平成29年、帰省しなかった正月が明けて暫くして弟から「小早川神社の近くに橋を造っているよ」との情報とこの3枚の画像が送られてきた。実際に現物を見てた訳ではないので「推測」なのだが、これは東洋コルクの武田橋の少し上流の賀茂川に架かる橋であろうか。(2017/5/1 実地確認したところ田園の中の小川と畦道への橋桁であった)このような場所に新たな橋を架けても、渡った先は広大な田園。新たな住宅地になりそうもないし、工業団地ならなおさらである。では一体?何なのか・・・「国道のバイパスかもしれない」ということで、思い出したのが竹原市の都市計画である。Webで検索すると、偶然見つけたのが道路工事の計画らしきラインが描かれた地図。これを小早川神社のあるブロックまで移動すると「あった!!」。これは、神社の向かい辺りの国道432号から賀茂川を渡って、東洋コルクの裏側を貫き、国道がクランクする「大福地橋」を渡った先へ接続するバイパスである。
[橋の北側から]向こう側に見える工場は東洋コルクである。
そのまま都市計画図を載せるのはNGなので、大福地橋のあるブロックと小早川神社のあるブロックを1枚に表現した新たな地図を描いてみたのがこれ。では、なぜここにバイパスを造る必要があるのか。大福地橋自体が古くて狭いせいもあるが、地図を見ての通り、国道432号の大福地橋部分はS字クランクの「シケイン」なのだ。福山・広島ナンバー以外で竹原を訪れた場合に「よそ者がトロトロ走しりょうるけん、つついたろうか」と煽られること多々あるがあるが、見事!!ここを制限速度で減速せずブレーキをかけずにパスしたなら「しもうた地元出身者が帰省して乗っとるの」と車間を開けて認められる。もちろん、なぜ小早川神社の辺りをトロトロ走っていたかは地元民なら納得もする。バイパスができればこの「シケイン」を通らずにパスできることになるのだが、バイパスが完成したら大福地橋の端に新たな信号が設置され、バイパス側が優先となるであろう。よって、「地元出身者が帰省した車」として認められるのは、この先の上条橋の「シケイン」のみとなってしまうのが少々残念だ・・・いや、この都市計画図をもう一度確認してみてほしい。上条橋もバイパスして親耕橋の上流に新たな橋が造られる計画のようだ。(なんと国道432号から照蓮寺までの新道も載っている)