もうすぐ節分だが昨年は豆撒きも恵方巻もしなかった。そもそも昭和時代の竹原では恵方巻の風習?はあったのだろうか。NHKのバラエティ番組に踊らされて発祥も由来も分からず「今年の恵方は南南西ですよ!コンパスで確かめてね。」と家族全員が同じ方位を向いて巻ずしを無言で無理やり喉へと押し込む。その間抜けな姿をお互いに片目で眺めながら我に返った時の情けなさといったら・・・。
 正月が過ぎて節分までに何かを食べる儀式?もあったはずだが、やっと思い出したのが「花びら餅」であった。それを食べる時期を調べてみれば1月中旬頃までらしく、また今年も食べそびれてしまった。ならばと毛木の本店「いちかわ菓子舗」で久しぶりに生菓子を買って帰った。(2023/01/27,28撮影)

 朝方よりも寒く感じた晩ご飯の後に生菓子を食べながら熱いお茶をすすった。
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 今回選んだ生菓子は「サザンカ(左)」と「福寿草(右)」と・・・
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 「ツバキ(左)」と「雪中梅(右)」の全4個。どれも冬の花をモチーフにしたものを選んだ。
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 ついでに翌日のティータイム用にと「台湾カステラ」も買っておいた。
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 ちなみに前回「花びら餅」を食べたのは一昨年の正月明けだった。竹原帰省時には「イズミ」や「菊壽堂」で「花びら餅」を買っていた。(以下は2006年1月3日に「イズミ」で買ったもの)
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 生菓子で思い出したのが2000年の韓国旅行で立ち寄った明洞のロッテデパート本店。プラ型に押し付けた粘土細工のような生菓子に「和菓子」のラベルが貼られたパックが多数あり、その手前に置かれた日本語の解説を読んでロッテデパートで土産を買うのはやめた。それは「日本の和菓子の起源は韓国の韓菓です」のような意味の文面だったと思う。日本が「冬ソナ」ブームに沸いたのはその数年後であった。