安芸の小京都 竹原アルバム

このブログは私の故郷竹原のディーブな散策アーカイブです。 1996年から続けていた旧ホームページをブログとして継続中。 (ご注意:観光向けではありません)

2021年10月

 「アヲハタ 塗るテリーヌ 広島県産牡蠣」をパンに塗って食べると美味しいよ!と友人から聞いていた家内が昨日に買って来たのがこれ。どうやら竹原では「パルティ・フジ」(食品部)でしか見つからなかったらしい。アヲハタと言えば「ジャムやママレード」が全国的にも有名、いや、「ジャムやママレード」の代名詞はアヲハタであろうか。だが、私にとっては、アヲハタと言えば「本社とジャム工場が竹原あるぞ!」である。

 そしてこれが「アヲハタ 塗るテリーヌ 広島県産牡蠣」で、私がこの瓶詰め製品を見たのは初めてである。封を切って開ける前にラベルなどを撮っておいた。(2021/10/30購入)
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 よく見ればラベル上部の周囲に「パンに塗って食べるペースト状のテリーヌ・・・広島産の牡蠣に白ワインを機加えて風味豊かに仕上げました。」と書かれていた。アヲハタのおすすめレシピでは「プレーンオムレツ~広島産牡蠣の風味を添えて~」が紹介されていたが、パンに塗るマーガリンの替わりに牡蠣風味を楽しむもののようだ。
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 毎週土曜日は主にシチューとパン。パンに塗るマーガリンを「アヲハタ 塗るテリーヌ 広島県産牡蠣」に替えてみた。
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 瓶の封を切って蓋を開き、バーターナイフでパンに塗ってみた。このパテ状の練り物・・・フランチレストランでパンに塗って食べたことがあった。確か白い陶器製の器に入った塩味の強い練りポテトで、テリーヌではなくディップとか言われたような記憶がある。
 どんな味か期待しながら塗ったパンを一口食べてみると・・・いきなり口の中に一面に広がる牡蠣特有の香り。塩味が強いのでバターと交互に塗るよう薦められていたが、塩辛さは感じられず、すり潰した牡蠣をそのまま塗って食べてる感じがした。最初は強く感じられた香りは数口目には慣れてきて程良い加減になり、パンに塗りたくなる量も徐々に増してきて言わば「癖になる大人の味」である。これ、パンに限らずクラッカーに塗ってもイケそうなのでは?ストレートのウィスキーを飲みながらのオツマミには最適なのでは。

 この初めての味に十分満足したあとでラベルを読んでいて「おゃ?」と思ったのが「製造所:広島県竹原市竹原町1678-13」である。ジャムやママレードには「忠海町」が記されているのだが「竹原町」は初めてなのでは?この住所は明神の江戸堀沿いにある竹原工場であった。

 例年、多くの観覧客が訪れている「 町並み竹灯り ~たけはら憧憬の路~」、昨年に続いて令和3年度も新型コロナ感染対応のため中止となった。本日は、日曜日に取替中であった「川の竹アーチ」が今晩ライトアップされていないかの確認と、憧憬の路の代替イベントとして開催される「プチ竹灯りイベント」を観るために「酔景の小庭」(住吉橋西詰、一冨士跡向い)まで出かけてみた。
 酒蔵交流館がある中ノ小路の「川」の竹アーチ」は現在も取替作業途中のようで未完成であったので「酔景の小庭」へ向かった。昨年訪れた本川公園での代替イベント「つなごう!竹灯り in 竹原」では三脚を持参せずまともな写真を殆ど残せなかったことから、今回は三脚を使ってセルフタイマ2秒によるカメラに触れずにシャターを開く手ブレ防止操作を試みてみた。(2021/10/30撮影)

 先ずは昼前に「酔景の小庭」前を通った際に撮った写真。未だ準備作業はされていなかった。
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 そして18時過ぎ。住吉神社脇から覗いてみるとライトアップされていた。
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 日の丸寫眞舘の交差点にて住吉橋への横断歩道を渡ってみると、満潮になっていた本川の水面に「竹灯り」がきれいに映っていた。周りには誰も居なかったので隅に三脚を立てて撮影開始。
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 撮り始めた時は自分ひとりだったのに気が付けば左右に撮影者があふれていた。皆さん、吸い寄せられるように水面に映る「竹灯り」を何度も撮っているようだった。横断歩道待ちや住吉橋の歩道が撮影者で通りにくくなってきたので会場側へ移動。この時の人出の状況はこんな感じ。18時半過ぎだったが、ざっと20人程度であった。
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 初めて実物を見ることができた複数の竹筒の中でゆらゆらと明りが灯る光景は感動モノ。
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 わざとらしく「酔景の小庭」の碑を入れての撮影。
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 森川邸門前から観覧客を含めた全景を撮影。
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 ここからは多量に撮った写真の中から抜粋。
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 今回は「憧憬の路」の小規模な代替イベントであったが、私にとってはこの規模でも十分満足のゆく体験であった。このような幻想的なライトアップや仄かに揺らぐ竹灯りの竹筒が並ぶ光景が、これまで何度も町並み保存地区全域で行われていたのかと思うと、これまで全て見逃してきた人生に残念さを感じ、これからの人生で何度でも「生」で観られる機会があることに幸せを感じている。このようなイベントを長年継続されてこられた関係者の方々に感謝したい。

今週の日曜日、古くなった「川の竹アーチ」が撤去されていた中ノ小路の用水路に、新調された「川の竹アーチ」を被せる作業が行われていた。「竹アーチ」が取り替えられるエリアは照蓮寺前の貯水池辺りから藤井酒造裏の酒蔵交流館の先までの広範囲で、割いた竹(竹ひご)が道端に並べられており、用水路の途中までアーチ状に曲げて紐で結った竹ひごでトンネルが途中まで完成していた。あの狭くて浅い用水路内での組み立て作業は大変であったに違いない。(2021/10/24撮影)

 照蓮寺の十字路辺りから・・・ここは完成のようだ。
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 ここはアーチのみ完成。横に渡す3本の竹にアーチ1本1本を結ぶ作業は大変であろう。
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 中ノ小路へ・・・。部材が脇に置かれていた。
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 畷小路の曲がり角手前まで完成していた。
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 ここから先はアーチの取付準備中。
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 酒蔵交流館辺り。
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 竹アーチはこの辺りまでとなる。ライトアップ照明も見えている。
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 端から振り向いてみると、こんなに長い範囲であった。
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 昨年の帰郷後に楽しみにしていたこの時期に開催される「町並み竹灯り~たけはら憧憬の路~」は今年も中止が決定。今回新調されたこの「竹アーチ」は真夜中にライトアップされるであろうから、この大変な取替作業に感謝を込めて明日の夜中に観に行ってみようと思う。

 なお、住吉橋がある広銀跡に造られた「酔景の小庭」にて「プチ竹灯りイベント(市観光協会公式HP告知)」(市ツイート告知)が10月30,31日に開催されることを本日に知った。これは昨年に駅前商店街と本川公園にて開催された「つなごう!竹灯り in 竹原」とは別ものなのだろうか。仕事から帰ったら「酔景の小庭」へも立ち寄ってみよう。これまでの憧憬の路では三脚撮影に対する地元民?からの苦情ツイートがあったが、それを帰郷前に読んでいた私は昨年のプチ開催では手持ちカメラでブレブレの撮影。とうとう愛用カメラの手ブレ補正機能が壊れてしまったので三脚を使いたいのだが許してもらえるだろうか・・・。

10月17日のブログ記事「黒滝山からの眺望(2021年秋)」では詳細過ぎて書かなかった観音堂に設置されている双眼鏡。黒滝山に登った時には、この双眼鏡を覗いて久野島や忠海港を眺めるのだが、そろそろ機能的に限界になりそうである。昨年夏には未だある程度のネバリがあった双眼鏡を上下左右に向ける可動部が、今回はブラブラで首は座らず手を離すと「カクリ」と下を向いてしまう。下に向かないよう手で支えながら操作するので観たい目標物を探すのが大変だった。これまでは接眼レンズにカメラのレンズを当てれば目で覗いたのと同じ写真が容易に撮れていたのだが、今回は位置合わせとレンズ合わせが絶望的であった。(2021/10/17撮影)

 今回はその双眼鏡にフォーカスを当ててみた。この双眼鏡の名称は一般的に「観光用望遠鏡」や「観光用双眼鏡」と呼ばれており、このメーカー「COVAC(株式会社コバック)」では「観光双眼望遠鏡」の製品名であるようだ。ネット検索で公式HPを探したが見つからず、かろうじてここが見つかった。

 設置されているのは観音堂の境内。
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 瀬戸内海を眺めるには最高の双眼鏡なのだが、眼下の忠海港や街並みを眺めるには鉄パイプの手摺りが邪魔になってしまい、特に忠海駅や呉線鉄橋はもろにパイプが遮ってしまう。
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 双眼鏡横には眺望のガイド図があったのだが、いつのまにか剥げてしまっていた。
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 コイン投入装置はコイン泥棒に壊されたのか、無料にするために敢えて解体されたのかは不明。100円玉を投入すると一定時間シャッターが開いていたか可動部(首)のロックが外れたかであろう。この内部の機構(ソレノイドが残っている)から推測するとシャッター時限式かと思われる。
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 難儀をしながらかろうじて撮れた1枚がこの大久野島辺り。
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 1年前はこうだった。(2020/08/09撮影)
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 フェリーがきれいに撮れた。
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 最古の写真(1998/04/27撮影)
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 忠海港の右側突堤辺り。
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 剥がれる前のガイド板。
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 10年前の写真(2011/05/11撮影)
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 大久野島のテニスコート辺り。歩く人も見えていた。
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 二窓の呉線カーブもクッキリ。
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 手が3本無ければレンズが伸び縮するカメラを双眼鏡に当てるのは非常に難しいが、スマホのカメラであれば容易に撮れたもしれない。

 礒宮八幡神社の国道沿い鳥居近くに貼られていた「たけはら里山ハイキング(第17回)」の開催ポスター。昨年も同じ場所に貼られていて気にはなっていたが、いつのまにか忘れてしまっていた。(2021/10/24撮影)
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 本イベントの情報は「ひろしま竹原観光ナビ」のお知らせイベントに詳細が掲載されており、参加者の体力に合わせたコースは3種類(3.8/2.6/2.5km)。どのコースも竹小辺りからバンブー公園までの往復のようだ。立ち寄る場所は鎮海山以外は自分にとっては未踏の地。
 立ち寄る山頂は鎮海山87.9mと鎮ヶ山187.9mで、2度登ったことがある鎮海山の往復はキツかった。先週登った黒滝山は266mで写真を撮りながら往路は約30分かかったが、履いていた靴がブカブカで復路ではつま先が靴先に詰まって痛くなり所々はカニ歩きとなった。もしも里山ハイキングに参加するのであれば、足にピタリと合っていて履き慣れているトレッキングシューズが必要であろう。ハイキングは初体験でもあり準備を考えれば既に遅し・・・の感がしている。


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