これまでの「超秘境!夫婦淵」と「超秘境!賀茂川最上流端の井堰」の最後となるのが「観音淵」である。観音橋上から井堰を探している時に木々の隙間に見えた「滝」の近くまで行ってみることにした。車を観音橋手前に停めたままでの徒歩による更なる先への冒険?となった。

#01:滝のような場所(2020/07/05撮影)
そして滝のような場所に有ったのが「観音淵」である。そこは観音橋から30m程度先。

#00:観音淵の位置
観音淵には観音堂もあり、その横に説明看板が立てられていた。説明によるとここには清くて深い観音淵と観音堂が有ったのだが昭和20年の洪水で消失。地域の人々が元の場所へ堰を造って観音淵と観音堂を再建したのがここらしい。


#02-03:観音淵と観音堂について(2020/07/05撮影)
この再建された観音堂の向こう側に観音淵があるようで、賀茂川の源流へと更に先へ続く道は、これまでの薄暗い鬱蒼とした道に比べてかなり開けていた。秋に訪れると枯葉で埋まる最高の登山道となるに違いない。ここで車が引き返せる幅となったが、古くて狭い観音橋を渡りたくはなかった。



#04-05,09:観音淵から先の登山道(2020/07/05撮影)
そしてこれが再建された観音淵だ。夫婦淵と比べると透明度はゼロに近い。淵というよりは底なしの沼といえる。水際の近くまで寄りたかったが、あまりの威圧感でこれが限界。




#06-08,10:観音淵(2020/07/05撮影)
淵の傍に有った説明板。観音淵のまつわる奇習(奇妙な風習)についてである。水不足の雨ごいは肥たごで糞を運んで流しいれた。そうすると淵の水神様が怒って雨を降らした。この逸話が書かれた文献は竹原書院図書館へ行けば見つかるだろうか。それとも仁賀に住む人々から聞いた話を書いたものなのか。



#11-13:奇習の説明板(2020/07/05撮影)
観音淵を訪れた元々の目的は「滝」である。滝が有りそうな場所まで戻ってみると観音淵の再建時に造られた「堰」があった。どうやらこの堰から流れ落ちる淵の水が滝になっているようなのだが、堰の上部まで行けても角度が悪く水シブキすら見えなかった。結局、「滝」のように見える場所は観音橋付近から眺めるしか無かったのである。







#14-20:観音淵の堰による滝(2020/07/05撮影)
これで仁賀の賀茂川における「超秘境」は一旦完結。この観音淵から3km程度進むと数々の淵を経て賀茂川の源流に辿り着けるようだが、秋の落ち葉で埋まる季節に徒歩で訪れてみる予定だ有る。タイトルに「超秘境」と書いたがこれは私にとっての「未踏」の場所であり、既に「前人」は多く存在しているようだ。その一例としてネットでは「(竹原市) 賀茂川源流を辿り「かの山」へ」がある。だが仁賀のご本尊的的な団体「賀茂川の源流を守るネットワークにか」については見付けられず。

#03:清流庵にあったマップ(2020/07/05撮影)

#01:滝のような場所(2020/07/05撮影)
そして滝のような場所に有ったのが「観音淵」である。そこは観音橋から30m程度先。

#00:観音淵の位置
観音淵には観音堂もあり、その横に説明看板が立てられていた。説明によるとここには清くて深い観音淵と観音堂が有ったのだが昭和20年の洪水で消失。地域の人々が元の場所へ堰を造って観音淵と観音堂を再建したのがここらしい。


#02-03:観音淵と観音堂について(2020/07/05撮影)
この再建された観音堂の向こう側に観音淵があるようで、賀茂川の源流へと更に先へ続く道は、これまでの薄暗い鬱蒼とした道に比べてかなり開けていた。秋に訪れると枯葉で埋まる最高の登山道となるに違いない。ここで車が引き返せる幅となったが、古くて狭い観音橋を渡りたくはなかった。



#04-05,09:観音淵から先の登山道(2020/07/05撮影)
そしてこれが再建された観音淵だ。夫婦淵と比べると透明度はゼロに近い。淵というよりは底なしの沼といえる。水際の近くまで寄りたかったが、あまりの威圧感でこれが限界。




#06-08,10:観音淵(2020/07/05撮影)
淵の傍に有った説明板。観音淵のまつわる奇習(奇妙な風習)についてである。水不足の雨ごいは肥たごで糞を運んで流しいれた。そうすると淵の水神様が怒って雨を降らした。この逸話が書かれた文献は竹原書院図書館へ行けば見つかるだろうか。それとも仁賀に住む人々から聞いた話を書いたものなのか。



#11-13:奇習の説明板(2020/07/05撮影)
観音淵を訪れた元々の目的は「滝」である。滝が有りそうな場所まで戻ってみると観音淵の再建時に造られた「堰」があった。どうやらこの堰から流れ落ちる淵の水が滝になっているようなのだが、堰の上部まで行けても角度が悪く水シブキすら見えなかった。結局、「滝」のように見える場所は観音橋付近から眺めるしか無かったのである。







#14-20:観音淵の堰による滝(2020/07/05撮影)
これで仁賀の賀茂川における「超秘境」は一旦完結。この観音淵から3km程度進むと数々の淵を経て賀茂川の源流に辿り着けるようだが、秋の落ち葉で埋まる季節に徒歩で訪れてみる予定だ有る。タイトルに「超秘境」と書いたがこれは私にとっての「未踏」の場所であり、既に「前人」は多く存在しているようだ。その一例としてネットでは「(竹原市) 賀茂川源流を辿り「かの山」へ」がある。だが仁賀のご本尊的的な団体「賀茂川の源流を守るネットワークにか」については見付けられず。

#03:清流庵にあったマップ(2020/07/05撮影)