安芸の小京都 竹原アルバム

このブログは私の故郷竹原のディーブな散策アーカイブです。 1996年から続けていた旧ホームページをブログとして継続中。 (ご注意:観光向けではありません)

2021年08月

 的場の突堤から沖を眺めたところ、何となくだが普段とは違った海の色。緑色の具合が少し黄ばんでいるように思えた。真昼なので夕焼けが映り込むワケでもないし、もしかしたら大雨で濁った本川の水が的場沖辺りまで汚しているのであろうか?高い場所からなら海面が確認できるのだが突堤上からでは難しい。
 忠海から戻った際に思い付いたのが、明神の江戸堀に掛けられた明神大橋上からならば内港の海面を少し高い位置から確認できるかも。

 徐々に曇り始めて青空が消えた15時前。明神大橋の頂上から眺めて見たら、明らかに海水が濁っていた。この辺りは普段も薄汚れた緑色ではあるが、ここで茶色の絵の具が着いた絵筆を洗ったような・・・とでも表現すれば良いだろうか。写真画像をWEB掲載向けに補正すると濁り具合が失せるので無加工のままとした。(2021/08/15撮影)
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 何だか仁賀ダムの芙蓉湖の色に近い感じがした。こんな色の内港を見たのは今回が初めてである。
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 江戸堀側の色も内港と同じなので、ここから濁った水は流れ出てはおらず、本川の河口から流れ出ている濁った水が内港の海水と混ざり合った結果、このような中途半端な色になったのであろう。
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 明神大橋へ向かう際に撮った本川の濁り具合はこのような状態であった。
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 巨大水門が開いているので、汚れた水はそのまま内港へ流れ出ている。
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 その汚れた海水が的場沖までゆっくりと流れ出ていたのであろう。

 6月に書いたブログ記事「うさぎの島への玄関口(忠海港)が改装工事中?」では、どのように改装されるのか、そもそもこれが改装工事中なのかも分らない状態であった。あれから2ヶ月が経過した本日、墓参りを済ませた後で的場海岸の突堤に椅子を広げて寛いでいると、的場沖を「竹原港と大久野島を結ぶ定期航路(通称:うさぎの想い出航路)/小型船くれないⅢ」が竹原港へと航行中。これって確か忠海港には寄らない直行便だったような・・・そういえば7月中旬も改装中のようだった忠海港の待合室は今どうなっているのだろうか?・・・ということで椅子を畳んで忠海港まで訪れてみた。(2021/08/15撮影)

 先ずは竹原へ向かう小型船「くれないⅢ」。なぜか忠海港へは寄港しない。
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 次に改装工事前の「うさぎの島への玄関口」としてリニューアルされた忠海港待合室。(2020/06/23撮影)
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 そして一年後には更なる改装工事が始まっていた。(2021/06/21撮影)
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 今回、ここを訪れたら白テントが外されていた。(2021/08/15撮影)
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 大きな違いはホクストンの出店が撤去され、横長の記念撮影スポットに生まれ変わっていた。背面パネルには新たなウサギの写真と市松模様状にロゴが並ぶ、記者会見やインタビューなどによく使われるヤツである。この幅広さなら修学旅行生1クラス分でも写せそうだ。
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 白テントは店舗半分に被せられていたので他にも違いがあるハズ。ビフォタ&アフターを比較してみると、先ずは赤い斜めラインの出入口。この壁にあった「FERRY TICKETS」文字が外されて斜めに切り取られている。(乗船切符の立て看板はそのまま)
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 次に窓の外にあったソテツやケイトウの鉢が置かれたスペースが手摺りと階段のある木製ベンチシートに替わった。物が置けるテーブルはないが、ここに座って手持ちのアイスを食べたり船の到着を待つのに良さそうだ。記念撮影の順番待ちにも使えなくはない。
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 そして最後に掲示物の追加。「うさぎの島もみじ」、「手荷物一時預かり」、「うさぎの島限定ボストンのバターカステラ」、「うさぎの島限定うさぎの島の瀬戸内レモン味イカ天」に中尾醸造株式会社の「誠鏡」が加わった。これも「うさぎの島限定品」があるのだろうか?あった~!この「誠鏡 うさぎの想い出」が竹原の酒店でも販売されているようだ。
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 大久野島を最後に訪れたのは2011年頃だったか・・・未だ「ウサギ島」のようなニックネームが付く前である。爆発的な観光ブームも落ち着いたことから久しぶりに「国民休暇村 大久野島」を訪れてみたいが、今度は日帰りではなく初の宿泊もよいだろう。その前に初めての大崎上島や下島へも訪れてみたい。

 約1年半前に書いたブログ記事(仮運営中)の「梶川玩具店」の店舗と現状を改めて比べてみると、文字看板以外にも異なる部分があることが分かった。

 以下が現状の梶川玩具店店舗なのだが、店舗正面の「梶川玩具店」の看板文字が無くなったことは直ぐに判った。(2021/07/18撮影)
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以下は昨年2月帰省(帰郷準備)時に撮った「梶川玩具店」。黄色いテントの上には未だ「梶川玩具店」が取り付けられている。他に現在との違いでは、その黄色いテントとロール式カーテンが赤いオーニングテントに交換されており、壁のタイルも別な色模様のものに貼り替えられていることが判った。(2020/02/20撮影)
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 これ以外にも何か雰囲気が違うのだが、パッと見ではどうしてもそれが判らなかった。じっくり比べてみると、店舗のサッシ引戸の枚数と形状が異なることに気付いた。店舗正面の開口に6枚あったサッシ引戸が、左右に壁が造られ4枚へとリフォームされていたのである。本写真では判り辛いが、側面壁のトタンも貼り替えられている。だが、これを撮った昨年2月下旬から最近までの間に何度も本川通りを通っているが、リフォーム工事が行われている様子を見ていない。
 昨年に「梶川玩具店」の看板が外されたことに気付いた時は、もしかして廃業されたのでは?と思ったのだが、土日になると近所の子供達が駄菓子を買いに訪れており、ガラス越しに見える店内の陳列にも駄菓子らしきものが並べてある様子がうかがえるので、現在も営業中のようである。

 ちなみに駄菓子屋で思い出深いのは、楠通りにの中程に在った「荒谷商店?」である。ねぶる(舐める)と「スカ」の文字が浮かびあがるクジ、束ねられた紐を引いてスルリと抜けたら「スカ」のクジ、碁盤の目の箱を破ると子供も騙されないような「スカ」のオマケが出てくるクジを何回引いたのだろうか。シガレット菓子、ニッケが入ったハマグリ、コーヒー粉、色寒天が入ったストロー、オレンジ味のガム玉が4つ入った箱、定番のフィリックスガム・・・そのような駄菓子は、現在も未だ何処かに存在しているのだろうか?
 その楠通りに駄菓子屋、アトム手袋作業場、森近製材、藤井写真館の角にタコ焼屋が在った事を憶えておられた人達に出逢えたが、「楠通りにスポーツマンがあった頃は賑やかじゃったんよ~」と聞いて驚いた。

 さて、この梶川玩具店、考えてみればこれまで一度も訪れたことが無い。何となく・・・一度だけ入ったような気もするが、たぶん夢の中での出来事かと思われる。現在も店舗扉には「ご自由にお入り下さい」のプレートが貼られているので、どのような駄菓子が揃っているか、そろそろ勇気を振り絞って「カラカラカラ・・・・」とサッシ扉を開いてみようと思う。

 本日早朝6時過ぎ、豪雨災害の近況を視ようとNHK-Gを選局すると朝のニュース番組をやっていない。撮りだめされたドキュメンタリーが流れていた。もしかしたら「NHK働き方改革」で番組制作スタッフが盆休暇中なのかもしれない。仕方なく民放に変えてみたが、タイミングを申し合わせたようにどの局も同時刻にCMとスポースニュースに芸能ニュースをやっている。ならばEテレではと変えたところ画面にはハングルが・・・。
 昨夜のテレビ特番では西日本が再び未曾有の豪雨災害の恐れがあるとのことだったのに、その最新情報が得られないまま出勤の準備を始めた。そこで思い出したのが昨夜にネットて見つけた竹原市内の河川ライブカメラである。
 特に視たいのは本川の水位(掛町から内港辺り)と賀茂川の荒れ具合(成井地区)なのだが、賀茂川はライブカメラが多数あり、成井では竹中に設置されたカメラから朝日橋の様子を見ることができた。だが、本川については唯一のカメラが宮原の浄念寺の少し下流を撮るカメラのみ。どちらも動画ではなく分単位でのインターバル撮影による静止画で、夜中も赤外線で川面と水位の様子が確認できる。

 今回見つかったか本川と賀茂川の水面が映るライブカメラのサイトが「ライブカメラDB - 広島県竹原市」である。本サイトで紹介されている本川のカメラは、国土交通省によるものらしく「本川下野町ライブカメラ(広島県竹原市下野町)」の画像をクリックすると現在の宮原地区の映像が表示される。また、賀茂川については広島県庁土木建築局河川課(広島県河川防災情報システム)で「賀茂川竹原ライブカメラ」で、同様に画像をクリックすると朝日橋の映像と土手の断面図を使った水位の推移が表示されるので、容易に危険水位へ近づくことを把握できる。
 他のサイトも探したが、「竹原市のライブカメラ一覧~スポットカメラ~」では「道の駅たけはら」でも流れている国土交通省のカメラ映像で国道路面が主であった。

 結局、本川河口付近の様子が映るライブカメラが見つからなかったので、昼食後に本川河口付近を実際に確認しに行ってみた。本日も先月の豪雨と同様に大潮の満潮時近くのようで、榎町辺りは水の流れが滞留中だが、本川橋から先の水位はどうだろうか。(2021/08/13撮影)

 本川橋から日本橋の様子は橋桁裏面まであと50cm程度。
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 内港の係留場所は冠水まで残り50cm程度。
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 この時は満潮でも巨大水門は開かれたままで、加工へ流れ出るゴミ除去施設も稼働していない模様。
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 汐入橋もまだ余裕が残されている。
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 八幡橋辺りも同様。
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 毎災害時にゴミが橋に詰まる中通郵便局辺りは水位半分の激流で、丸太などが多量に流れていたが、楠通裏辺りも水位にはまだ余裕ありのようだ。大潮の満潮時でも簡潔的な大雨であれば、このまま道路冠水はなんとか凌げるかもしれない。

 本川が安全水位でも昼間は賀茂川が危険水位に達していた。夕方には危険水位警報が解除されていたので確認しに行ってみたが、来須地区の桜並木の根元が浸かる部分も所々見られた。
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 竹中カメラから映された状況通り、朝日橋辺りも大丈夫そうであった。
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 竹原の三角州辺りを流れている本川と賀茂川、どちらが一部氾濫しても街中は大惨事となりうる。危険承知でわざわざ川面を確認しに行かなくても水位が確認できる河川監視カメラのサイトが見つかったことは一つの安心材料ではある。本川の危険個所にも国土交通省の暗視可能な監視カメラが追加されると有難い。

6月末のブログ記事「竹原の地酒限定 立飲みスタイル日本酒バー Climat(クリマ)7月30日オープン!」から1ヶ月が少し過ぎた8月の連休明け(仕事は休日)、竹原警察署へ更新した免許を受け取りに行く際に竹原駅前を通ると待望の「Climat(クリマ)」が営業中であった。(2021/08/10撮影)
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 後でちょっと寄ってみようか・・・と一瞬悩んだが、自動車を運転して警察署へ向かう途中。帰宅後に徒歩で再び竹原駅へ・・・だが、店の前から中を覗くと満員状態で入れそうになく今回は見送った。

 解体中の「モード大岡」がそろそろ更地になりそうなのと、このところシャッターが開いたままの「シオタ」が気になって、7月30日に「Climat」が新規オープンすることをすっかり忘れていた。実は前日の8月9日にも営業時間帯に訪れてみたのだが、あいにくの臨時休業だったようで店は閉じられていた。(2021/08/09撮影)
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 完成した店舗のデザインは、右隣りのワインバーと完全統一化。
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 こちらが「STANDING SAKE BAR Climat」。
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 その右隣りが「WINE BAR La passion」。
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 オープン予告の広告では不定休と書かれていた定休日が日曜日に確定。営業時間帯は15:00~24:00で「La passon」と同じ営業日と営業時間帯であった。(電話番号は個別)そして、ここで提供される日本酒も「竹原三蔵限定」で確定である。
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 両店舗の出入口扉には新たに開ける方向矢印と、OPEN/CLOSEDを示す赤いプレートが吊るされていた。
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 自動車通勤なので帰宅途中には立ち寄れないが、ゆっくりと散策しながらならば自宅から歩いて行けない距離でもない。次回の「Climat」に関するブログ記事は、立ち飲みをしに立ち寄れた際のレポートとしたい。

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