撮影月日:2012.01.02
やはりここを訪れないわけにはゆくまい・・。 鎮海山は竹小時代によく遊んでいた所である。 どこから登ってどこを通って山頂辺りまで辿り着いたかは全く覚えていないが、 道らしき道は無かった記憶はハッキリしている。 急な坂を木の枝や幹にしがみつきながら葉っぱで滑るのをふんばっていた。 鉄砲水で本殿が跡形も無くなった磯宮神社の裏あたりまで友達と「探検ごっこ」をしていたのである。 その頃以来ここを訪れることも全く無く、低すぎた山は記憶から殆ど消えていた。 数年前に山岳会に入っている友人から「鎮海山ハイキングコース」について聞いてコースマップを貰っていたので、 少し気にはなっていたがハイキングに行くなら朝日山のほうが達成度が高いと思っていた。
この鎮海山の頂上にいつのまにか建造物?が造られており幟が見えていたが、これを確認しに行くまでの意欲はわかなかった。 しかし、アニメに登場したことでここを訪れる者が増え始めており、帰省時の1月2日に軽い気持ちで訪れてみようとハイキングコースにトライしたのである。 貞光神社と竹小第一校庭の間にある小吹への坂道を登って200mぐらいで右折、ここから坂が急になり竹薮に囲まれた登山道となる。 87mの山なのでたいしたことはないだろうと思っていたが、足にズシリと尿酸が溜まり始めるのがわかる。 途中から息切れし始め休むこと数回、所要時間は10分もかからなかったが何だか黒滝山への頂上のほうが軽く感じられた。
山頂に到着すると左側にあの「鎮海山 砦」そのままがあった。 既に誰かかが訪れていたら、後から誰かが訪れたら、色々と話がしてみたかったが1時間程度ここで過ごしても誰一人会わなかった。 ここからの景色は予想外に素晴らしく、普明閣からの眺めとは違った趣があった。 遠くには海に浮かぶ契島、眼下には呉線を跨ぐ国道185号線の高架バイパス、三井の煙突、呉線をカタコト走る2両編成の車両も間近に感じられる大パノラマ。
山岳会による看板以外にも説明板が2枚。(画像クリックで説明文表示) 下の貞光神社でも見たような気がするが鎮海山に城があったようだ。 どちらも城に関する説明だが社会科や歴史の本を読んでいるようで年号が多い。 城や神社のイラストかイメージ図をひとつ描いてくれると有り難いのだが・・・。
弁当かおにぎりを買ってここで食べれば良かったのだが、さすがに一旦降りて買いに行くまでの体力はない。 竹薮から山頂までの様子を下に紹介する。 私としては雨の日や夕方には訪れたくないコースである。