黒浜区(現在は港町一丁目)の国道185号線歩道沿いにレトロな看板が2階軒下に掛けてある商店がある。看板は正方形の板2枚で1枚目の「船」は読めるのだが2枚目が消えかけてしまって読めない。何となく「屋」のような気もするのだが「船屋」だとすると、船が係留できる海に面した1階と作業場や居間がある2階の構造をした家屋を意味することになる。国道ができる前は海に面していた可能性も有りうるが、家屋の構造自体を商店の看板に掲げることは稀であり、どうにも「船屋」ではしっくりこないのだ。
そこで思い出したのが最近見付けた新聞広告に混ざっていた古い住宅地図。昭和56年版にて黒浜区の家並みを探して見ると南側から「黒川酒店」「新谷サイクル」「木地船具」が見つかった。この地図のおかげて解決、「船屋」ではなく「船具」ならば納得である。(2022/02/27撮影)
手持ちの平成版地図では「木地商店」と書かれているが、昭和版では「木地船具」。ネット検索では「医療器械・器具」の取扱店一覧にて「木地船具店」が見つかった。(デオデオやイマイチなどもあり医療器械器具に限らないようだ)
これが歩道から見上げた軒下にある看板。「船」は読めるが、もう1枚は上部分しか分からない。
色々と画像処理を施してみたが、言われてみれば「具」に見えなくもない。
では「船具」とはどのようなものであろうか・・・。船に用いる器具、舵 、櫂、帆柱、碇、綱、船員の日用品などの「船で扱う全ての品物」を扱う商店で、読みは「ふなぐ」や「せんぐ」のようである。このレトロ看板、最初に撮ったのは2017年のGWの頃だったが、雨風と西日に晒されて徐々に読みづらくなっている。(2017/05/04撮影)
-以上-
そこで思い出したのが最近見付けた新聞広告に混ざっていた古い住宅地図。昭和56年版にて黒浜区の家並みを探して見ると南側から「黒川酒店」「新谷サイクル」「木地船具」が見つかった。この地図のおかげて解決、「船屋」ではなく「船具」ならば納得である。(2022/02/27撮影)
手持ちの平成版地図では「木地商店」と書かれているが、昭和版では「木地船具」。ネット検索では「医療器械・器具」の取扱店一覧にて「木地船具店」が見つかった。(デオデオやイマイチなどもあり医療器械器具に限らないようだ)
これが歩道から見上げた軒下にある看板。「船」は読めるが、もう1枚は上部分しか分からない。
色々と画像処理を施してみたが、言われてみれば「具」に見えなくもない。
では「船具」とはどのようなものであろうか・・・。船に用いる器具、舵 、櫂、帆柱、碇、綱、船員の日用品などの「船で扱う全ての品物」を扱う商店で、読みは「ふなぐ」や「せんぐ」のようである。このレトロ看板、最初に撮ったのは2017年のGWの頃だったが、雨風と西日に晒されて徐々に読みづらくなっている。(2017/05/04撮影)
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