かなり前に店の向いにあった三菱マテリアルの巨大タンクについての話などで沸いた。田万里宿があった場所については通りすがりの旅人からよく訊かれるらしく、現在は4軒程度の古民家が残っている程度で、初代田万里郵便局近くとのことであった。

 食後には本日特別なのかコーヒーのサービスがあり、知人が趣味で作っている多量のハンカチやポーチの中から来店記念として1品頂いた。
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 会計を済ませてから外に出て見回すと、隣りに「珈琲館 かも川」の建物。 
#07

 次回、訪れた際はこの「珈琲館かも川」は、もしかしたら「喫茶すずめのお宿」だった時期があるのかを訊いてみたい。また、店名がなぜ「たまり川」ではなく「かも川」なのかも。そして、田万里に住まわれている常連客に会えれば初代田万里郵便局とは何処なのか?現在の田万里郵便局なのかも訊きたい。