昨日、知人から「ベンチに座って海が眺められる的場山の新しい広場へ行ってきた。」との話を聞いた。私が7月に的場山の三鬼神社を訪れた時には鬱蒼として海どころか周囲が樹々しか見えないベンチが登山道の途中と山頂近くに有ったが、どちらも新しい広場ではなく、1998年に初めて訪れた時には既に在った広場とベンチだった。もしかしたら茂っていた樹々が落葉したか景観改善のために伐採されたかで視界が良くなった可能性もある。これは確かめなければと仕事が休みの本日、早速、的場山を再訪することにした。(2020/12/08撮影)

 的場海水浴場に到着すると平日のせいか訪問客は殆どいない。的場山へ登るため渚橋に車を停めて石段へ。
#01
 前回訪れた時とは何だか雰囲気が違っている。「三鬼神社入口」の看板の上にハートマークと「こいのさんぽみち」の看板が追加されていたのである。
#02
 ゴールまで111mなのか、散歩道が111mあるのか?三鬼神社までは300m以上は有るので、神社とは別ルートなのか、途中なのか、これも確かめながら山頂付近にあるらしい「新しい広場のベンチ」を探すことにした。
#03
 最初の石段を上がると、7月に雑草を踏みながら歩いた道がスッキリと刈り込まれ清掃されていた。
#04
 更に先へ進んでも草が生えていない。どうやら荒れていた神社までの道までキレイに整備されたようである。竹原市が専門業者へ発注したのだろうが大変な作業だったに違いない。遠くからチェーンソウのエンジン音が聞こえており、どこかで伐採作業が進行中のようだ。
#05
 途中から的場の砂浜がチラリと見えたのは7月と変わらないが・・・
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 この木の辺りは視界が開けているように感じた。
#08
 神社まで350m。
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 ここも見違えるほどに整備されていた。
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 途中の紅葉も素晴らしい。
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 次の石段もスッキリ。7月の記事と比べて見て欲しい。
#14
 石段を上がると1998年に訪れた時に見付けたベンチのある広場があるのだが、今年7月の状態は荒れ果てていたので写真掲載は割愛していた。・・が、今回はキレイになっており、もしかしたら知人が訪れた広場とはココかもしれない。道標「ちょっと、ひとやすみべんち」が立てられており、海が眺められるベンチの可能性大!
#15
 振り向くと道標には「111mロード こいのさんぽみち」のまま。散歩道は神社と同じ方向になっている。
#16
 広場が開けてきた。
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 敷き詰められた枯葉がふるものの7月とは比べ物にならない程の整備。
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 だが・・・海が眺められる程のベンチはどこにも無かった。
#19
 どうやら目的のベンチはここではなさそうだ。ならば次は神社下の広場のベンチへ。
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 この石段上に神社への境界柱がある。
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 「かいだんあがってもうすぐ」 散歩道はこの先らしい。
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 ここを潜るのはいつも緊張する。
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 あと93mで神社だが、散歩道は未だ先のようだ。
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 神社の鳥居が見えた。
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 どうやら神社とは違う方向に散歩道が有るらしい。
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 そしてここが神社下の広場とベンチ。だがこのベンチからも海が眺められる程では無かった。
#29
 7月は神社の境内からも殆ど海が見えなかったが、今回は樹々が伐採されて視界が開けているかもしれない。神社への参拝は後回しにして「海が眺められる広場のベンチ」を求めて先へ。
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 広場の南端に「そいのさんぽみち 111m入口」の看板発見!
#31
 ここから111m区間が「こいのさんぽみち」らしい。
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 あと55m。
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 何やら巨大なハートがある広場が。その向こうには瀬戸内海の気配。
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 おお!!ここが「海が眺められる広場のベンチ」に違いない。
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 下を見ると的場の突堤が見える。
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 ここに恋のカップルが座って顔出しハート看板で写真を撮るベンチのようだ。幸い誰も居なかったので瀬戸で買ったサンドイッチとコーヒーで海を眺めながら昼食。
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 サインペンも用意されており、この看板の裏に記念のメッセージを残せるようだ。全てを読んでみたところ11月27日にはこのベンチが出来ていたようだ。(拡大して読んで欲しい)
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 紅い竹のハート越しの海をバックに写真が撮れる。
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 それではここで瀬戸内海とフェリーの往来を小一時間撮影。ガスっているので満足のゆく写真は撮れなかったが、真冬ならきれいな写真が撮れそうだ。
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 突堤の釣り人ならクッキリ撮れるが・・。
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 眺望改善のため樹々か伐採されているのが分る。
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 以下は、散歩道の途中や下側の広場、登山道の途中から撮ってみた写真の抜粋である。

先ずは散歩道途中から高崎洞門。
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 ・・と的場公園。
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 下の広場の樹々の隙間から三井方面。
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 登山道の途中から的場公園と砂浜。
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 この「こいのさんぽみち」の終点にあった広場とベンチを知人はどのようにして知ったのだろうか。竹原市の広報やツイートを見逃したのかもしれない。他にも「さっき、出川が充電しに海の駅に寄っていた」とか「朝の火事は××の横だ」とか濃い情報のやり取りの早さには驚いている。