安芸の小京都 竹原アルバム

このブログは私の故郷竹原のディーブな散策アーカイブです。 1996年から続けていた旧ホームページをブログとして継続中。 (ご注意:観光向けではありません)

 昨年末から今年の3月末まで行われていた森川邸の修理工事(正式名:竹原市指定文化財 旧森川家住宅離れ座敷保存修理工事(第1期))だが、現在は続く第2期の工事が行われている。先月頃から離れ座敷側の白いフェンスが撤去されて工事の様子が見えており、奥座敷の床下と礎の間に多数のジャッキが取り付けられていた。これは遠い昔に竹原の何処かの家屋で視た光景。家屋を解体することなく別な場所へ平行移動させる「曳家(ひきや)」の準備施工である。(2024/07/23,25撮影)

 そして「住吉祭」が終った今週始め、森川邸の路地を通っていたら違和感。
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 円山医院との道路の幅員が妙に狭く感じた。
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 これまでフェンス奥に建っていた離れ座敷が路肩まで迫り出していた。
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 路上から見える中の様子は、元々、離れ座敷が建っていた礎のみ。
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 やはり「曳家」であった。離れ座敷はここに建っていた。家屋全体が斜め横へスライドされていた。
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 農協側からも再確認。
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 塀と溝が有った位置を越えて路面脇まで迫り出している。
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 本日は「幅員減少」の看板が取り付けられていた。
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 離れ座敷の全体写真は探し出せなかったが、修理工事で撤去された塀と溝があった時の写真と比べて欲しい。(2019/10/20撮影)
20191020a

 迫り出した離れ座敷の家屋は、礎の修理を終えた後に元の場所へ曳き戻されるであろう。

-以上-

 北崎から大石方面への旧道沿いにそびえ立つ高石台に座る地蔵尊。これまで何度か撮影しているが、高石台の周囲にも小地蔵が複数あり、本来ならば地蔵堂内に鎮座すべきでなのに野晒し状態。今更ながらその違和感に気付いて『たけはらの神仏を訪ねて/著:神野勝』を調べてみると、その謂れについて書かれていた。(2024/07/09撮影)
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 地蔵尊の場所は北崎の流通センターから山沿いの道を東幼稚園方面へ向かう中程である。
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 地蔵尊の高さは2mを越える程で・・・
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 周囲には数体の小地蔵が無造作に置かれており・・・
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 今回、撮った写真を見て初めて気付いたことが赤子を抱えていたこと。
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 正式名は「八鹿地蔵大菩薩」。
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 建立年は明治頃?
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 上書籍に書かれた「大石地蔵」の謂れは以下(原文)である。

 四国金毘羅宮の祭神と元夫婦であったらしく、琴平より大きな社を建立すれば一緒になるが小社となるならば、このままで社はいらないこの場に座す。

 なんとも主語が難解な解説であるが、地蔵堂(小社)が建てられていないのは、この場へ琴平よりも大きな社を(誰が?)建ててくれなかったので野晒しのままでよし・・・であろうか。そして、祭神と菩薩が元夫婦であったことも更に不思議な謂れである。ここ大石に夫婦だった頃よりも豪華な大御殿を建ててくれるなら復縁してあげるが、そうでないならホームレスのままで暮らす、それも赤子を抱えたままで・・・だ。

-以上-

 「住吉祭」2日目の昼、保存地区の最北端にある「根古屋」から小路経由で「茶寮一会」へ。だがここも満席だったので更に南下して最南端の飲食店「tabenomi sumicco」を13時過ぎに訪れた。しかし、ここもテーブル席と座敷席が満席で空いていたL字型カウンター席(4人掛け)にて落ち着くことにした。前回、ここを初ランチで訪れたのは「竹まつり」の翌日だった。(2024/07/21撮影)
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 住吉神社の氏神エリアなのか、竹鶴酒造から先の軒先には「住吉祭」の注連縄が張られていた。
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 「sumicco」を目指して更に南下。竹鶴酒造から先には観光客の姿なし。
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 「ぎゃらりい梅谷」にも寄ってみたかったが、ランチタイム14時を過ぎると夕方までは準備中となるので急ぐ。
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 暖簾があるので営業中。向いの「風土」は竹高野球部への応援なのか閉まっていた。
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 ランチメニューはオープン当時から2種だが、各内容は以前とは変っているようだ。さすがに今回は祝いでも何でもない通常のランチなので安価なパスタを選択。
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 外気と比べて店内は強烈に涼しい・・・。 
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 ラストオーダーの13-時半まであと20分。この後に「茶寮一会」で「かき氷」を予定していたので別オーダーのドリンクは注文しなかったが、グラスに注がれた「お冷」は3杯も飲んでしまった。

 先ずはバルサミコス・ソースのかかったサラダと皿の隅っこに1枚スライスのフォカッチャ。
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 そして「フレッシュトマトとバジルのパスタ」(1530円)がこれ。
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 満席だったテーブル席と座敷席の客も徐々にハケて、食事を終えた頃には14時を過ぎていた。店外へ出ると「CLOSED」の看板が出されていた。満腹感はあるが腹八分なので続いて次は「かき氷」を食べに保存地区を北へ戻った。
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-以上-

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