安芸の小京都 竹原アルバム

このブログは私の故郷竹原のディーブな散策アーカイブです。 1996年から続けていた旧ホームページをブログとして継続中。 (ご注意:観光向けではありません)

2016年06月

 波も無く穏やかで夕凪のような状態だが、まだ14時過ぎの真冬の竹原港。灯台のある突堤側ではなく的場側からの眺めは灯台付近を行き交うフェリーが逆光でシルエットとなり、波はキラキラときらめいて、空に黒い広島方面へ向かう飛行船。90度右に向くとフェリー乗場に停泊していた「ないすおおさき」と「第五さんよう」が順に出港。こちら側は逆に明るくそのまま昼過ぎの雰囲気。・・・ここに座ってから一時間が経過した。

 実は普明閣の舞台でのんびりと景色を眺めたかったのだが、舞台に座り込む先客が居たので仕方なく譲った。の二重焼をおやつにと3個買っていたのだが、食べる場所に困ったので道の駅の椅子でつまんだころ腹いっぱい。海が見たくなってフェリー乗場の駐車場内にある東屋に寝っ転がっていたのだが、何だか落ち着かない。そこで思い出したのがここ的場山の下、釣り人も観光客もさすがにここまではやってこないのだ。

撮影月日:2015.12.30
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 6月のツイッター情報にてきり屋の後ろに看板があるピルが解体中の画像を見たのだが、「きり屋」本体のピルも解体されたようだが画像は未だ見つかっていない。3月頃の「移転する」との情報では後ろにあったビル跡地へ20m程度シフトすることになるので「移転」というよりは「改築」であろう。この独特の建物「きり屋」本体のピルも解体され、隣の仮店舗で営業中とのことなのだが、仮店舗とはパブかスナックだった「かぐや姫」の看板が有るビルなのだろうか。昭和生まれの世代なら掛町にあった旧店舗へ通ったので「お城」の店舗は「とうとう・・・」の感は無いが、平成生まれで離郷した者であれば「懐かしい建物がまたひとつ消えた・・・」と感じるであろう。移転後にどのような「お城」型の建物になるのかが楽しみだ。

最古の画像は1996年10月だが、現在まで殆ど外観は変わっていない。ざっと探した画像を全て載せてみる。

撮影月日:2015.12.29
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撮影月日:2015.01.01
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撮影月日:2015.08.10
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撮影月日:2014.05.03
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撮影月日:2014.01.02
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撮影月日:2013.08.08
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撮影月日:2013.01.02
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撮影月日:2009.08.02
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撮影月日:2004.05.05
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撮影月日:2003.08.15
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撮影月日:1998.12.31
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撮影月日:1996.10.11(CASIO QV-10による)
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 ここ数年の竹原帰省は飛行機か新幹線の利用のみとなってしまった。それ以前は自家用車で片道900kmを17時間かけて往復する体力と気力があり、竹原着でガソリンを60L満タンにすると帰省最終日には使い切るぐらい市内境界内を巡っていたのだが、新幹線・飛行機となった今では、実家のママチャリが唯一の移動手段なのである。レンタカーも検討したが、現在の竹原市内にはもうレンタカー店は無い。以前に芸南観光で2回借りたことがあったが、帰省シーズンは安い軽自動車が先に予約されてしまっており、半日6000千円車しか残っていなかったことがあった。それも盆暮れ正月時期だと忠海町からわざわざ竹原駅前へ持ち込まれるという不便さ。では、中古で原付とか軽自動車を化っておき、実家に置いておけば・・・というアドバイスも多々あったが、年に10日程度しか乗らないのに税金・バッテリーあがり等を心配するのも面倒なので、自転車でがまんしてきた。その自転車で東は忠海から西は吉名まで、南は的場から北は西野町までをゆっくりと移動。自動車では撮るべき被写体を素通りしてしまうし、停めておく場所も限られるので、地の果てで壊れないメーカー製の電動アシスト自転車がベストなのであろうか。

 その自転車で南から北の移動の最中に傍を流れているのが「賀茂川」なのである。夏やGWは熱くて汗まみれとなり景色どころではないが、冬は風が無く暖かい日向であれば丁度よい気候で「冬の賀茂川」を心地よく眺めることができる。自転車で仁賀町の賀茂川を訪れるのはさすがに無理で、ホテル賀茂川荘のある田万里川との合流地点が起点としてハチの河口までの景色を毎年撮り溜めている。今回はこの起点から竹中のある朝日橋までを撮ったので紹介する。まあ、毎年同じ枯れたススキが広がる風景なのだが、冬は日向と日影とでこんなに雰囲気が異なる。日向の雰囲気は穏やかで暖かく澄んだ水の河原に降りてせせらぎを聞きたくなるような気がするのだが、一方、日影では一変して黒い川面に映りこむ白い空と寒々とする乾いた空気を感じる。賀茂川の河川敷をゆっくりと自転車で走っていると日向と日影が入れ替わったり混ざったりと、人工的な町並み保存地区内では体験できない様々な景色と空気の変化の流れを味わえるのだ。


撮影月日:2016.01.03
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撮影月日:2015.12.30
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購入月日:2016.5.4

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 記念すべき2000ページ目に何を書こうかと悩んだ(迷ったのではない)が、GWに帰れなかったので写真題材も底をつき最後が「かりんとう」となった。

 この「酒粕かりんとう」3種の写真、竹まつり5月4日に「道の駅たけはら」で買ったものらしい。実際に食べたのは左側「まぼろし酒粕」のみで他はこの写真の持ち帰りである。先ずは1本を取り出してカリッとかじってみると「ほんのり酒粕の香り」が鼻から抜け、酒粕が多量に混ぜ込まれているためなのか、普通のかりんとうとは異なった「独特のザラザラ・モチモチ生地感」がある。ザラメがまぶしてあるが甘さは控えめで、この独特の食感が癖になって無意識に次の1本へと続くのである。

 自分で買えは製造元ラベルも必ず撮るのだが、どれがどの蔵元かを聞いただけで、ラベルの撮り忘れに気が付いた時には「まぼろし酒粕」の空き袋はとっくの昔に捨てられてしまっていた。向かって左が中尾醸造の「まぼろし」酒粕入りザラメまぶし、真ん中が藤井酒造の酒粕入り竹炭と黒ゴマ風味、右が竹鶴酒造の酒粕入りで抹茶味であるのだが、なぜ「まぼろし酒粕入り」だけ緑色の銘柄シールが貼られているのかが気になっている。中尾醸造の日本酒には「幻(まぼろし)」と「誠鏡(せいきょう)」の2銘柄があるが、これらの酒粕を混ぜずに「まぼろし」だけを使用しているのであろう。ではその酒粕のグレードは白箱・赤箱・黒箱・桐箱のどれなのかが更に気になるところ。

 この酒粕かりんとうをネットで軽く調べてみたところ、製造は「若竹」で販売は「前川酒店」(通販でも買える)のようである。また、「酒粕かりんとう」にはこの3種の他に三原の酔心山根本店「酔心」の酒粕入りでプレーンタイプのものがある。

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