昨日は竹原駅近くにあるフレンチ・レストラン「Hanashu(アナシュ)」でディナー。ここでは昨年9月にランチで訪れてから約半年ぶりの豪華な食事である。毎年3月は「年に一度は豪華なディナー」をすることにしており、理由は竹原帰郷して平穏に丁度3年が経った記念日(月)としておこう。(2023/03/12撮影)

 今回の予算はドリンク別で一人5000円のコース料理を予約。久しぶりに軽く酔いたいので山陽タクシーを呼んで19時前に訪れた。昨年3月はアナシュが臨時休業だったのでトラットリアMでのディナーとしたが、カジュアルなイタリアンと違って慣れないフレンチはかしこまって緊張する。

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 この日の先客は常連風の1組。
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 食前酒にワインを頼んで乾杯、おまかせでの肉と魚のコースがスタート。
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 春巻風の突き出し。中身は何だったか・・・海老だったような・・・思い出せない。
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 オードブルは米粉で作られた春雨風の下にトリュフとリゾット。
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 スープは刻んだキャベツ。
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 パンと一緒にポアソン(魚料理)。
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 どこかの鱈だったと思うが忘れてしまった。
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 そして肉料理。
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 デザートはイチゴ入りのアイスクリーム。
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 食後のコーヒー。
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 料理の左右へは使う順番に並べてあるカトラリー(ナイフ、フォークやスプーン)、魚料理に最内側に置かれていた箸を使ったのだが、デザートが出された際にはスプーン(大)が使わず余ってしまった。何に使うスプーンだったのだろうか。

 定年退職して関東から帰郷したのがコロナ禍が騒がれ始めた2020年3月、引越業者の予約協定解禁が1月の正月明けからで引越業者へ解禁時刻から電話の掛けまくり。幸運にもサカイ引越センターに西条から関東へ引っ越す便が3月にあり、その帰りに空いたトレーラーへ竹原までの荷を積めれば好都合との事。3月に引っ越しできなければ4月からの再就職スタートにも影響が出てしまうところであった。
 それからは確保できた大型トレーラー1台に納まる荷物まで如何に量を減らすかの毎日、パンダマークのダンボールが部屋内に徐々に積まれて増えていき限界数手前で不安も増す一方。ワゴン車でゴミ処理センターへ何度も通った廃棄物の総重量は1.7トンを超えており、引越発日にはベッド、冷蔵庫、テレビ台などを自駐車場スペースに置く許可をもらって粗大ごみの回収を依頼しておいた。翌朝まで空になったマンションの部屋で雑魚寝して午前中に東京駅から新幹線で竹原へ向かった。今でも竹原駅前商店街のアーケードのタイル上をカラカラと音をたてながらキャリーカートを引いて新たな棲家へと歩く状況を思い出す。

 そんな当時の苦労話を夫婦で話しながらアナシュで2度目のフレンチ・ディナーがお開きとなった。来年の3月は、竹原に住みながら敢えてホテル賀茂川荘に一泊とかしてみたい。