安芸の小京都 竹原アルバム

このブログは私の故郷竹原のディーブな散策アーカイブです。 1996年から続けていた旧ホームページをブログとして継続中。 (ご注意:観光向けではありません)

2023年02月

 日本橋を渡って信号待ちをしていたところ・・ふと感じた違和感。真向かいに古くからある日本橋旅館の軒下に残されていた看板「日本橋旅館」の最後の一枚が取り外されていた。(2023/01/29撮影)

 日本橋通りから本川を渡ってローソン側へ・・・
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 信号が変わるまでの間、その違和感の原因を探っていると・・・
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 軒下へ残されていた「日本橋旅館」の横型看板がいつのまにか取り外されていた。
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 以下は3年前(2020/02/24撮影)に撮った「日本橋旅館」の横看板である。(矢印)
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 こちらは最古の縦型写真(1998/01/01撮影)
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 これと同様の看板が理容院を挟んだ別棟玄関にも掛けられていたが、いつのまにか蛍光灯むき出し状態となっており、本棟と別棟の二階位置にあった縦型看板「日本橋旅館」も既に(2022/05以前)取り外されていた。(ちなみに最後に撮った全ての看板「日本橋旅館」はこちらを参照)

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 例年の榎町自治会による「神明まつり」は過去に撮られた写真から豪華で巨大な「男神明」が巻かれることが分かった。しかし、昨年はコロナ対応だったのか破魔矢や御札などの供養と焼却のみを行う「榎町 お焚き上げ」として小型の男神明と女神明が榎町公園に立てられていた。(註:男神明と女神明の区別は確定できていない)
 そして今年だが、2月初旬から榎町区画の各地に「榎町神明まつり」の幟とポスターが徐々に増え始め、そのポスターの写真から例年通りの巨大な「男神明」が榎町公園にて巻かれるようである。

 そのポスターによれば2月19日(日曜日)に「男神明」を組み上げる「神明巻」が盛大に行われ、一週間後の2月26日(日曜日)12時半から礒宮宮司によって神事が行われた後に焼かれるようである。

 2月5日に古庭橋に立てられた幟を初めて見掛けてから、その後ポスターが掲示されるまでの間、開催場所や日程や分からなかったことから徐々に散策時に撮った写真がたまってしまったので、明後日の「神明巻」が行われる前に写真を公開することにした。(2023/02/05~02/11撮影)


 先ずは上市自治会と楠通自治会の「神明祭」の焼きが行われた後に古庭橋にて見掛けた幟。この橋の西詰から西側が榎町区画のようだ。(2023/02/05撮影)
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 そして翌日、国道432号の新開交差点にも幟が立てられていた。この交差点東までが榎町の際西端であろう。(2023/02/06撮影)
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 次の日には更に幟が増えており、もしかしたらポスターも何処かに掲示されているのでは・・・と周辺を探してみた。(2023/02/07撮影)
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 祭事場所は榎町公園であろう。だがポスターは見当たらない。
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 そしてその数日後、榎町最南端にある榎町雨水ポンプ場にてポスター発見!(2023/02/09撮影)
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 このポスターによって場所と日程が判明した。また写真には巨大な「男神明」が榎町公園にそびえ立っていた。
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 これを機に?榎町区画には更に幟が立てられてポスターの掲示も増えていた。(2023/02/11撮影)
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 たぶん「神明巻」の準備などはこの場所てあろう。
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 「つぼみ公園」にもポスターが掲示されていたことから、ここは新町ではなく榎町のようだ。
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 「榎町神明まつり」の幟にも何年も使われて色褪せたものや新調されたものがある。
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 「しまむら」は榎町に含まれるのだろうか?
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 「しまむら」駐車場東にある榎町公園から東が榎町だろうか?
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 本日の天気予報によれば明後日の「神明巻」の日曜は午前中まで雨模様。竹原広域での「神明さん」は1月末から2月中旬にかけて行われるとの解説を「道の駅」(2023/02/11撮影)で読んだが、なぜか榎町の「神明さん」においては2月下旬である。
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 本日は竹原市の隣り三原市ネタということで番外編。

 今週日曜日に三原市芸術文化センター(ポポロ)で開催された『吹奏楽のひびき』(NHK-FM)の公開収録へ出掛けてきた。帰郷する前の自治体では小中高の学生による吹奏楽の部活が盛んであったので、関東地区の吹奏楽コンテストや演奏会イベントなどへよく出掛けていた。大ホールでのクラシック・コンサートのような堅苦しさはなくカジュアルなままで聴けるのが吹奏楽コンサートの良さなのだが、三原市でその公開収録があることを知って応募してみたらチケットがとれた。だが、締め切り当日の夜だったので指定された席は二階の背面壁際であった。

 これまで竹原から三原へ行くには国道185号海岸経由で約40分であったが、道の駅が始点の県道75号経由ならば約20分で三原市中心街へ到達できるので便利になった。11時に自宅を出発して小吹、小泉、沼田東を抜けて国道2号線を横切れば1km程度で新幹線高架沿いのポポロに到着。(2023/02/12撮影)

 本イベントはNHK-FMで毎週日曜日7:20~8:10に放送されている全国番組。自宅室内ではFM波が全く入らないので聴けないのだが、スマホ・アプリ等で一定期間聴くことができるようだ。出演はサクソフォーン奏者の齊藤健太氏と広島県出身のピアニストAKIマツモト氏。
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 この巨大ドームがホポロ・ホールの天井屋根である。
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 NHKイベントなので「どうする家康」の記念撮影パネルも設置されていた。
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 これが開場時に個々に配布されたパンフレットの見開き。収録時間は2時間で計7曲の予定である。
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 開演は14時。客席はコロナ対応で疎らに指定されているものの満席状態。吹奏楽の花形楽器といえるサックスなのだが、テナーサックスによる演奏が始まっていきなりの感動で鳥肌が立った。さすがプロの音色、これまで何度も聴いた「ゴールド金賞」の高校生による演奏の音色とは別次元であった。文字では表現しにくいが「なめらかな高級プリンを銀のスプーンで口に運んだときの上品な甘さ」のような感じである。特にジャズ系の演目では超絶技巧レベルのピアノ演奏とのアルト、テナー、ソプラノのサクソフォーン持ち替えによるアンサンブルの生演奏は天にも昇る心地良さであった。(なお、ホール内は収録中にかかわらず撮影録音禁止)

 ポポロには併設レストラン「Cafe Maru  2 tasu」があり、開場13時までの時間待ちを兼ねてここでランチとした。
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 時折り三原駅を通過する新幹線の轟音が響くが、ゆったりと散歩ができる庭園のプロムナードと広大な芝生の広場があって、三原市にこのような芸術文化イベントを鑑賞しながらここで一日が過ごせる環境があることを今回初めて知った。これまで私は三原市といえば「ヤッサ踊り」と「たこ」のイメージぐらいしか無かったが、いつの間にこのような芸術が楽しめる施設がある都市になっていたとは・・・。

 旧ホームページ(第6版)に掲載していた『竹原広域の「神明さん」探索』に続く第2弾、TKさんから1999年2~3月にメールで頂いた貴重な写真を再掲載。

[註]
・「宝器」は「ほうき」と読むらしい。過去にこの石碑が国道沿いから見えていたのだが最近は見掛けない。もしかしたら水害で倒れたのかもしれない。
・これらの看板は現存していない。
・竹高出身の落語家、桂文平氏は襲名されて現在は六代目柳亭 左楽。

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掲載月日:1999/03/13


[1999.2.21 TKさんからのメール]
(・・省略・・)宝器地区の謎の置石です。 この石を境にして水利を決めていたという話もありますが謎です。 またはこの石の下に宝が埋まっているのかもしれません、宝器の名の由来かもしれません。 或いは古代人の残したモニュメントか??  謎は謎として残したほうがロマンでもあります。 そして、吉名駅近くにある交通表示板です。

[1999.2.23 TKさんからのメール]
 この看板を目にしたとき、通りすぎてバックして撮りました。 田万里の三永よりの旧道沿いでのカット。

[1999.3.2 TKさんからのメール]
 ・・・・ところで私の原付が土曜日の夜に盗まれまして翌日の日曜日に発見されました。 現場は大広苑の横のばんや川、いじられ投げ捨てられて一晩経ってました、潮で漬かったことでしょう、結局廃車となりました。

[1999.3.6 TKさんからのメール]
 ・・・・それから先日3月2日に大広苑で行われた竹原出身の落語家、桂文平さんの講演と落語のもようを届けます。

[コメント]
 TKさんから届いた「神明さんシリーズ」等の写真の中にあった「ちょっと変わったもの」を集めてみました。


◆竹原版モアイ、宝器地区
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[コメント]まずは最初の奇石ですが「宝器」という地名も知りませんでした。


◆子供に注意
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[コメント]次の看板は竹原の街中に散在する「主語不明」の小学校看板の1つです。イラスト入りで単に「ちゅうい」とか「キケン」と書かれている生徒向けの物が多い中で「こどもに・・」が付いたものは珍しいです。 交通表示板とのことでしたが「飛び出す子供に」と言う意味だとしても、平仮名で書かれていることから大人に読ませる警告表示ではなさそうです。


◆看板
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[コメント]次も看板です。これは竹小の南側の門にかけてあるものでしょう。竹小在学中は砂場に埋もれている乾燥したものをよく見つけました。犬にフンをさせに校庭に入る飼い主に対しての警告ですが、 野良犬が入ってするほうが多いので、犬に読める看板も一枚必要でしょう。(「あげ足取り」は得意です。)


◆発音しにくい骨董屋
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[コメント]更に看板が続きます。これには驚きました。とても上手なイラスト付きの交通安全看板かと思いきや、その下には確かに「発音しにくい」店名の骨董屋ガイド。写真をよく見ると両面同じ看板があるようです。 よい意味で「あばしれた」ものなので、一目見て気に入りました。


◆盗まれ捨てられた愛車
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[コメント]さて、次は川の中に青い原付。足場板が下ろされていますが、上げるのは難しいでしょう。この現場は大広苑裏の3本柱の橋近くですね。私の母が干潮時に川底にころげているこの原付を昼前に見ています。 これがTKさんの原付だったとは知りませんでした。橋を渡っていて犯人も一緒に落ちたとしたら、靴痕や滴が道ばたに残っているはず。川のど真ん中に投げ捨てるには怪力が必要です。さて犯人はいつ捕まるのか。


◆桂文平さん
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◆桂文平さん横顔
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[コメント]最後の2枚は、その大広苑で行われた竹原出身の落語家「桂文平」氏の落語講演会の模様です。テレビCM(墓石の××石彫)でお馴染みのことと思います。そのCMのセリフ「人生墓無い(「儚い」と「墓無い」をかけたものかも?)と申しまして・・・」を本編のタイトルとしました。

-以上-

 本日は久々に「お好み焼 山ちゃん」を訪れてみたのだが、丸小山先の国道185から右に反れて坂道を上がると定休日であった。ここへは久々どころか帰郷してからは一度も訪れおらず、地元の同級生に薦められて2015年の正月帰省時に1度のみ。更に西へ向かって馬場病院隣りにも超ローカルな「かみの」があるのだが、大規模な上水道工事中で本日は店頭際まで通行止。そこで思い出したのが火曜日に確実に開いている「お好み焼 将軍」。もう何度も訪れているのだが前回に写真を載せたのは2020年であった。(2023/02/14撮影)
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 春休み中で西条から帰ってきた息子と注文したのは「モダン焼(そば)」の2種。ランチには丁度良いボリュームの「たけはら焼」がメニューに見付からなかったので今回は久しぶりにシーフード具たっぷりの「将軍特製」にしてみた。
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 この店の特徴は心地良い「カリカリ感」。
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 未だに「モダン焼」の定義が理解できていないのだが、こうやって「断層面」を見ると明らかに竹原の他店とは違っている。薄い玉子焼きの皮端?と蒸されたキャベツのみの層が見当たらない。
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 生地には小刻みのキャベツと具が混ざっており、その分厚い層の上にはカリカリの麺と半熟風の玉子が載せられているようだ。
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 「特製」の価格は定番の700円前後系よりもワンランク上だが、ランチには十分過ぎる生地の「みっちり感」と具の豊富さは価格以上の満足感であった。ちなみにマヨネーズの高騰で40年続いていた無料サービスが廃止との事であるが、私はどの店でもマヨネーズは断るので問題なし。さて、もう日が変ってしまう時間なのだがチョコレートも高騰なのか我が家で長年続いていた年に一度の無料サービスは今年は無いようである。

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