普明閣の御堂の格子から中を覗いたことがあるだろうか?普明閣の御本尊は眼下の守護堂(収納庫)へ安置されているので不在のまま。しかし、中央奥には仏様ではなく神社本殿の御神体のような銅鏡が祀られていることから写真撮影は控えてきた。そして上へ目をやると鮮やかで繊細なタッチの絵画が奉納されているのを見つけて2013年に初めて撮影。あれから10年以上経過したことから改めて格子越しに中を覗いて奉納画を撮影してみた。(2023//11/07撮影)

 これがその奉納画(右側の額)。正確には「奉献画」である。
#01

 この格子戸から中を覗くと右上に献奉画と正面に御神体?がある。以前には賽銭箱と半鐘から紐が吊るされていたが、いつのまにか撤去されていた。
#05

 
 その献奉画がこれである。朱色で後から書かれた「献奉」の文字が少々不気味。描かれた場所が竹原か否かは未だ特定できていない。
 この絵画、当初は描かれている場所が普明閣の境内かと思っていたのだが、拡大してみると水際付近のようで違うようだ。 西方寺の住職の話では先代住職の時代から既に飾られていたとのことで、 いつ頃のものか、何処が描かれ誰からの奉献なのかは全く分からないとのこと。
 一見、絵の雰囲気はかなり古い時代を感じさせるのだが、着物を着た女性が持つ傘が「蛇の目」ではなく洋傘に見える。 また、遠近法が使われていることから確実に江戸時代より後で、「奉献」の文字が右から左に書かれていることから昭和初期以前のものと推測される。(今年の調査報告会に出席できていたら特定できたかも・・・)
#02a

 ちなみに10年前頃に撮影したのがこれ。当時使っていたカメラ&レンズとの差で色合いや解像度が異なる。(2013/01/03撮影)
#03

-以上-