安芸の小京都 竹原アルバム

このブログは私の故郷竹原のディーブな散策アーカイブです。 1996年から続けていた旧ホームページをブログとして継続中。 (ご注意:観光向けではありません)

2023年03月

 竹原市の市木は「竹」で市花が「梅」に選定されていたことを知ったのはここ最近。そもそも「竹」が「木」なのかは諸説あるので置いといて、なぜ「梅」が選定されたのだろうか?この時季に市内を散策すれば確かに清々しい白色の花や妖艶な枝垂れの花を咲かせている「梅」の樹を農地や庭などで多く見掛ける。
 その広大な「梅林」が宿根にあることを知ったのは初めて「宿根の大桜」を観に訪れた際であった。つい先日、宿根に住まわれている方から「今の時期は梅林がきれいに咲いとるよ、行ってみんさい」と薦められたので、多少時間はかかるが本日昼間に訪れてみた。(2023/03/11撮影)
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 その場所は「宿根の大桜」へ入る少し手前。国道185号からなら自動車で約6分程度で到達できる。
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 宿根地区における観光名所としては案内はされていない。
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 旧宿根農協前を通り過ぎて右カーブした辺りに・・・
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 「梅林園」に入る道がある。
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 この看板が唯一の目印のようだ。
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 軽自動車幅の細い道を徐々に上るが、見回しても梅林らしきものは見えない。
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 彼方に青いネットのハウスが見えるのだが、何かの栽培をしているのであろうか?
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 右の山肌に梅の樹が現れ始めた。ここが梅林園なのだろうか?
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 だが・・・林でも園でもない規模。
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 満開だが、この程度の樹々は大井地区には多数観られる。
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 更に先へ進むと梅の樹は途絶えてしまった。突き当たりには貯水池があってその向こうにトラクターが動いていた。
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  道なりに左折する・・・鉄製の門、どうやらこの辺りは私有地のようだ。
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 仕方なく引き返してみると、遥か彼方に白や桃色の花が咲いている樹々が並んだ畑がある。
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 途中に入って良いのか細道があるのだが、今回は来たルートを戻りながら遠方から眺めるだけとした。
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  段々畑に梅の樹が間隔をあけて並んで植えられている。
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 特に「梅林園はこちらへ」の看板は見当たらない。
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 肉眼では遠すぎて満開なのかが分からないので、コンパクト・デジカメのズームで撮っておいた。
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 今回は昼食の合間だったので至近まで行く時間が無かったが、梅の樹が90種200本、あまりに広大過ぎるが確かに有りそうである。次回に宿根の集落辺りを訪れるとすれば「宿根の大桜」を観る時期となるが、宿根地区全域では現在も2018年に発生した豪雨災害の復旧工事が進行中であり、個人的には行楽気分だけで訪れるのは少し気が引ける。

 2014年末の帰省時に撮った写真を2015年3月に旧ホームページへ載せた賀茂川の遊歩道。コメントには「定年後に帰郷したら、この遊歩道の長椅子に寝っ転がって桜並木を眺めたい」との感想が書かれていた。だが、いざ帰郷してみればこのありさま。その2020年の晩秋に撮った竹高辺りの土手下にある遊歩道の写真を拡大してみるがこの通り獣道と化していた。
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 この辺りは桜が咲く時期になると見ごたえの有る桜並木となるのだが、遊歩道が荒れ果てていたので来須地区側の川沿いの路上からしか眺められなかった。だが、今年になって遊歩道が整備される工事が行われていることを知り、2015年から切望していた3月下旬から4月上旬までの桜並木が満開の季節に遊歩道上からの花見が叶う可能性がありそうだ。(2023/03/10撮影)

 工期は3月31日までとなっているが、現状はどの程度進んでいるのだろうか?
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 旧本渡橋から朝日橋までの来須地区側の路上から対岸の遊歩道を確認してみた。
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 対岸からは遊歩道の路面自体や数箇所あった長椅子は確認できなかったが、これまで獣道と化していた雑草や樹木の茂みは綺麗に刈り取られて改善されているようであった。これならば自転車を土手脇に置いて遊歩道上から満開の桜並木が満喫できそうだ。駐車場が近ければ新たな観光スポットになるであろう。

 本日、2階の押入れを整理中に葉書類の束の中に挟まっていた1枚の写真を見付けた。これまで見た憶えがない名刺サイズ程度のモノクロ写真で、どこかの通りを自転車で走っている様子が撮られていた。(2023/03/09発掘)

 ルーペで拡大してみると私と弟が自転車に乗ってる後ろ姿を誰かが撮った写真のように見える。自転車の型とサドルの帯の記憶から私が小学生だった1960年代末の頃であろうか。向かってくる自転車に乗る親子?は親戚のようでもある。この頃に私の親が撮る写真は全てカラーだったので、これはカメラ好きの親戚による撮影かもしれない。

 それでは、この撮影場所はどこなのだろう?左右の家屋が黒くて場所が特定できない。そこで細部が確認できるよう生写真をスキャナでパソコンへ高精細で取り込んでみた。それがこれである。
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 先ずはこの写真の明度を上げて左右の建物が見えるようにしてみた。古民家風の瓦屋根から町並み保存地区(当時は上市区)のどこかのようである。
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 中央を拡大して明度を平均化してみるとコンクリート製電柱の左隣りに見覚えがある屋根が確認できた。この曲がった「てり・むくり」のある大屋根瓦がある建物と言えば松阪邸ぐらいしかない。であれば左右の建物は角竹鶴と竹鶴酒造。奥はビルに建て替える前の水儀支店ということになる。ただ、朝日山の稜線が現在よりも高い位置に見えるのがどうも納得行かない。
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 googleマップでこの写真と同アングルを再現してみたが朝日山の稜線は同じには見えず。蔵出し写真から松阪邸を多数確認してみたが同アングルで撮られた写真も見付からず。写っているのが松阪邸であることを確認する為、屋根の形状が分かり易い1枚をモノクロ化してみると見事に形状が完全一致した。
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 朝日山の稜線の差異は解決できないが、この謎?の写真は竹鶴酒造の辺りで撮られたものであることは間違いない。ただ、私と弟はなぜ後ろ姿なのだろうか・・・、写真を撮るならば「写真撮るけ~こっちを向きんさい」と声をかけて撮るのか普通であろう。いや、親戚に思いあたるカメラ好きの偏屈(へんこつ~)が1人がいた。

 当時としてはどうでも良い1枚のスナップ写真だが、昭和時代に町並み保存地区に並んでいた電柱は木製ばかりではなく既にコンクリート製もあったことも判明。実家の古いタンスの引き出しに仕舞ってあった私の写真アルバムが、帰郷前には無くなっていたのが悔やまれる。

 「修景広場」と「おかかえ地蔵尊」の枝垂梅に続いて、西方寺の境内にある枝垂梅の満開を鑑賞。(2023/08/07撮影)

 西方寺の石段から塀の向こうにチラリと見えるのが枝垂桜。
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 先ずは本堂にて参拝。
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 枝垂桜は山門脇にのみ。ここを訪れた観光客も入れ替わり立ち代わり写真撮影していた。
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 この枝垂桜、午後からは境内側から撮ると逆光になるので・・・
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 他に逆らって塀側からも撮っておいた。
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 時折り花弁に蜂がとまるのだがズームで撮ろうとすると場所が定まらず。
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 数分間粘ったが蜂が撮れた写真なし。昨年はメジロが偶然撮れたのに・・・。
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 ここかが「竹原である証し」として枝垂梅の樹の下から彼方の朝日山を撮っておいた。
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 鐘楼手前にも満開の樹があるのだが、これも花びらの輪郭が丸いので梅のようだ。山門脇の枝垂梅程の艶やかさは無いが、こちらの樹は普明閣が透けて見える場所にある。
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 鐘楼から眺めた普明閣。
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 定番位置からの撮影。こちらの境内には花は咲いていない。
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 撮影していた30分程度、平日でもここを訪れてきた観光客は10人以上。ここから竹原が一望できるとの情報を何かで得ているらしい。
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 外出してから小一時間、顔面と目玉(角膜と結膜)が杉花粉まみれになって痛痒いので、早く自宅に帰宅して水流で花粉を洗い流したい。
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 「宿根の大桜」の手前にも広大な梅林(竹原市の援助で個人が管理)があることを忘れていた。長い期間で鑑賞できるように多種の梅が植えられているらしい。

 桜の開花は例年よりも早く3月23日頃らしい。来須地区の賀茂川沿い土手やバンブー公園の桜並木の満開が楽しみだが、その前に満開となるのが保存地区内にある枝垂梅だ。本日は先ず「修景広場」とその奥の「おかかえ地蔵尊(大名谷地蔵)」にある枝垂梅を観に訪れてみた。(2023/03/07撮影)

 昨年のこの次期は人通りは閑散だったが、本日は平日でありながら散策する観光客の多さにニンマリ。最初に訪れた「修景広場」には枝垂梅の樹が1本。本通りから広場内を覗くと外国人観光客が記念撮影中。
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 この枝垂梅の「咲き乱れ」は圧巻。
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 至近で撮り始めると観光客が広場へ数組訪れたが、枝垂梅よりも竹の風車群に興味を惹かれていたようであった。ただ、本日は殆ど無風状態なので回る様子は観られなかった。
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 そして次は「おかかえ地蔵尊」の枝垂梅へ。
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 ここにも1本ある。
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 この後、西方寺の境内にある枝垂梅を撮りに訪れたが、照蓮寺の親鸞聖人象後ろにある梅の樹を確認するのを忘れていた。昨年は2月下旬には満開だったので既に散っているかもしれず撮り損ねてしまった。

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