安芸の小京都 竹原アルバム

このブログは私の故郷竹原のディーブな散策アーカイブです。 1996年から続けていた旧ホームページをブログとして継続中。 (ご注意:観光向けではありません)

2022年09月

 本ブログを書いているのを含め現在使っているパソコン全てが秋葉原の怪しい中古店で買った Windows 7 時代の物ばかり。これらを Windows 10 へと無理やりアップグレードして長年使ってきたが、時代は Windows 11 へと変わりつある。しかし、これらの中古品は性能が余りにも低過ぎて自動アップグレード対象から取り残されていたが、自己責任にてできる方法が分って更新が大成功!モタツキなく快適に動作しており、本日からは Windows 11 環境にてブログを書いている。
 
 さて、本日も看板系である。場所は「ゆめタウン」から北側にある国道432号と旧国道185号との竹原市役所北交差点の角。ここは「Honda Cars 竹原(株式会社 榮谷モータース)」の別館なのだろうか、ショールームがある時計台になっている。(2022//09/20撮影)
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 信号待ちでは電線などに隠れて時計が良く見えないのだが、現在時刻よりも気になるのが目を凝らせば文字盤に染み?いや西日で色褪せた桃色パンダの顔のような・・・?もしかして「ホンダ」をひねって「パンダ」なのかも?
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 そこで撮っておいた写真を本日 Windows 11 となったパソコンを駆使して拡大処理をしてみた。
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 なんと!「パンダ」の目に見えていたのはピンク色の親熊で、鼻の頭に見えていたのが子熊。そして文字盤の染みに見えていたのは空に浮かぶ雲赤ちゃんを運ぶコウノトリであった。また、右下には時計の製造月日と思われる「2010.5.15」の文字。
 ということは 2010年GWより前の写真があればビフォア・アフターができるのだが、ざっと探してみたところ「くさか」の1998年頃の写真にそれらしき建物が写り込んでいた。ここは古い市街地図では全て「岩井仏壇店」であったが、粗い画質ながら看板は「ホンダ・プリモ竹原」のようで、屋上看板は別タイプだが時計もあるように見える。

 賀茂川橋梁を渡る「観光列車 etSETOra」を撮りに行った際、賀茂川土手沿いにハチの皆実橋まで訪れてみたところ、珍しく皆実橋周辺には数台のファミリーカーや橋の上で遊ぶ家族連れも見かけた。賀茂川の河口を眺めると遥か彼方にハチ岩の一部や干潟が見えていた。(2022/09/25撮影)

 これは皆実橋から横島の切れ目に見えるハチの干潟。人影も多数あり、どうやら家族連れがハチの干潟で潮干狩りをしているようだ。
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 9月の潮見表(竹原)を確認した所、この日(9月25日)は大潮で午後から干潮となる潮干狩りの最適日であった。しかし、ここからどうやって干潟まで行けたのだろう。
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 来たついでにハチの干潟まで行きたいのだが賀茂川の岸辺を確認すると、どう見ても運動靴のままでは歩けるような状態ではない。
#03

 岸辺への下り口に自転車を止めて悩んでいたら、子連れの父親が疲れたように橋の脇の岩場から登って来られた。そこで「干潟まで靴で歩いて行けますかねぇ?」と聞いてみると、自分の足元を指で差して「この通りです・・・」。その足元を見れば親子共にふくらはぎまで真っ黒け。まるでゴム長靴を履いているように泥で汚れていた。「なるぼど・・・ダメみたいですね。」

 これまでは横島の獣道を山越えしてハチの干潟を訪れていたが、一度はここから行ってみたいと思っていた。しかし、大潮の干潮時でも滑らない高級なゴム長靴を履かないと未だに到達できないことが分った。「たまゆら」の佐藤監督が2010年当時にロケハンをしてみて「ハチの干潟やハチ岩を訪れるシーンは、聖地巡礼されたら危ないので諦めました。」と言われていた理由が、あれから12年目にして分かった。

 そして皆実橋のたもとに設置されているこのパネル。ハチの干潟に生息する生物についての解説がされており、図書館にも研究資料が多数置かれている。ここに棲む知名度の高い生物では「カブトガニ」。
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 だが、最近、ネット記事で読んだ「ハチザクラ」については写真や研究結果は未だ追加はされていない。

#05

 これまで、このパネルは何度も撮っているが、今初めて気付いたのが両サイド上に描かれたキャラクター。左が「安芸の国のカブトガニ カブアキくん」、右が「安芸の国のカブトガニ カブメちゃん」である。調べてみると的場の国道カーブにある広大の施設(広島大学大学院生物圏科学研究科附属瀬戸内圏フィールド科学教育研究センター竹原ステーション(水産実験所))によるキャラクターであった。(PDF形式の資料
#06

 本資料によれば、「カブアキくん」の由来はカブトガニ+安芸の国の「アキ」で、カブトガニの男の子(上に被っているカブトガニも雄の成体)で、スカートっぽい服はアマモ製とのことだ。「カブメちゃん」については書かれていなかったが、被っているのは雌の生体である。(雄はカブト前側が凹状で雌は凸状、連結?し易い)
 ちなみにカブトガニをモチーフにしたキャラクターは全国に多数あり、愛媛県西条市のゆるキャラ「カブちゃん」や笠岡市のカブトガニ博物館のゆるキャラ「カブニ、カブ希、カブ望、カブ海」を見つけた。だが、さすが広大のキャラはワンランク上、カブトガニらしさが(言われれば)分るしカブト形状の雌雄差まで取り入れられている。

 旧笠井邸と大植商店の境に神社の祭礼を知らせる飾りを見つけた。礒宮八幡神社や住吉神社の場合は注連縄(しめなわ)が街中に張られるのだが、この飾りは注連縄に垂らされる紙垂(しで=稲妻状の紙)が笹り吊るされているタイプ。飾りの名称が分らないので仮に注連笹(しめざさ)とでもしておこう。

 この辺りの神社で祭礼が近日に行われるに違いないのだが、住吉神社の祭礼は済んでいる。礒宮はここから遠すぎるし、向島地区では注連笹は見掛けなかった。祭礼が行われる神社は何処なのだろうか?(2022/09/25撮影)
#01

 保存地区内の竹鶴方面には飾りが見当たらない。地蔵堂手前の愛宕神社も確認したが普段と変わらず。そこで田中地区の路地を抜けて県道側へ抜け出てみた。そこに街路灯柱に飾られた注連笹を見つけた。
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 もしかしたら綺麗に花が飾られた田中礒田地蔵の祭礼?いや、地蔵様の祭礼には注連は飾られない。
#03

 更に田の浦川まで抜けてみたら「ちくほはし」や電柱にも注連笹が飾られていた。この辺りで神社といえば、竹小の第一校庭南門にある貞光両神社だろうか?
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 田の浦川沿いに貞光両神社を訪れてみると祭礼らしき雰囲気がしていない。
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 だが橋欄干の四方に注連柱が飾られている。
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 どうやらここではない。ここから田の浦川上流には注連笹は飾られていない。
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 この近くで他の神社といえば・・・・。
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 残るは道の駅構内へ移設された「正一位玉福神社」ぐらいしかない。
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 道の駅まで下ってみたら「奉寄進」(読み=きしんたてまつる)の赤い幟。
#10

 祭礼が行われるのは「正一位玉福神社」であった。
#11

 「正一位玉福神社」の境内?にて女性が掃除をしておられたので祭礼日を訊ねてみたところ、「このご時世、コロナのせいで今年の祭礼はやらんのよ・・・せめて掃除だけでもと思うてやりょ~るんよ。」とのこと。
 道の駅に20分程度寄って戻ってみたら、京栄区の世話人なのたろうか?数人が集まって手分けして掃除をされていた。 ちなみに「正一位玉福神社」の祭礼は、例年であれば10月の第2日曜日である。

 今年の私の誕生日には夫婦でフランス料理店「Hanashu(アナシュ)」にてランチをする予定であった。だが、これまでの数ヶ月、特に何の予定も無い日曜日に限って不定休であったし、平日の当日予約では既に満席だったので諦めかけていたが、幸運にも前日の予約にて本日のランチが実現。(2022/09/27撮影)

 本日は朝から荒天だったが、予約した11時半には小雨になっていた。
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 「Hanashu」での食事、私の場合は今回で二度目。妻は数えてみれば今回で五回目になるとの事。ランチの場合はカジュアルでも良いとのことだったので普段着で訪れた。
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 これまでは昼間に店頭を通ると「CLOSED」だったが、予約が取れた本日は「OPEN」の札。
#03

 店内にはテーブル席が3つ。本日は全てのテーブルに「予約済席」の札が置かれていた。
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 今回は3人家族で訪れたのでアクリル板を境に2対1で座った。メニューはカウンター席の頭上にあり、本日のランチ・メニューは以下の通り。
  • Iランチ(ハンバーグ&エビフライ)
  • 肉のランチ(牛三角バラのソテー)
  • 魚のランチ(キンメダイのポワレ)
  • 本日のランチ(ミンチカツ)
  • 野菜のランチ
  • Hランチ(肉と野菜の盛り合わせ)
  • Sランチ(肉と野菜は一皿づつ)
 価格帯は野菜のランチ990円~Sランチ2200円であった。

 予約の席は中央のテーブル。本日注文したのは肉のランチ×2と魚のランチ×1。
#05

 先ずスープはキノコと野菜のスープ。熱くて濃厚、初のコース・ランチで緊張していた気持ちが穏やかになった。赤い実の名前は「ピンクペッパー」だったか憶えていたのに忘れてしまった。
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 次はポテトと野菜サラダ。香辛料がきいたマッシュポテトが食欲をそそる。
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 ライスとパン(バゲット)のどちらかを選択できる。今回はパン。
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 これが「肉のランチ」のメインディッシュ。ランチはナイフとフォークではなく箸であった。
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 程良い柔らかさでこのメインディシュでほぼ満腹。
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 「魚のランチ」のメインデッシュはこれである。
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 食後はコーヒーか紅茶が選択できる。(これはコーヒー)
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 11時半から13時前までのランチであったが、隣りの両テーブル予約席も12時過ぎには埋まり、注文されていた殆どが肉と野菜が1皿づつの「Hランチ」。「Hanashu」での平日のランチタイムは、この通り満席となることが多いようなので、竹原てワンランク上のランチが食べたくなったら事前の予約をお薦めする。

 ランチメニューにあった「ランチ」と「Hランチ」だが、オーナーシェフに訊くのを忘れてしまった。「Sランチ」はスペシャルとして「I」と「H」の意味は何だろうか?「I(アイ)」は「Hanashu」の商標中央にある椅子に座る人の「」なのだろうか?「H」は「Hanashu」またはオーナーシェフの苗字の頭文字?苗字であれば「Sランチ」は下の名前の頭文字かもしれない。次回訪れた際には忘れずに訊いてみよう。

 秋分の日に届いた新カメラを試すために町並み保存地区を訪れた際、朝日山へ太陽が沈む前までに・・と西方寺と普明閣へも立ち寄ってみた。(2022/09/23撮影)
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 時刻は16時43分、さすがにもう観光客や彼岸の墓参りも居ないようだが、山門の足元に見覚えがある木片が置かれていた。
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 「五時以降の参拝 ご遠慮ください」と書かれていた。あれっ?参拝できるのは午後6時までだったはず。
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 どうやら1時間早まったようなので、本堂にて参拝を済ませた後に普明閣境内から眺める「ゆめタウン」の看板と・・・
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 普明閣裏の墓地から眺める三井の煙突と秋の空を撮っておいた。
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 普明閣裏から戻ると、舞台辺りから多人数の話し声が聞こえる。
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 時刻は16時52分。普明閣舞台からの町並みを背景に記念撮影されているようであった。
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 時刻は16時56分、そろそろ閉門時刻間近。先程の木片を見ると・・・
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 裏面に見覚えのある文字。こちらには「参拝時間 午前八時より午後六時まで」と書かれている。
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 実際に門の扉が閉じられるわけではないが、日暮れが早くなったせいか時刻が早まったようだ。

 石段を降りると、目の前の「ほり川」の夕方営業は午後5時から。
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 前回、「ほり川」を訪れたのはいつ頃だったのだろう?帰郷してから色々な「お好み焼店」を巡っているうちにかなりの間が空いてしまったが、あの優しい味がした「ほぼろ焼」は未だメニューに残っているのだろうか。「ほり川」が夕方5時に営業を再開するまでの間、腹をすかしながら普明閣の舞台で待っていた「あの頃」が懐かしい。

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