今年の3月に開催された「障壁画プロジェクト」の3作品だが、障壁画完成披露展で鑑賞したのは無料開放の旧上吉井邸に展示されていた襖絵「竹原神明図」のみ。他の2作品である屏風絵「祝福の小径」と「竹原波涛図」は旧松阪邸内(入場料300円)であったが、5月の「竹まつり」では「竹原波涛図」が頼惟清邸に臨時展示されていたので鑑賞することができた。(2024//05/03撮影)

 これが頼惟清邸の奥座敷に展示されていた屏風絵「竹原波涛図」。ちなみな「波涛(はとう)」とは単に「大波」を意味するようだが、竹原沖の瀬戸内海の波であることから何かの例えや含みがありそうだ。
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 普段は NIPPONIA HOTEL竹原製塩町に展示されているのだろうか。床浦(宮床)、長浜、的場と吉名の海岸をモチーフに、日の出から日没までの瀬戸内海の時間の流れが屏風4枚に分けて表現されている。
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 屏風の下に飾られている4種のオブジェも作品である。
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 作者と作品についての詳細は以下のプレートを参照。
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 本作品においては作者が波打ち際を端から端まで素足で歩いた音と、竹の葉による波の擬音が流れているとの解説が書かれていたのを鑑賞時に見落としてしまった。頼惟清邸での展示当時に流れていたのか否かは、今となっては邸内は極めて静かだったような気がする・・・との記憶しかない。

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