竹原市の市木は「竹」で市花が「梅」に選定されていたことを知ったのはここ最近。そもそも「竹」が「木」なのかは諸説あるので置いといて、なぜ「梅」が選定されたのだろうか?この時季に市内を散策すれば確かに清々しい白色の花や妖艶な枝垂れの花を咲かせている「梅」の樹を農地や庭などで多く見掛ける。
 その広大な「梅林」が宿根にあることを知ったのは初めて「宿根の大桜」を観に訪れた際であった。つい先日、宿根に住まわれている方から「今の時期は梅林がきれいに咲いとるよ、行ってみんさい」と薦められたので、多少時間はかかるが本日昼間に訪れてみた。(2023/03/11撮影)
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 その場所は「宿根の大桜」へ入る少し手前。国道185号からなら自動車で約6分程度で到達できる。
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 宿根地区における観光名所としては案内はされていない。
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 旧宿根農協前を通り過ぎて右カーブした辺りに・・・
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 「梅林園」に入る道がある。
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 この看板が唯一の目印のようだ。
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 軽自動車幅の細い道を徐々に上るが、見回しても梅林らしきものは見えない。
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 彼方に青いネットのハウスが見えるのだが、何かの栽培をしているのであろうか?
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 右の山肌に梅の樹が現れ始めた。ここが梅林園なのだろうか?
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 だが・・・林でも園でもない規模。
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 満開だが、この程度の樹々は大井地区には多数観られる。
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 更に先へ進むと梅の樹は途絶えてしまった。突き当たりには貯水池があってその向こうにトラクターが動いていた。
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  道なりに左折する・・・鉄製の門、どうやらこの辺りは私有地のようだ。
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 仕方なく引き返してみると、遥か彼方に白や桃色の花が咲いている樹々が並んだ畑がある。
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 途中に入って良いのか細道があるのだが、今回は来たルートを戻りながら遠方から眺めるだけとした。
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  段々畑に梅の樹が間隔をあけて並んで植えられている。
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 特に「梅林園はこちらへ」の看板は見当たらない。
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 肉眼では遠すぎて満開なのかが分からないので、コンパクト・デジカメのズームで撮っておいた。
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 今回は昼食の合間だったので至近まで行く時間が無かったが、梅の樹が90種200本、あまりに広大過ぎるが確かに有りそうである。次回に宿根の集落辺りを訪れるとすれば「宿根の大桜」を観る時期となるが、宿根地区全域では現在も2018年に発生した豪雨災害の復旧工事が進行中であり、個人的には行楽気分だけで訪れるのは少し気が引ける。