安芸の小京都 竹原アルバム

このブログは私の故郷竹原のディーブな散策アーカイブです。 1996年から続けていた旧ホームページをブログとして継続中。 (ご注意:観光向けではありません)

2022年05月

 雨が降り始めた本日夕方、国道185号線沿いにある「餃子楼大学」の店内に照明が灯っているのが目に留まった。考えてみればここを訪れたことは未だ無い。その理由を考えて見たのだが、どうも店名の「餃子」と「大学」の印象が強いせいか、脳内自動変換で「楼」が省かれ「餃子大学」となって無意識に「ギョウザ専門店」として意識していたようだ。
 看板をよく見れば「中華料理」とあるので、敷居の高い高級店でなければメニューには各種定食やラーメンを含めた中華料理全般があるに違いない。色々と食レポのサイトを探してみると店内の様子やシステムについて詳しく書かれているサイトが見つかった。帰郷してから仕事の休みが日曜と火曜日であることから、散策中に悩むのがリーズナブルな昼食ができる場所。火曜日が定休日のところも多く、人気店には列が出来て並んで待つのは辛い。ここも列ができる人気店のひとつのようだが、火曜日は営業されていることが分ったので昼食に訪れてみたくなった。(2022/05/26撮影)
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 さて「餃子楼大学」はいつ頃から在るのだろうか。身内に聞けば私が高校生だった1970年代には既に存在していたようだ。先ずは蔵出し写真を探ってみると以下の4枚が見つかった。
・2011/12/31撮影(冬季帰省時)
20111231a
・2013/03/22撮影(臨時?帰省時)
20130322a
20130322b
・2018/01/03撮影(冬季帰省時)
20180103a

 興味深いのが2013/03/22撮影の2枚目。現在、店舗右隣りは更地になっているが、当時はここに何かのビルが建っていたことが分る。(更に隣は「和風レストラン白壁/洋菓子シフレ」跡の中国新聞)
 そこで古い町内案内図を確認してみると「餃子楼大学」とその隣の建物は以下となっていた。
  • 昭和55,56年・・・「喫茶 大学」のみ(隣りを含めて)
  • 平成6年・・・「餃子楼大学」と「樋ノ口屋/K&Fイングリッシュアカデミー(おおぎビル)」
  • 平成8,9,10年・・・「餃子楼大学」と「樋ノ口屋(おおぎビル)」
  • 平成13年頃・・・「餃子楼大学」と「ドン・ファン(おおぎビル)」
  • 昨年頃・・・「餃子楼大学」と更地
 興味深いのが昭和時代が「喫茶 大学」であったこと。1970年代頃は喫茶だったのか、「大学」という中華料理店だったのか、それとも喫茶兼中華料理店だったのか・・・・。平成8~10年頃の地図掲載の広告では「餃子楼」と「大学」が区分されているので喫茶だった可能性も高い。
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先ずは店を訪れてみて店主に歴史を訊いてみるのが一番であろう。

 5月22日の夕方、町並み保存地区の区画から抜けて楠通へ出ようとしたら楠神社に提灯が飾られているのを見付けた。もしかしたら祭礼日が近いのか本日なのか?(2022/05/22撮影)
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 先ずは楠神社の正面に廻ってみると、祭礼の飾り付けがされていた。私の記憶では、住吉祭りへ向かう際に祭礼があったような覚えがあるが、蔵出写真(過去に撮った写真の全て)を調べてみると、5月下旬頃に弟からメールで届いた祭礼の写真があり、住吉祭りの際も提灯が飾られていた年に帰省で撮った写真も見つかった。
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 近すぎて楠神社全景が見えないので渡逢橋から撮る。(やはり、神木が写らないと・・)
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 楠通側からの全景を撮る前に、注連縄が張られているのを確認。
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 そしてこれが全景。バッサリと枝(幹)を切られていた時期があったが、立派な神木の姿に元に戻っていた。
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 正面戻って近づいてみると拝殿の中に人影。祭りの準備をされているようであった。
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 神社近隣の窓な貼ってあった祭礼の告知を見付けた。写真をとったのは22日の午後6時過ぎ。午後8時まで祭礼があり、神事は昨日の午後4時であったことが分った。
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 楠神社がある区画(菊寿堂など、保存地区区画外)にも注連縄が張られていた。
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 私の場合は「楠神社」といえば馴染みのあるここなのだが、世間?一般的には忠海町長浜にある巨大な神木(県文化財指定)がそびえ立つ「楠神社」が有名のようだ。どらも「楠神社」なのでそれぞれの地域住民方々との会話では神社違いとなってチグハグとなるのだが、こちらの神社は楠通や掛町では「楠公さん」と親しまれており、長浜や観光的には「楠大明神」と呼ばれているようなので俗名で区別して話せば良いだろう。
 因みに祀られている神様については、『たけはらの神仏を訪ねて』(著:神野勝)によれば「楠公さん」は「楠正成命」と「須佐之男命」で「楠大明神」は「宗像三女神」となっていた。

 酒蔵交流館のはす向かい辺りにカフェができるとの情報を得てはいるのだが、夕方、それがどの辺りのどの建物なのかを確認しに立ち寄ってみた。だが、それらしき様子の建物は見られず・・・・。(2022/05/22撮影)
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 そして、もう開館時刻をとっくに過ぎている酒蔵交流館の前を通り過ぎる際、扉に貼られた見覚えのある真新しいポスターを見付けた。映画『吟ずる者たち』のポスターである。ここ藤井酒造もロケ地として使用されたことから、普段から交流館内や楠通側の藤井酒造玄関口などにポスターが貼られているが、この扉に貼られているのを見たのは今回が初めて。
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 ポスターに近寄って見れば、7月30日に竹原市民館で2回上映されるとのこと。
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 なお、各回上映後に本映画の監督「油谷誠至(あぶらたにせいじ)/竹原市出身」の舞台挨拶が予定されており、市民館ロビーでは撮影風景のパネル展示が行われるとのことだ。

 本上映会についての公式ポスターは、シネマキャラバンの記事「竹原市民館『吟ずる者たち』上映決定!」にも掲載されているので、鑑賞を希望される方や興味ある方はこちらも参照してほしい。本記事によれば、地域上映の初会場が竹原市民館であるようだ。

 昨年、私は西条のフジグランにて先行上映を鑑賞しているが、竹原市民館での本上映会も鑑賞する予定である。西条での上映中に竹原でのロケ場所がどこかを確認し忘れるほど、三浦仙三郎氏の座右の銘「百試千改」の世界に惹き込まれてしまっていた。市民館での鑑賞では竹原ロケ場所の確認も忘れないようにしたい。
 映画鑑賞の他に目的がひとつ、竹原市民館の大ホールを訪れるのは約40年ぶり、成人式や親戚の子のピアノ発表会ぐらいしか訪れる機会がこれまで無かったので大ホールに堂々と入れるのも楽しみである。

 楠通の藤井酒造の近くにある仙場神社。その祠の右壁面に鎮座する地蔵様がある。愛読書『たけはらの神仏を訪ねて』(著:神野勝)によれば仙場神社については、この地域住民が五穀豊穣と生活の安定を願って昭和5年(1930年)に建立。祭礼は10月16日で最盛期には素人芝居が行われていたらしい。
 そしてこの「神社」の祠横側に小祠があるとの所見も書かれており、その小祠の俗称は「吊り棚地蔵」。掲載写真ではそれぞれの祠しか写されてはおらず、小祠については創建年や由緒については掲載なし。
 ある意味、神社の拝殿の壁に地蔵尊の祠がくっついている?という珍しい形態。どうしてもこれが気になって仕方なかったので「実物」を確かめに楠通を訪れてみた。(2022/05/22撮影)

 これが仙場神社。鳥居や狛犬&獅子などは無く、小さな拝殿とその奥の本殿が結合したスタイル。元々、この地域が通称「仙場(せんば)」と呼ばれていたことから「仙場神社」と名付けられたのであろう。祀られている御神体は「軻遇突智神(かぐつちのかみ)」で御利益は「家内安全」。
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 格子扉が開いて御神体が拝見できるのは祭礼時だけなのか・・・。
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 そして目的の「吊り棚地蔵」は?掲載写真から推測すれば、どうやらこれ(黄色矢印)らしい。
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 狭い路地に入ってみると、仙場神社の拝殿と本殿の接合部の波トタンに「吊り棚」として小祠が取り付けられていた。
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 小祠の中には一体の地蔵尊、真新しい生花が供えられており、「吊り棚地蔵」への信仰心の篤い地域住民がおられることが分った。もしかしたらこの狭い路地は私有地だったのかもしれない・・・。
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 仙場神社と吊り棚地蔵についての「由緒」などについて、古くから楠通に住まわれている知人に機会があれば訊いてみたい。何となくだが「そげ~な地蔵さんがあるん?ここは長が~けど知らんかった~」となりそうではあるが・・・。

 5月5日のブログ記事で初めて紹介した「インスタ映えスポット!?幸せのハートの風車(かざぐるま)」では、諸々の事情?で短い動画しか撮影ができなかった。長い時間の動画を撮るためには以下の条件が全て揃わなければならない。
  • 陽当たりのよい好天である
  • 時折り、風車が軽く回る程度の心地よい風が吹く
  • 撮影場所が長時間独占できる観光客が帰った時間帯
  • 2時間程度ここに居座れる暇がある日曜日
 そしてその条件が全て整ったのが本日の夕方であった。(2022/05/22撮影)
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 しめしめ、誰も居ない・・・・。
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 三脚にカメラをセットして撮影開始・・・。だが、殆ど風が吹いてくれない・・・。
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 朝日山に陽が傾き始めると、回ってくれる風ぐるまの数も増えてきた。
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 後ろ側からも撮影してみた。
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 撮影時間の目標は1時間程度。既に17時を少し過ぎていたが、町並み保存地区を散策する観光客は10人以上見かけた。この時間帯にこの場所を訪れる観光客も数名、その都度、観光の邪魔にならないようカメラを片付けて場所を譲った。動画がツギハギとなってしまったが、満足のゆく動画が撮れたので youtube へアップしたが、なかなか心地よく回ってはくれないので、気が短い方は倍速で再生してみてほしい。

安芸の小京都 竹原 046 幸せのハートの風ぐるま~長尺篇~(2022 05 22)

 これをスマホで撮った動画を見せ合っていた観光客は「これパズドラみたい!」と喜んでいた。そう言われれば確かにそうだ!満員の通勤電車で隣り合わせた客が息をするのを忘れてスマホの画面を激しく擦っていた懐かしい光景が浮かんだ。片道2時間の電車通勤を毎日していた定年までの約3年間、もしも今であれば自宅からリモートワークできていたに違いない。

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