仁賀町の集会所「梅王館(ばいおうかん)」付近。「仁賀れんげまつり」が仁賀ダム完成によってその役目?を終えたことから、この辺りを散策することは殆どなくなった。今回は、梅王館向いの賀茂川沿いに車を停めて周辺の変化や新たに見付けたものを撮り納めておくことにした。(2021/07/27撮影)

 これが「仁賀れんげまつり」が行われていた仁賀町の集会所「梅王館」である。
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 まつりが開催されていた20年前当時と比べて建物が傷んでいない気がするが比較写真が見つからず。
以下は2001年の「れんげまつり」にて露店が並ぶ梅王館の玄関前である。(2001/04/29撮影)
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 梅王館から賀茂川の少し下流へ移動すると、のどかな田園風景の中に「おいしい仁賀の米」の看板を見つけた。
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 その西側にのガレージ左壁には「仁賀れんげまつり 4月末日曜日」が書かれたままになっている。
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 竹原の市境に多くある屋根付き看板もまつり当時から残っている。
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 茂った樹々で隠れて「くらし?き?き」としか読めないが、以下の2001年当時の写真にて「くらしいきいき」だったことが分かった。驚くことに看板横に植えられていた木が20年経ち看板を隠していたのである。当時の看板裏に停められていた軽トラは現在も木陰に見えるが、納屋らしき建物は消滅していた。(2001/04/29撮影)
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 今回見付けたのが川向こうの祠。祠の中はどう見ても地蔵様ではない。愛読書「たけはらの神仏を訪ねて」(神谷勝著)によると大雨で流れ来た七福神2神を川岸に祀った「恵比寿神社」とのことであった。
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 祠の中を画像処理にて見え易くしたところ、寿老人と恵比寿様の右半身が確認できた。
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 最後に賀茂川の堤防(法面保護)ブロックに描かれたペイント・アートの移り変わりを紹介しよう。現在は「龍神」が描かれているが、よく見るとこれは2代目であった。
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 分割したズーム写真も撮っておいたので、先ずは龍の角がフレームアウトしており、浮かぶ雲や樹々に宿る「精霊?妖精?妖怪?」らしき童が描かれている事、鳥か怪物なのか確認できないUMAや、川面には岩が覗いていることを覚えておいて欲しい。
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 以下は2004年当時に撮った同場所の「龍神」である。龍の角が描かれており、ガッチリと爪の指で岩を掴んでいる。浮かぶ雲や精霊?なとばなく、川面の岩は樹々だったことが分かる。(2004/05/04撮影)
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 更に過去へ遡ると「龍神」の前は「トトロ」が描かれていた。以下は初めて撮った「トトロ」の写真であるが、今改めて写真を見てこの画が仁賀ダムと鹿、仁賀ダムの下流で水遊びをするトトロと小トトロであることに気が付いた。(1999/08/03撮影)
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 その後の「仁賀れんげまつり」にて撮った「仁賀のトトロ」である。(2001/04/29撮影) 
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 これが「龍神」へ描き変えられた経緯と時期は分かっていない。