安芸の小京都 竹原アルバム

このブログは私の故郷竹原のディーブな散策アーカイブです。 1996年から続けていた旧ホームページをブログとして継続中。 (ご注意:観光向けではありません)

2022年06月

 朝日山の山頂から下界を眺めていると、一際目を惹かれるのが広大なメガソーラー発電所。場所は塩町4丁目、オイトコ山がある区画の塩田10番浜跡地であるが、今回はその場所を訪れてみた。

 先ずは朝日山の山頂から見える広大なメガソーラー。その左隣は宅地造成地と思われる。(2022/03/08撮影)
20220308a
 建設中の様子が見られたのは2020~21年頃だったと記憶しているが、それを撮っていなかったのが悔やまれる。朝日山の山頂から撮った建設前の塩田跡はこの1枚ぐらいしか探せなかった。(2011/05/05撮影)
20110505

 敷地沿いに江戸堀まで走ってみたが、地上からではその広大さは感じられない。(2022/05/29撮影)
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 このメガソーラー、名称を確認するのを忘れてしまったので地図などで調べてみたが、どの地図にも名称は書かれておらず、空撮や人工衛星写真は2019年頃の建設前のものばかり。日を改めてフェンスに掛けてあるパネルを確認しに訪れてみたが、道路沿いにトラロープが張られてパネルには近寄れず。(2022/06/07撮影)
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 コンパクト・デジカメの望遠で撮ったので拡大しても粗くて詳細までは読めず。施設名は「WAKO竹原発電所」、所在住所は「竹原市塩町4丁目」、発電電力は「1200.0KW」(1.2メガワット)であることが分った。
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名称の「WAKO竹原発電所」をキーワードにネットを探してみると「WAKO GROUP」のエネルギー開発ビジネスによる施設であることは分ったが、WAKOのメガソーラー運営施設の例には竹原発電所は見当らなかった。

 本来ならば「赤い夕陽に映える煙突」を載せるべきなのだが、それが観られるのは年に数回程度であろうか。それも観られた時に限って撮れない状態か、まともなカメラを持ち合わせていないか・・・である。この日は18時を過ぎてから30分程度まで撮っていたのだが、とうとう「赤い夕陽」にはならずに朝日山へ沈んでしまった。(2022/06/07撮影)

 これが「入梅前」なのかと疑うぐらいに晴れた空。
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 西陽に照らされて煙突の「肌」がテカってはいるものの、いくら待っても期待する「赤い夕陽」になりそうにない、
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 内港桟橋辺りを過ぎるとテカりが見えず完全なシルエット状態。
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 反対側のテカる「肌」が見える場所へと移動。
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 そこで偶然に見つけたのが「三井金属の壁面絵画群」であった。
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 三井の煙突が「赤い夕陽」に照らされてテカっているのを見たのは、最近では3月頃の雨上りの夕刻であった。どうしても撮りたかったのだが、仕事帰りに国道を走っている最中であり、自宅に戻った時には薄暮になってテカりは消えてしまっていた。

 トラットリア・エムの店頭に何だか見覚えのある青色の「幟」を見掛けて引き返した。確かあれは・・・文科省による中学生の職場体験活動推進の幟、その体験を受け入れてくれる団体・事業所などに掲げられている「キャリア・スタート・ウィーク」の幟であった。息子も中学生時代に近所のトヨタのディーラーにて職場体験(2~3人のグループ)をしたのを思い出した。(2022/06/07撮影)
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ここ、イタリアン・レストランでは、どのような職場体験がさせてもらえるのだろうか。料理作りや皿洗い、それとも注文伺いや配膳の来客対応だろうか?これは生徒の競争率が高そうである。
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 エムの路地からぐるりと回って国道沿いに出て見たら中国新聞竹原支局にも幟が立て掛けられていた。新聞支局での職場体験とはどのような業種なのだろうか?販売店であれば新聞配達や広告の綴じ込みがあるが、早朝や夕方の配達となると就学時間外だろうし、昔は手作業であった広告綴じは完全器械化されているであろうから無理そうだ。
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 続いて見付けたのは内港の農薬・肥料・農業資材を販売をされている「株式会社キムラ」であった。ここではどのような業務体験ができるのだろうか。
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 他にも大広苑などでも幟を見掛けたが、竹原市内ではどのような受入団体・事業所があるのだろう。竹中で平成30年に発行された「学校だより」の「直向(ひたむき)」(pdf形式)によると予想をはるかに超えた数であった。

 この「幟」、過去にも撮っていたので探してみた。2010年の夏に撮ったものであるが対象は「竹原市全中学校」であった。今回の「幟」では「竹原市全中学校・義務教育学校」になっており、「竹原市立〇〇学園」の設立に対応していた。

 (2010/08/16撮影)この幟を見付けたのは、たぶん・・・中央幼稚園(中央こども園)であろう。
20100816a

 現実の世界を生徒に体験学習させるには、職場体験の前に就活体験をさせるべきなのだが、競争率の高い団体・事業所を選んだ生徒の絞り込みは、どのようにされているのであろう。さすがにジャンケンやアミダクジでは非現実すぎるだろうし・・・。

 西陽に輝く三井金属の煙突を撮りに行った際に偶然見つけた三井金属の壁面絵画群。帰宅してから届いた「広報たけはら」6月号の裏表紙を見ると、この壁面絵画除幕式(令和4年5月16日)の様子と解説が載っていて驚いた。(2022/06/07撮影)

 場所は三井金属の銅精錬棟沿いの壁面。竹原港から竹原駅方面への一方通行路である。
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 「広報たけはら」に掲載された内容を転記すると・・・・
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 竹原市教育ビジョンに掲げね「地域とともにある学校づくりの推進」の観点から、市内の小・中・義務教育学校ごとに1枚の絵画を制作しました。この度、その絵画が三井金属鉱業株式会社竹原精錬所のご協力により、竹原精錬所の東側壁面(三井会館前)に飾られることとなり、その完成を祝して、5月16日に除幕式が開催されました。
 絵画は、児童・生徒が「後世に残したい竹原の〇〇」をテーマに約1年間かけて制作しました。福田町の電灯行事「獅子太鼓」、町並み保存地区や賀茂川の情景など、どの作品も地域の風景や大切に受け継がれた伝統、文化などが豊かに表現されたものとなっています。
 ぜひ、足を運んでご覧になってください。
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 竹原駅側から全11校の絵画バネルと解説プレートを紹介。
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01.竹原市忠海学園

 大久野島の発電所跡と島内にて野生化したウサギ。
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02.竹原市立吉名学園

 干潮時に陸続きとなる龍島と、吉名名産のジャガイモ畑。
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03.竹原市立賀茂川中学校

 賀茂川中学校沿いに流れる賀茂川、8時20分に鳴らされているのを聴いたことがある鐘など。
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04.竹原市立竹原中学校

 町並み保存地区や竹製風車、大久野島、憧憬の路、バンブー公園の千本桜、お好み焼やブドウ園など。
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05.竹原市立仁賀小学校

 仁賀小の和太鼓やニジマス飼育、ホタルや仁賀ダム湖など。
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06.竹原市立荘野小学校

 荘野小の校舎と家族・地域の方々。
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07.竹原市立東野小学校

 東野小から少し離れた小川に流れ着いて育った神秘的な藤ノ木。
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08.竹原市立竹原西小学校

 「賀茂川の切り抜き」の河口に広がるハチの干潟に生息する希少生物。
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09.竹原市立中通小学校

 中通小裏に鎮座する下賀茂神社。
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10.竹原市立竹原小学校

 塩を運んだ北前船、町並み保存地区、「憧憬の路」の西方寺石段、日の丸写真館など。
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11.竹原市立大乗小学校

 稲生社で厳かに開かれている伝統芸能「福田の獅子舞」。
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 最後に壁面に掛けられている絵画パネルを11~01の順に撮影した写真を紹介。

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 東野町や上条辺りでは既に田植えを終えているが、梅雨に入るこの時期に広大な田園にて田植えが行われるのがここ多井新開周辺である。田園の東西を貫く農道中央からは360度パノラマの水田を眺めることができる。(2022/06/06撮影)

註:多井新開(「おおいしんがい」と読むのかだろうか?「大井」との関係も未確認)

 農道から大井方面(北/呉線と国道185号)の眺め。既に田植えを終えている水田。
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 これから田植えが行われる水田。
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 消防署方面(北東)を眺める。
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 竹原西小学校方面(東)。
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 築地方面(南)。
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 毛木方面(南西)
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 数年前までは360度全てが田園であったが、徐々に廃田が増えてきいいるようだ。その廃田が急激に太陽光発電設備として再利用されつつある。
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 この農道からの眺めは、水田になる直前にこのような広大なレンゲ畑になっていたのだが、帰郷してからの2年間ではレンゲを全く見ることが出来なかった。レンゲは勝手に生えるのではなく肥料として植えられていると聞いたのだが、仁賀町も含めてレング畑が観られる広大な田園はこれ以後撮っていない。(2017/05/02撮影)

築地方面(南)
20191108a
毛木方面(南西)
20191108b

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