安芸の小京都 竹原アルバム

このブログは私の故郷竹原のディーブな散策アーカイブです。 1996年から続けていた旧ホームページをブログとして継続中。 (ご注意:観光向けではありません)

2022年10月

「たけはら憧憬の路~町並み竹灯り~」の初日で長蛇の列ができていた掛町の「村上ベーカリー」。2日目は比較的空いていたので店内へ入ってみたところ、時々ここで買っているカレーパン(峠下牛入り)の他に珍しい形をした食パン「うさぎパン」を棚に見つけた。これは限定販売(確か毎週20個?)だったと思うが、残り2,3袋になっていたので「明日の朝食用」と「仕事帰宅時のおやつ」にと買って帰った。(2022/10/30購入)

 これがその「うさぎパン」と「竹原ビーフカレーパン」。レジにて小冊子?も付けてくれた。時々、ここで買っている「ベーグル」は売り切れであった。
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 「うさぎパン」は「ミッフィー」型をした食パンである。正式な名称は「うさぎ食パン」、もちろん大久野島(うざき島)に因んだものである。
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 もう一つが「竹原ビーフカレーパン(峠下牛入り)」。知名度が上がったからか初期の袋とは違って窓付き紙袋になっていた。
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 これがその小冊子?観光客向けに作られたのかも。
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 スケーター株式会社の食パンカットガイドとは、パン用ナイフで自由な厚さで安全にカットできるツールであった。自宅にはそのような洒落たものは無いのでパン用ナイフ(こんなタイプ)で適度の厚さ(25mm)で切ってもらった。
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 そして本日の朝食は久しぶりの「食パン」。ポップアップ型のトースターでこんがりと焼いてマーガリンを塗ってみた。うさぎの目玉にする豆類が無いので目玉焼きと一緒に焼いた丸ハムを載せてみた。かなりの「もちもち」感で焦げたフチはラスクのような適度な「カリカリ」の高級食パン系であった。
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 仕事から帰った夕方はお馴染みの「竹原ビーフカレーパン(峠下牛入り)」。電子レンジで30秒温めて写真を撮るため半分に割って食べた。牛肉独特の風味がほんのりと口に広がり、やがで鼻に香りが抜けるのは「峠下牛」が混ぜられているからである。普通のカレーパンが店にあれば両方買って食べ比べてみて欲しい。
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-以上-

 昨日に続いて「たけはら憧憬の路~町並み竹灯り~」の2日目(末日)も見物。今回は人混み来訪客の様子を主に撮りかったが、シャッター速度が遅いので動いている人物は薄い影となって表情は写せなかった。(写せたとしてもボカシを施さないと掲載できないので残念だか・・)

 2日目も18時過ぎから20時過ぎの2時間程度を散策した。(2022/10/30撮影)

【古庭橋】
 昨日はカメラ不調(SDカード接触不良)で撮り損ねたが今度は成功。
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【照蓮寺参道】
 上市区自治会倉庫の壁に映る竹アーチの影が美しい。
 だがここは「時をかける少女」に登場した上市の人が曳く霊柩車の格納庫だった。
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【古着骨董くろたき辺り】
 各古民家には家紋が描かれた提灯が吊るされていた。
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 ここは「たまゆら」をモチーフにした竹細工と竹筒が飾られていた。(撮影者が途切れないので撮れなかった)
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【酒蔵交流館辺り】
 今回は中ノ小路へ。
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 藤井酒造の酒蔵交流館駐車場は飲食スペースになっていた。キッチンカーは只今休業中のスペースアンソロジー車であった。売られていたのはピザではなくおでん類だったと思う。
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 ここは交流館向いの新たなカフェ。昨日がオープン初日だったが本日夜は閉まっていた。本日再訪するため店名は敢えて訊かなかったので不明のまま。
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 昨日は遅くなって入館しなかったので入ってみた。屋内の蕎麦の「たにざき」が営業中。
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 なぜか大国神社が開いている。昨日も賽銭を投げ入れ参拝して御菓子を頂いた。
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【住吉橋へ】
 中ノ小路から阿波屋小路へ向かう途中に大小路を撮影。
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 「笛吹亭イタリアン イル・トラゲット」前ではカメラマンが集っていた。
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 竹原では最古級といえる大瀬邸にも提灯。
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 阿波屋小路から板屋小路を撮る。
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 旧喫茶プリンス駐車場の脇から見える普明閣。
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 「ボタニカ」前のテイクアウト販売。
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 遊山と坂田時計店を右に曲がると住吉橋が見える。
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 住吉橋交差点の信号待ち。
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【酔景の小庭】
 昨日は時間が無く訪れられなかった。竹原の番犬が妖しく光る。
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【森川邸】
 昨日の松阪邸(入館料300円)に続いて森川邸(入館料400円)へも入ってみた。
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 私のお気に入りはこの眺め。
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 庭もライトアップされていた。
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【道の駅たけはら】
 ここも昨日は寄れなかった。館内休憩スペースではミニコンサート(れもん/オカリナ)演奏中。
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【村上ベーカリー】
 昨日は大行列で買えなかった峠下牛カレーパンを買いに訪れた。店頭では竹原駅へのシャトルタクシーがピストン運転中。
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 「カレーパン」と新作「うさぎ食パン」を購入。
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【旧笠井邸】
 昨日は玄関に脱ぎ捨てられた靴の多ささに驚いて入らなかった。
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 昨日の料より半減。
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 庭にも竹筒ライトアップ。
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 二階ではメッセージが書かれた竹灯りが並んでいた。
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 この窓からの本町通の眺めが有名なのだが、夜間を撮ったのは初めて。
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 「たまゆら」コーナーも健在。
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 笠井邸から出て右手、田中の路地角には「時をかける少女」に登場した「日乃丸時計店」に使われた古民家がある。
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【メインストリート本町通り】
 右へ曲がる地蔵町へは昨日訪れたのでパス。
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 岩合さんの猫番組に登場した漱石君が住む「風土」。昨日は撮影客対応で疲れて寝込んでしまったとのこと。
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 そば処「かんの」は、私が愛読している『たけはらの神仏を訪ねて』の著者の店。
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 昨日はうまく撮れていなかった「ぎゃらりぃ梅谷」。
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 昨日入館した松阪邸。
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 本日は瀬戸内醸造所(旧佐倉酒店)が営業中であった。
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 昨日は閉じていた「古民家宿&アトリエ TAKENOWA 風」も本日は開いていた。
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 「ほり川」向いの「花みづき」は本日も営業中。
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 「ほり川」は本日終了。本自分の材料を使い切ったのだろうか?
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 更に北へ。
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 町並み保存センター前では本日もライブ動画配信中。
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 竹楽の裏庭。
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 「のんびり亭」からゲソ揚げの香りが・・・明日は仕事なので一滴も呑めない。
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 使用系の広場も昨日よりは来訪者が減っていた。
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 竹トンネルを潜っって町並み竹工房。
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 「竹雀」と向いの「竹すずめ」の飲食コーナー。
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 その飲食コーナー続きの「竹の茶屋いっぷく」。
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 頼惟清旧宅。「らいこれすが」は「らいただすが」と呼ぶようだ。
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 胡堂前も参拝者が多数。
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 「Gallery S.」前は昨日の屏風に新たな屏風が加わっていた。よく見れば左は「普明閣」だ。
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 そろそろ冷たい風が吹き始めたので帰路を急ぐ。

 これまで帰省時期を外れているため一度も見られなかった「憧憬の路」は写真や動画では味わえない、春の「竹まつり」とは異なった独特の空気感(秋の寂しさ)があった。今回は規模縮小での開催であったが、また来年の開催がもう今から楽しみである。

 最後に関係者各位の多大なるご尽力に感謝。

 本日は令和4年「たけはら憧憬の路~町並み竹灯り~」の初日。これまでの帰省・帰郷後を含めて初めての観覧となった。帰宅前の17時頃には「道の駅」へ並ぶ車列が日本橋まで続いて大渋滞していたとか、竹小校庭の臨時駐車場は500円だったとか色々な事前情報が耳に飛びこんできた。

 自宅から徒歩で18時前に照蓮寺の参道に到着。古庭橋も竹製灯籠や竹筒が飾られていたが、突然のカメラ不調発生にて回復するまで撮る事かできなかった。

 それでは本日撮った写真を順に紹介する。(2022/10/29撮影)

【照蓮寺参道】
 予想外の人出!参道から石段へは立ち入ることが困難な状態。小振りの三脚を立てて遠慮がちの撮影であったが、スマホ民族の大移動で今回は「まともな写真」は撮れそうにないことが分り、適当な流し撮影モードへ変更した。
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【町並み GAllery S.】
 照蓮寺の裏門から下りてメイン道路に出てみると、来訪者の波を避けながら歩かなければならない状態。
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【胡堂】
 胡堂へも参拝者が多数。
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【頼惟清旧宅】
 普段は一生流と池坊が月交互で生け花を展示しているのだが、イベント中は合同展示となっている。
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【竹の茶屋いっぷく/竹すずめ飲食スペース】
メイン道路ではたこ焼きやドリンク類が店頭販売されていた。これまで観た真昼の「竹まつり」の模擬店が夜中に営業されている感じであった。
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【竹雀の周辺】
 比較的人混みの少ない個所では落ち着いて撮影ができた。
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【修景広場】
 ここは真っ直ぐに歩けない程の混み様。歩けば肘か触れる程である。
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【憧憬の広場】
 昨日撮った竹筒文字に火が灯されていた。竹トンネルは記念撮影者で高速道の大渋滞レベル。
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【大名谷地蔵(おかかえ地蔵)】
 ここへも立ち寄ってみた。
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【茶房ゆかり】
 ここは一番再開してほしいところ。
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【竹楽】
 NPO佐渡さんの店、裏庭には会場内で一番映える竹灯りアートがあった。
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【吉井邸/上吉井邸】
 今年は屋内公開はされていなかった。
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【西方寺/普明閣】
 ここは昨日撮っておいて良かった。
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【ほり川】
 長蛇の列!路地角まで並んでいた。
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【茶寮一会】
 ここは未だ訪れていない。二階まで満員状態でテイクアウト販売中。
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【松阪邸(入館有料)】
 明日を予約していたが、数分待ちで入れたので入館料(300円)を払って観覧。庭の特別展示は入館者のみ観覧できる。
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【きゃらりぃ梅谷】
 久しぶりの開店。
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【地蔵堂】
 地蔵町でも展示があるとの案内で訪れてみたが、ここが一番見応えがあった。普段は格子戸越しにしか見られない巨大なお地蔵様を間近で拝むことができて感無量。
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【旧笠井邸】
 玄関には足の踏み場もない程に無数の靴が散らばっていた。入るのは明日にしよう。
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【村上ベーカリー/いちかわ古美仁亭】
 カレーパンを買う客の列だろうか?掛町商店街は飲食コーナーが多数並んでいた。徐々に肌寒くなってきので住吉橋会場へ向かうのはやめてそろそろ帰路につく。
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【板屋小路】
 ここは私が一番好きなカーブした小路。
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【中ノ小路】
 酒蔵交流館も賑わっていた。
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【根古屋/照蓮寺参道】
 そして20時過ぎに始点に戻った。根古屋でテイクアウト販売の「台湾カステラ」を購入して帰宅。
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 ここでカメラが電池切れ、撮れた写真は約140枚であった。明日の人混みは少しは減ると考えて「ひねりのない写真」を更に撮ってみたい。

-以上-

明日は待ちに待った令和4年度「たけはら憧憬の路~町並み竹灯り~」。その前夜がどのような様子かを、仕事から帰宅して自転車に乗って町並み保存地区を中心に散策してみた。

 先ずは、昨日夕方に住吉橋の竹製灯籠と旧森川家住宅の提灯に灯りが燈っていないかを確認した。ししかし、17時半を過ぎていたが、これまでと同様に灯籠は消灯されたままであった。(2022/10/27撮影)
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 各灯籠には電源ケーブルがあるのでランプは組み込まれているようだ。
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 やはり、イベント前日か当日の夕刻から灯されるのであろう。
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 続いてい旧森川家住宅の提灯だが、これもまた消灯していた。
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 たが、閉館時間16時を過ぎると普段閉じられている門が開いており、玄関奥の屏風が観えるようになっていた。
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 特別に一般の内覧が可能になったのかと思われたが、玄関前パネルを確認すると「NIPPONIA HOTEL竹原製 塩町」宿泊利用者向けの公開日であったようだ。
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 そしてイベント前日夕方(本日28日)にも竹製灯籠と提灯の灯りを確認しに仕事帰りに立ち寄ってみた。やはり点灯されていなかったが、傍にある「酔景の小庭」にスフィンクスとエジプト壁画のアヌビス神を合わせような巨大オブジェが鎮座?していた。暗くて詳細が確認できなかったので、あとから自転車で立ち寄ることにした。(2022/10/28撮影)
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 以下からイベント前日に自転車で移動しながら撮った散策写真である。(2022/10/28撮影)

先ず立ち寄ったのはプレライトアップ中の照蓮寺。前回訪れた時から光量が増したようで「ええもん」と呼ばれていた山門は美しく照らされていた。
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 そして貯水池沿いには「竹灯り」用の竹筒が多量に置かれていた。明日朝から照蓮寺前や石段に並べられるのであろう。写真を撮っていると岩合さんの番組にも登場した猫たち(当時は子猫)が寄ってきた。
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 普段は縄張りに無い物が置かれていたせいか臭いを嗅いで確認していた。
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 次は胡堂。先日の「恵美須祭」で吊るされた上市区自治会の提灯が灯されていた。
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 町並み保存地区の主ストリートは、明日のイベント準備でトラックによる搬入や飾り付けを行っている店舗が多数見られた。

 続いてプレライトアップ中の「憧憬の広場」。遠目には特に変わりはないが・・・
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 手前に「ようこそ竹原へ」と並べられた竹筒があった。明日夜は灯りが燈されるであろう。
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 壁沿いにも竹筒が多量に置かれており、明日朝から広場内に並べられるようだ。
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 今回の主要的な飾りといえる「竹トンネル」。明日ここは来訪者で溢れるであろう。
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 続いて次のプレライトアップ場所へ移動中、春風館と復古館がある路地(大小路)に灯りが並んでいるのを目撃。今回は道路には縮小イベントのため竹灯りの筒が置かれないようだが、ここだけなのか灯りが燈されていた。
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 次のプレライトアップ場所である西方寺の石段へ。その手前にある吉井邸も白壁がライトアップされていた。
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 そして西方寺の石段。前回訪れた時と特に変わりはないが、チラリと見えるライトアップされた普明閣へは入場制限時刻17時をとうに過ぎているので石段を上がるのはやめた。山門を潜るカメラを持った来訪者が1人いたが、もしかしたら入場制限が解かれていたのであろうか?またた後で立ち寄ってみることにした。
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 次はプレライトアツプされた松阪邸。庭内へ飾付けなどを搬入中のようで路上にトラックが停められていた。チラリと庭が見えたのだが、灯りに透ける障子の飾り付け(影絵のように使える?)がセッティング中。ここはイベント中に有料開放されるのだが密を避けるため事前予約が必要となっている。帰宅したら予約したいのだが予約枠は未だ空いているだろうか?数日前は各30分枠は40~70人程度空いていたのだが・・・・。
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 続いて「アヌビス神」が鎮座していた酔景の小庭へと向かったが、住吉橋の竹製灯籠は消灯したままで、森川邸の提灯も消えたまま。
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 この森川邸もイベント中は事前予約で有料開放されるのだが、普段の観覧との違いが分からないので予約するか否かは悩むところだ。
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 そしてこれが「アヌビス神」である。日の丸寫眞舘の文字と普明閣が見えるアングルから撮ってみたが、オブジェの背中で遮られないように計算されていたのには驚嘆。
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 これは「Blue Guardian」。竹原を守ってくれる番犬であった。
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 これ以外にも色々な場所を巡ってみたが特に普段と変わりなし。(道の駅は未確認)
そして最後に先程気になってい普明閣へ上がれるのか確認しに立ち寄ってみたのだが、西方寺の山門脇に先日までは17時だったのが「入場は午後6時まで」の角材が置かれていた。やはりイベント用に1時間延ばされたようなのだが既に時刻は18時半、さすがに無断で中へは入れない。だが、境内に住職の奥様がおられたので「入場時刻を過ぎてしまったのですが普明閣の写真を撮っても宜しいでしょうか?」とダメ元で訊いてみると、快く承諾して下さった。

 誰一人居ない夜に煌々とライトアップされた普明閣を独占することができた。
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 明日は令和4年度の「憧憬の路の」の初日。仕事から帰って家族と親戚で1日目を訪れる予定である。
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 帰宅して早速「松阪邸」の予約画面を出してみたが、明日の枠は既に「受付終了」であった。各枠が100人程度であると推測するが、入場人数に空きが有れば当日にも入れるようだ。明後日の2日目は予約ができたので家族分を予約しておいたのだが、庭内ではどのような飾り付けがあるのかとても楽しみである。

 本日帰宅時に掛町の本川で大規模な工事が始まっているのを目撃。農協駐車場から重機が河川内へ出入りする傾斜面が造られていた。農協駐車場へ立ち寄ってみると工事の内容は「二級河川本川堆積土砂撤去工事」で工期は令和5年2月28日まで。市役所で公開されている資料等によれば着手は令和4年9月17日で完了が令和5年2月28日となっており、本川に堆積した土砂を浚渫(取り除く)する工事であった。
 本川においてはここ数年で著しく土砂が堆積しており、先ずは宮原から大王地区における中洲とクレソンの浚渫が完了、今度は下流の大広苑裏辺りに中洲ができ始めたことで今年の9月に浚渫を終えていた。更に下流の田ノ浦川との合流場所(道の駅辺り)でもここ数年で堆積が進み、本工事ではこれを浚渫する工事と思われる。(2022/10/27撮影)
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 現時点ではパワーショベル2台が置かれていたが、今後はブルドーザーなどの重機が河川内の土砂を除去する作業が始まるであろう。
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 ちなみに以下は大広苑裏側の本川で行われていた浚渫工事(大王地区浸水対策工事の一環)の様子。小型のパワーショベルと土砂を運搬輸送?する小型の特殊重機によって、本川に溜っていた堆積土砂による中洲を削ぎ落していた。番屋橋傍に造った盛土スロープにて重機の出入りと土砂の運搬が行われていた。(2022/09/10撮影)
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 今回の掛町や道の駅側での浚渫工事もこのような特殊重機が使用されるのだろうか。
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#05_20220910

 このような河川内の浚渫工事は、本来の河川道断面に対して30%超の堆積が発生した場合に浚渫しなければならな基準が有るようで、この本川や賀茂川では至る所で工事が実施されている。
 今年は幸いにも河川が溢れるような水害が発生しなかったが、浚渫工事が満潮時、特に大潮の満潮時にどの程度の効果が有るのだろうか?山々を屋根瓦に例えれば河川は雨どいであり、満潮は雨どいのパイプ出口が詰まった状態。浚渫は雨どいに溜まったゴミの除去であり、深くなればなる程に溢れるまでの時間稼ぎができる。
 これらのことから満潮が干潮へと切り替わるまでの時間における豪雨の流れ込みに耐えうる河川の容積が必要であり、いくら河川を深くしたり幅を拡張しても河口への排水が間に合わなければ、いずれは河川流域が溢れて浸水してしまうように素人目には思える。よって、本川においては扇橋の向こうにある巨大水門設備が有効稼働しなければ、私は今後も本川水系における水害による浸水の不安は拭いきれない。

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