安芸の小京都 竹原アルバム

このブログは私の故郷竹原のディーブな散策アーカイブです。 1996年から続けていた旧ホームページをブログとして継続中。 (ご注意:観光向けではありません)

2019年11月

2019.11.02-3

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#05-06:一冨士(2019/10/17撮影)

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#01-04:一冨士(2018/01/03撮影)


  ここ一冨士で食事したことのある多くの人は、このまま朽ち果てさせずに再生・保存できないかと望んでいるのではと思う。世の中が「何とかラーメン」のブームになっても、ここのラーメンは、並んででも食べたくなる習慣性の高い魔法の調味料が入っていない「昔ながらの味」であった。青い暖簾を手の甲でよけて格子戸を開くと、店内には高校野球を流すブラウン管テレビが見上げた角っこにある。重い木製の椅子をゴギコギーッと引き出して座り中華そばを注文。竹原の水をすすりながら「カキーン」とヒットの乾いた音を聞き、出来上がりを待っていると「ガラガラ」と引き戸が開いて作業服を着たアンちゃんが「いつものねーっ!」と・・最後に訪れた頃はそんな店だった。

 広銀が移転して更地となり公園に変わり、いつのまにか信号機も撤去され時が過ぎていった。前回撮った2018年正月帰省時と比べると、壊れた窓が未だ新しそうなベニヤ板で覆われており、どうやら完全放置ではないようだ。ここは個人的な竹原遺産である。

 

では2012年8月の帰省時に盆休み明けを待って訪れた店内の様子を見て欲しい。

ちなみに壁の短冊メニュー、価格は怪しいが以下が読み取れた。

・中華そば ¥600

・かやくうどん ¥500

・きつねうどん ¥500

・玉子うどん ¥550

・いなりずし ¥300(?個)

・ちらしずし ¥500

・巻ずし ¥650

お盆休みは3,4,5,6日で訪れたのは7日であった。

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#10-16:一冨士(2012/08/07撮影)

2019.11.02-2

#02
#02:普明閣舞台からの朝日山(2018/01/01撮影)


 竹原を離郷した人が正月や盆の時期に帰省した時、訪れたくてたまらなくなるのが普明閣であろう。現在は老朽化により舞台へは立入禁止となっているかもしれない。(2019/10/20は禁止中だった)ここから眺める景色は、屋根瓦と山に煙突といった特に目立つものは無いのだが、逆に目立つものが無いから、あの辺りが駅で、あのへんが実家、あのピンクの看板が・・・と広範囲を鑑賞できるのである。また、遠くから聞こえる電車や踏切の音、舞台を抜ける風や木々の匂いが心地よい。帰省した際に妻子や孫を連れて故郷を語る、ひとり深呼吸してみるなど、舞台に座り込んで小一時間過ごすには丁度良い場所といえよう。

 地元民にとっては、いつでも行けるが行きはしない程度の何の変哲のない場所だが、竹原を訪れた観光客へスポットを紹介する際は「町並み保存地区がええよ、石段あがったところに普明閣があるけん、のぼってみんさい」と紹介してしまう空気的存在なのである。

2019.11.02-1
#01
#01:普明閣(2018/01/01撮影) 


故郷竹原の写真集をブログとして始めました。

 1996年から続けているホームページ「安芸の小京都 竹原(takehara_photo)」は、竹原帰省のたびに撮ってきた写真を掲載するアーカイブ的なものでしたが、多くが帰省時期の撮影を掲載することでブログ的なものとなったので、試みとして「はてなブログ(無料)」で継続してみることにしました。これまでは容量制限に達しないよう完全手書きで作成・更新していましたが、このブログは容量制限を気にすることなく手軽に掲載できるようです。広告表示、デザインや機能に制限はありますが、それが気になり始めたら有料ブログや wordPressといったプロ仕様も試みてみたいと思います。

 ホームぺージを始めた1996年頃は、インターネット黎明期でした。試行錯誤で作ってみたホームページに何を載せるか?そうだ竹原をネット上に作ろう。私のように竹原を離郷した人々が竹原の写真を見て懐かしめるようにしよう。それをずっと続けてきました。それから約15年が経過した頃からSNSでリアルタイムに撮影したての写真が掲載できるようになり、訪れた観光客が載せた竹原の画像がいつでも見られるような時代となりました。ネット上に竹原をつくる目的は役目を終えた感が強まり、年に2度程度の撮影ではSNSには対抗できないことから、一度、更新を止めてしまうと重い腰が上がりません。しかし、定年退職を迎え、来年からは故郷竹原での暮らしとなるため、撮影機会は年に2度のどころか観光客のSNS以上となります。また、撮られるのは決まって町並み保存地区であり、離郷の人々にとっては「よそ行き」ではなく「日常の竹原」が見てみたいはず。この新ブログ版では離郷人々向けとして「日常の竹原を広範囲で見せる・語る」を意識したものにする予定てす。これまで関東に居ることで関東限定の竹原情報は採りやすかったのですが、今度は広島圏内となることで圏外の情報は得られなくなるので、コメントなどで補間・補完して頂けるととても有難いです。

 

 長らくご愛読誠に有難うございました。

 今年夏に定年を迎え、これを機に来年春に竹原へ帰郷することにしました。これまで正月、GWと夏休の計3回程度帰省していましたが、写真が撮れる期間と動ける範囲が限られていたため、ネタ切れや内容が薄くなりがちでした。帰郷後からは健康である限りいくらでも時間があるので、多彩な写真が好きなだけ撮れる機会に恵まれそうです。
 これまでは更新作業にかなり手間取っていましたが、既成の無料ブログサービスを使うと、何のストレスもなく更新できることが分かりました。そこでこのホームページをブログとして継続してみることにしました。現時点では未だ試行段階ですが、細かな編集はスマホでは困難なものの広告も少なく入門用としては優れています。
 なお、現ホームページは2ヶ月に一度の更新手続きを怠ると即削除されてしまうので、いずれは廃止する予定です。ブログとして残す作業もしていますが、2025ページもあるのでかなりの期間を要します。

 ブログのアドレスは以下に載せてあります。また、かなり前からツイッターも運営しているので覗いてみて下さい。
2026a

ブログ:「安芸の小京都 竹原アルバム」

ツイッター:「安芸の小京都 竹原(@takehra_photo)」

※検索する場合は以下のキーワードで試みてください。

 ・安芸の小京都 竹原アルバム
 ・takehara_photo

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