安芸の小京都 竹原アルバム

このブログは私の故郷竹原のディーブな散策アーカイブです。 1996年から続けていた旧ホームページをブログとして継続中。 (ご注意:観光向けではありません)

2022年06月

 本日18時から礒宮八幡神社にて「夏越祭」(夏越の大祓いと神事)が開催された。仕事から戻って準備を済ませて自動車で礒宮へ。近い駐車場は満車だったので、少し遠い岡本食料品店向いの狭い駐車場に停めて鳥居を潜った。(2022/06/30撮影)
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 参拝者数は昨年と同じ程度であろうか。手水舎で手と口を清めた後に受付を済ませて先ずは「茅の輪くぐり」へ。
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 数日前に下見に来た時は境内の下までとしたが、茅の輪がある拝殿境内へ上がった。
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 作法に従って正面から潜って左脇を回って正面へ、今度は正面から潜って右脇を回って再び正面へ、そして最後は正面から潜って抜ける「8の字」で辿ることで「無病息災・家内安全」を祈願できる。
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 18時からの神事は拝殿内で厳かに行われる。先ずは神事中にスマホが鳴らないようにマナーモード設定を再確認。18時前に神官からの挨拶と案内があり、神事の参加希望者は拝殿内へ。
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 神事中の撮影(動画のみか?)は禁止されているので写真は撮っていない。立ち見を含めて一般参加者は2,30人程度であっただろうか。今年も・・・祝詞と御祓いなどの儀式が進行中に入口付近から「キンコ~ン」とLINEの音が一度ならず数回聞こえたのが気になって仕方なかった。

 神事は滞りなく終了。続いて拝殿境内で「御焚き上げ」が行われる。受付で予め渡しておいた人形(ひとがた)と車形(くるまがた)を焚くことで、これまでの半年間に心身や車に憑いた厄(わざさい)を祓い、明日からの半年間の無病息災・家内安全を祈願して頂ける。
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 神事が終って数分後に「御焚き上げ」の儀式が始まった。
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 人形と車形を神主が火にくべる「御焚き上げ」の最中は「大祓詞」が何度も唱えられる。神事参加者の受付でもらった袋の中に「大祓詞」が書かれた紙が同封されているので一緒に唱えてみた。「たかまのはらにかむづまります・・・」である。
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 人形・車形の束は数百枚はあっただろうか。全てを焚き上げるまで大祓詞が繰り返されていた。
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 終了後に神主からの挨拶。今年は「秋の例大祭」の開催については触れられなかったので例年通りかもしれない。
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 「夏越祭」全ての儀式がこれで終了。
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 これが受付で頂いたセット?である。
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 袋の中には、「夏越の大祓い」と「茅の輪」の由来についての解説文。礒宮八幡神社の「夏越守護」の御札。「撤饌(てっせん)」(お供え物のお下がり)。「御焚き上げ」時に唱える「大祓詞」の文が入っていた。「ミニ茅の輪」は袋とは別に配られたものである。
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 昨年は入っていなかった「撤饌」は「伊勢茶」であった。神社の総本山である伊勢神宮に因んだ供物であろうか。今年は"いきなり"の猛暑、線状降雨帯による豪雨災害に遭わずに夏から半年間が過ごせるよう祈りながら御茶を頂きたい。

 仁賀ダムができる前からダム湖近くに景観が素晴らしい賀茂川本流区間があり、先週日曜日に動画を撮ろうと訪れた際には川遊びをする家族連れの先客がいた。その微笑ましい光景こそ撮りたかったのだが、いくら撮影の承諾を頂いていても肖像権やプライバシー云々で後ちに問題となる世知辛いご時世。仕方なく人出が少ない平日に再び訪れて人の姿が写り込まない再撮影を行った。(2022/06/28撮影)
 この美観ポイントは仁賀ダム工事の事務所が在った裏の場所。ダムができる前から道幅が広い区間の旧道沿いであり、車で訪れて容易に岩場へ下りられて川遊びができていた。現在はダム湖上流へ賀茂川が流れ込む形態となっているが、岩盤がある川面自体はそのまま残されているようだ。

 多目的広場の駐車場に車を停めて徒歩で護岸に設けられた石段へと向かう。今回は誰もいない。
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 このように川底全体が巨大な岩盤となっている。
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 100m程度上流には堰があって水位が低いので岩盤の上を自由に歩ける。(一部、跳んだり跨いだりは必要)
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 岩盤上を滝のように水が流れ落ちている部分が2ヶ所ある。ここが1カ所目。
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 岩盤の各所にカメラを立てて動画を放置撮影。
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 撮影中は木陰の下に座っていたが、腕の上部面のみ日焼けしてしまった。
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 そしてここが2ヶ所目。
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 この渕から先へは歩いて行けず。左上の道路側にも下りる石段はない。
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 以上の写真を撮った場所にカメラ据えて、一本の動画に編集したものを youtube へ公開した。

安芸の小京都 竹原 049 仁賀の賀茂川清流(2022 06 28)


 各シーンは3~5分程度、最後に停めた自動車から護岸の石段へ向かい、岩盤を移動するシーンも含めておいた。ここは暴れ川の異名をとる仁賀の賀茂川であり、普段はこのような穏やかに見えるが、大雨が降った際には急激に水位が増すので注意が必要である。

 忠海東町の海沿いにある冠崎公園を初めて訪れたのは昨年の9月。この時は茂った植込みに囲まれて景観が遮られていたが、海沿いの高台にある公園であることから、普段はベンチに座って瀬戸内海の大パノラマが眺められるのではと、駅前ローソンで昼食と飲み物を買い、忠海港第2駐車場(アヲハタ・ジャムデッキ向い)に車を停めて徒歩で冠崎へ向かった。
 途中、灯台がある突堤から絶景動画を撮る予定であったが、到着寸前のところで釣り客に突堤を占拠?されてしまい、潮が引いた海岸沿いの岩窟からに撮影場所を変更、準備中に二窓カーブに観光列車が来ることが分って急遽撮影対象を二窓カーブへ変更した。
 そしてその後、改めて冠崎公園を訪れてみたのだが、海側ベンチは相変わらず視界不良のままであった。(2022/06/26撮影)

 高台のベンチに座ると正面はご覧の通り視界不良。
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 左を見ても・・・
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 右を向いてもサッパリの景色。
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 靴を脱いでベンチに立ってみたら大久野島がチラリと見えただけ。
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 仕方なく他に海が見える場所が無いかと遊歩道を歩いていると、坂道沿いの低い植込み部分から立ったままなら瀬戸内海が眺められるポイントを見付けた。

 先ずは多々羅大橋方面。
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 真正面には大三島とその手前の大久野島が見えた。
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 ここならば動画撮影できそうなので三脚を立ててムービーをセッティング。
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 定期船やフェリーの往来を小一時間撮影したが、待っている間に陽射しで日焼け、汗の臭いにひきよせられたのか藪蚊の攻撃にあってしまった。
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 苦労した割には残念な動画となってしまったので冠崎公園から退散。その途中で突堤に立ち寄ると無人状態。
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 灯台下には日影もあるし、ここで撮影しようと急いで向かっていたら・・・
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 大久野島へ向かう最終フェリーが出港してしまった。
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 灯台下から離れていくフェリーが大久野島の桟橋に立ち寄って大三島へ向かう様子を超ズームで撮影。そのあとに定期便(ホワイトフリッパー)が忠海港へ寄港するまでを撮って帰った。
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 以上、冠崎公園の特定スポットからの絶景と、忠海港東防波堤灯台の下から撮ったフェリーや定期便の往来を撮影した動画を youtube へ公開した。

安芸の小京都 竹原 048 冠崎公園・忠海港灯台から眺めた大久野島と小久野島(2022 06 26)


 本日、竹原も梅雨が明けたようなので、夏が過ぎて涼しくなったら黒滝山登山道から頂上までの動画、頂上からの絶景の撮影動画も撮る予定である。今年の「たけはら夏まつり花火大会」は中止、礒宮八幡神社の「秋の例大祭」は現時点では未確定。
 だが、今年は3年ぶりに「たけはら憧憬の路」の開催が決定となったことから、初めて生で観られる「憧憬の路」も動画撮影をしてみたいが、瀬戸内海の大パノラマを撮るような三脚放置はマナー違反となるので手ブレ&ピンボケは必至。
 気が付けば仁賀のホタルも夜中撮影になるので撮らず仕舞い。動画サイトや Instagram などに公開されている優れた竹原関連り動画は、手ブレやピンボケは皆無。殆どがIPhoneで気軽に撮られているようだが、私が持っているデジカメやムービー、Androidスマホは10年以上前のものばかり。現在の撮影機器は素人でもプロ並みに撮れる機能性能がアップしているようだ。あと2年で年金暮らし、もう、そのような高価な機材を揃えることもできないし、徐々に気力・体力・趣味への興味も薄れてしまうのだろうか。

 忠海町東町の灯台から忠海港~大久野島を航行する船舶の動画を撮りに訪れたのだが、灯台がある突堤をタッチの差で釣り人客に取られてしまった。仕方なく防潮堤から海岸沿いへ下りて岩場の日影からの撮影に変更。
 ふと、東側を見ると距離はかなりあるが呉線の絶景スポットである「二窓カーブ」(勝手に命名)が見えたので、JR西日本アプリで列車運行位置を確認すると「観光列車etSETOra」が須波~安芸幸崎の区間にいることが分った。
 ならば、船舶を撮る前に「二窓カーブ」に現れる「etSETOra」を撮ることに予定を変更。暫くすると走行位置が安芸幸崎から忠海の区間へと変った。いつ現れるかと何度も何度も位置を確認するも区間中間に止まったまま。ネットのアクシデントで位置情報が更新されなくなったのではと不安になっていたら、突然、位置が忠海駅の手前へと変った。どうやら海沿い区間で長時間停まっていたか徐行運転していたようで、間も無く「二窓カーブ」にやって来そうだ。
 岩場て待つこと約15分、「二窓カーブ」に「etSETOra」の運転台が見え始めた・・・・が、これまでここでは見たことがない徐行運転。そして気が付いたのが、車窓の真下に海が見えるこの絶景区間、観光乗客へのサービスとして絶景スポット区間で一時停止や徐行運転をしていたに違いないと推測。(2022/06/26撮影)
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 以下は道の駅で入手した「etSETOraで行く瀬戸内列車旅」のパンフレットだが、絶景スポットでの停車や徐行のサービスがあることは書かれてはいなかった。
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 ならばネットでと調べてるとJR西日本の「ニュースリリース 2021/12/24版」(PDF形式)に以下の内容が書かれていた。(以下、抜粋して転記)
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「えっと」せとうちの魅力に溢れた観光列車「etSETOra(エトセトラ)」の運転計画のお知らせについて

 昨年 10 月にデビューした観光列車「etSETOra(エトセトラ)」は、多くのお客様からのご要望にお応えし、10 月 2 日より復路の運行ルートを呉線に変更し、これまで以上に車内で「えっと(多くの)」せとうちの魅力を感じることができる観光列車として、多くのお客様に大変ご好評をいただいております。
 往路では、美しい瀬戸内海の多島美を眺めながらお楽しみいただける絶品スイーツをご用意し、復路では、列車にゆられながら上質なバー空間で、沿線のお酒やおつまみ、またお酒にもあうスイーツをお愉しみいただけます。さらに、往復ともビュースポットでは速度低下や一時停車等、美しい車窓をお楽しみいただくための演出もご用意しております!ぜひこの列車に乗って、えっと(多くの)せとうちの魅力を感じてみませんか
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 これを読んで「etoSETOra」の「eto」が「えっと(いっぱい、もっともっと・・)」であったことを初めて知る。

 このビュースポットとは、以下の地図で示した赤色線区間(安芸幸崎と忠海の中間辺り)と思われる。どうりでいくら待っても普通列車のようには現れなかったハズである。
#02

 地図で示した撮影場所から撮った動画を yoitubeへアップしておいた。観光列車の通過のあとに普通列車が行き来するので、その速度の違いを比べてみて欲しい。
  •  02:03・・・観光列車「etSETOra」が徐行運転で現れる。
  •  04:08・・・普通列車「red wing」が安芸幸崎方面へ通常速度で走行。
  •  09:23・・・普通列車「red wing」が通常速度で現れる。
安芸の小京都 竹原 - 047. 呉線二窓カーブを徐行する観光列車etSETOra(2022.06.26)


 考えてみれば、この「etSETOra」には未だ乗っていない。2020年の運行開始時に竹原駅で「お出迎え式」に参加しただけである。既に旧観光列車「瀬戸内マリンビュー」に何度も乗っているし、乗りたくなれば時期に関わらずいつでも乗れるだろうし、コロナ禍対応をしなくてよくなったら観光客として「二窓カーブ」から海を眺めてみたい。老後資金に余裕があれば豪華寝台列車「瑞風」を予約してみたかったが、竹原が終の棲家となった今、瀬戸内沿いの観光気分を味わうならば「etSETOra」で十分。竹原に生まれていながら、まだ訪れたことが無い大崎上島や下島をフェリーに乗って観光客として自動車で訪れて泊まってみたい。

 本日、忠海の冠崎公園を散策していたら、東町のカラオケ店の扉に「忠海祇園祭」のポスターが貼られていた。(2022/06/26撮影)
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 昨年のポスターと写真が似ているが、祭りの群衆部分は再利用で神輿部分は異なっていた。開催は7月17日(日曜日)で、今年は通常開催なのか?去年と同じく時間縮小なのだろうか?とポスターに書かれた細かい文章を探ってみたら昨年と同じ文言が書かれていた。
 ・・・ということは、昨年と同様の「神事のみ」ということでポスターの写真のような群衆で賑わう規模ではない可能性がある。竹原市観光協会の観光ナビで「忠海祇園祭」を調べてみると「神事のみでの実施」と書かれていた。
昨年同様にポスターには以下の
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08:00 - 神事(弁財天社)
09:00 - 神輿出発(内堀公園へ)  
10:00 - お披露目/ 模範演技(地図★ポイント)
11:00 - お宮入り

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が書かれているのだが、神事のみ実施であれば神輿のお宮入りは行われないのだろうか? 
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 実際の忠海八幡神社の路地を通ってみたが、まだ時期が早かったのか神社の祭りでよく見られる奉納幟は立てられてはいなかった。
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 神輿が弁財天から八幡神社まで練り歩くのであれば観に訪れてみたい。

 余談だが、神輿の担ぎ手が法被に付けている猿の御守りは、忠海町の各家庭にて作られる伝統文化がある。忠海に住む知人の家庭は昨年では約100匹も作られと聞いた。この猿の御守りの名は忠海では「さるぼぼ」と呼ばれており、飛騨高山旅行の土産で貰った「さるぼぼ」と一緒だったので驚いた。この「猿の御守り」は祭りの見物人にも配られることから、弁財天での「神事のみ」であっても見物していれば貰えるかもしれない。昨年の詳細が知人に訊けて忠海町ではない部外者でも見物できそうであれば訪れてみたい。  

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