安芸の小京都 竹原アルバム

このブログは私の故郷竹原のディーブな散策アーカイブです。 1996年から続けていた旧ホームページをブログとして継続中。 (ご注意:観光向けではありません)

2016年08月

 夏季休暇の帰省初日、「きり屋」向かいの「いなばサイクル」で自転車のパンク修理が終わるのを待っていると、竹原駅へ向かう「かぐや姫号」に遭遇。しかし、何だか違和感があり、竹原駅から戻ってくるのを待って撮ったのがこの写真。その違和感は両サイドに描かれた馴染みのある「かぐや姫」が違っていたからだった。バス自体は新型なのだが追加導入なのか「たまゆら」ラッピングを剥がしたものかが分からなかったので、中通車庫を訪れててみたが「かぐや姫号」は全て出払っていて確定できず。その後、twitter でこのナンバー 1603 に該当する「たまゆら」ラッピングは無いとの情報を頂き、追加導入の新型である可能性大となった。
 いつまで「たまゆら」ラッピングが継続されるのか、ずっと今後も残されるのか、旧「かぐや姫」は残るのか、新「かぐや姫」に塗り替えられるのかが興味津々なのだが、今年の冬は竹原帰省できそうにないので twitter で知ることしか出来ないのが辛いところではある。

撮影月日:2016.08.06
2009a
2009b
2009c

 ではこの新「かぐや姫」の正体は?これも twitter で得られた情報なのだが、画家の加藤奏子(Kanako Kato)さんによるものであった。一見、絵本に描かれている「フワフワ・ほわほわ感」のメルヘン画的なのだが、それだけではない「ダリや岡本太郎が醸し出す異様な怪しさ?」が漂う不思議なタッチで、一目見たら忘れられないのである。
 では、この新旧「かぐや姫」を比較してみよう。七宝焼きに例えれば旧が「有線七宝」としたら新は「無線七宝」といった感じである。基本的には旧デザインのモチーフなのだが、70年代アイドルの「麻丘めぐみ」で馴染みのあるお姫様カットではない。十二単と扇子の絵柄は「竹」ではなく、凛々しかった顔は弱々しい感じとなり、黒髪は緑色なのである。一応、満月も描かれてはいるのだが輪郭が無く、あの闇夜のライトで黄色く反射する塗装は継承されているのであろうか。芸陽バスのWEBサイトに「かぐや姫リニューアル」の情報が見つからないのだが、いつ頃からこのナンバー 1603 が走り始めたのだろうか。

2009d

2009e

 GWに帰省できなかった為、ネタ切れとなってしまい更新が滞っていたが、夏季休暇では竹原帰省が8月6日~11日と計11日間滞在できたことから、更新ネタとしては数ヶ月は継続できそう。猛暑でなければもっと沢山市内を巡ることが出来たのだが、さすがに自転車での移動はキツかったので撮った写真は限られたものとなった。また、今年の年末休暇も帰省できそうにないので薄めて1更新1頁となる予定。

 夏季休暇の帰省で、真っ先に確認したかったのが「2002 おもちゃのお城 移転&改築?」の状態であった。隣の「かぐや姫」の空き店舗を使用するのでは?と予想していたが、その通りであった。

 6日は7時羽田発の飛行機で広島空港8時25分着、事前予約していた安全タクシーのリムジン・タクシー(9人乗車)を待っていたのだが、予約しなかったペアが加わって定員1人オーバーとなり、朝の慌しさなのか追加タクシーが出せず、運転手が出発に手間取っていた。結局、2名が乗車を諦めて8人乗車で竹原へ直行。

 実家に着いてから墓参りの準備をして自転車に乗ろうとしたところ後輪の空気が無い。車庫に扇風機を持ち込んで大汗をかきながらパンク修理を始めたのだが、パンクしていた穴の位置がなぜか内側。リムの内側にスポークの付け根をカバーするゴム膜があるはずなのに、パンク穴の位置付近だけ無いのだ。どうやらこれが原因でスポークの末端がチューブに刺さったようで、パッチを貼ればゴム膜代わりとなって一時しのぎにはなりそうだった。しかし、チューブにリング状の突起があり、紙やすりで磨いても平らにならない。なんとかパッチを貼れたが、ゴム糊が劣化しているのか接着力がいつもとは違う。あまりの暑さに我慢ができずチューブをタイヤへ押し込んで空気を入れ、墓参りへ出掛けたが空気は抜けてなさそうであった。目まいがしそうな墓参りを済ませて、熱いサドルを冷やしながら座ると「あれっ?空気が無い・・」、完全には抜けてはいないのでスローなら乗って走ることはできた。パンク修理に手を抜いたせいだが、実家まで戻って再修理はしたくない。墓地から石畳のつなぎ目をガタガタ拾いながら一番近くの自転車へ到着。しかし、店が閉まっており「当分の間閉めます、駅前のいなばサイクルへお願いします」の貼紙。泣きっ面に蜂とはこのことである。本川通りを抜け、あいふるを横切って、マクドナルドのドライブスルーの行列を横目に見ながら、いなばサイクルへ到着。パンク修理をお願いして終わるのを待っている間に、暑さですっかり忘れていた「きり屋の仮店舗」が目の前に待ってくれていた。

 あの「お城」ビルは完全に重機で解体されたところで、予想通り「かぐや姫」の店舗で仮営業されていた。工期は6月から来年7月の1年間のようで、どのような店舗になるのか等のイメージ図は見当たらなかった。また「お城」になるのか否かが楽しみなのだが、形になってきた頃にツイッター等で画像を伝えてくれると有り難い。

 さて、パンク修理だが、やはり貼ったパッチがペロンと剥げていた。糊が劣化していたのと扇風機で強風をあてていたのがまずかったようで、プロの技で完全修復され、欠落していたスポーク末端の保護ゴムも貼ってもらった。パンク修理の際は、ペダルのシャフト調整、後輪アライメント、ブレーキ調整等も行っているとのことで、調整が終わった自転車はペダルを漕がなくてもスイスイ進むようになり、自転車で竹原町内を巡るのが楽になった。

撮影月日:2016.08.06
2008a
2008b
2008c

撮影月日:2016.08.07
2008d

↑このページのトップヘ