和風建造物があふれる町並み保存地区エリア内で明治大正ロマン臭を漂わせているのが歴史民族資料館とこの元旅館であった妙見邸(みょうけんてい)ではなかろうか。歴史民族資料館はそれなりの補修と「化粧」が施されているので映画のセット臭が混ざっていそうだが、いらわれていない妙見邸は明治大正ロマンのリアル臭がプンプン溢れる唯一の建造物といえる。角の壁に「Cafe青」の看板があるのでここを喫茶店と勘違したまま帰られた観光客もいそうだが、このランプが醸し出す雰囲気が「ここが喫茶店のハズ」を増幅している。また、亀をモチーフにしたレリーフが「のハズ」にフィルターをかけているのだ。どこが入口なのか探しまわる観光客が土蔵への矢印に気付くまで少々時間がかかっていそうだ。

撮影月日:2015.12.31/2016.01.01
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撮影月日:2015.05.03
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撮影月日:2015.01.01
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撮影月日:2014.08.10
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