カープ列車が到着するのを忠海駅ホームで待っていたら、跨線橋の階段面にウサギの写真を見つけた。(2021/04/27撮影)
#01
 階段コンクリート面に直接描かれていたのか、シールが板状の写真が貼られていたのかを近寄って確認したかったのだが、長らく使われていそうにない向こう側ホーム(タクボ精機側)へ渡る橋から漂う「廃墟臭」が感じられて尻込みしてしまった。
 これまで何度も呉線を利用して帰省してきたが、この跨線橋を渡っている人や向こう側ホームでの乗降客は一度も見たことは無い。線路上面が錆びたままなので列車は走っては無さそうである。使えないならロープか何かが張られていてもおかしくないので、もしかしたら頻度は少ないが利用されているのかもしれない。
#02
 このウサギの写真、どこかの何かで見た憶えがあるのだが思い出せない。色褪せ具合からかなり前から描かれていたようなのだが、ウサギの下側に英語で「 Welcome to Tadanoumi st. Nice to see you! 」と書かれているので外国人観光客で賑わっていた数年前頃のものと思われる。聴きなれた「meet」ではなく「see」なので「はじめまして・・」ではなく再訪客や常連客への「また会えて・・」のように感じられるが、どちらにしてもこの階段を上って忠海港へは行けないことから、ホームから改札へ出る際に「チラッ」と見えるポースター的なものであろう。


★おまけ★
 跨線橋上から撮られたタクボ精機側ホームから跨線橋を渡って改札口へ向かう忠高生徒たち。モノクロなので分からないが通学時間帯は湘南色(緑と橙色)の6両編成だったと記憶。(1978年忠海高校卒業アルバムより)
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