安芸の小京都 竹原アルバム

このブログは私の故郷竹原のディーブな散策アーカイブです。 1996年から続けていた旧ホームページをブログとして継続中。 (ご注意:観光向けではありません)

2023年04月

 「宮床さん」での露店通りと内堀公園内のイベントを観たあとで「山笑店」にて昼食用に買った唐揚げ(大)を持って床浦神社へ。その途中、懐かしい忠海高校への指定通学路の途中にて古民家カフェがオープンしているのに目が留まった。帰郷してからもここは何度も通っているが古民家カフェがあることは知らなかった。(2023/04/16撮影)

 場所は山笑店と河畑商店跡に挟まれた路地2本のうち駅側から入って十数メートル
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 2階は北面が全面窓と珍しく旅館風の造り。
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 なぜか誘われるように入ってみたい気分がしたのだが、手には既に昼食用の唐揚げとコーラ。
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 後ろ髪を引かれながら床浦へ向かった。
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 撮った写真に写っていた窓の貼り紙を拡大してみると「あかり忠海 ランチ、カフェ営業のお知らせ」。営業日によって担当者?店?が変るようだ。この日の4月16日は「あかり忠海」が担当であった。
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 「あかり忠海」をネットで調べてみると正式施設名は「古民家宿 あかり忠海」。公式サイトは Instagram と facebook なので登録してないので閲覧できなかったが、各種旅館予約サイトなどでは施設情報や予約ができるようだ。一軒まるごと貸切の宿泊&シェアキッチンであり、リノベされる前は和菓子屋だったとのことである。この通りのここに和菓子屋が在ったことは知らなかったが、「うさぎ島」で活気づいていた頃に忠海のどこかに貸切の宿ができた記事を数年前に見たような記憶は微かにある・・ような気がしている。
 そして「あかり忠海」の「ランチ、カフェ営業」についてだが、期間限定的なのか恒久的なのかは現時点では分からず。貼り紙の内容では不鮮明であるが5月からの予約問合せは「あかり忠海」と読み取れるので、宿泊についての記述でなければ今後も「ランチ、カフェ営業」が続けられるかもしれない。

 2月頃に田万里郵便局の傍に「ドーナツ屋」がオープンしたらしいのだが、田万里経由で西条へ行き来する際に国道2号線から郵便局の周囲を何度眺めるもそれらしき店舗が見当たらない。店名が分からず店の情報が直には得られなかったので、仕事の公休日(火曜日)に実際に郵便局の周囲を訪れて場所探しをしてみた。(2023/04/18撮影)

 店名はキーワード「田万里 ドーナツ」でネット検索すれば即分かったのだが、それでは現地で直接探してみる面白味が無いので敢えて検索せず。

 先ず、最初に目に留まったのがこの看板?「田 TamariYa」だった。どう見ても「ドーナツ屋」なのか少し迷ってしまった。
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 ではその「ドーナツ屋」までのルート(・・と言う程の道のりではなかったが)を数枚の写真で示す。国道2号線から福富への県道351号始点の交差点角に田万里郵便局がある。先ずはこの交差点を右折。(後に分かったルートと建物を赤色矢印と文字を加えた。)
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 郵便局を過ぎると新幹線高架が見えるのだが、いかにも「ドーナツ屋」風の建物かが見当たらない。もしかしたら高架下の向こうなのだろうか?と県道を徐行していたら脇道に白い四角い看板が目に留まったので入ってみた。この脇道は福祉バス停留所のようだが、この看板がある場所に更に脇道があった。
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 道幅は市道(私道?)レベルなのだが行ける所まで進入してみることにした。
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 その先には平屋の建物が2棟以上見える。
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 古い建物の塀には「田万里保育所」の銘板が嵌められていた。確かここは幼稚園と保育所の統廃合で廃所になったはず。既にこの地域の何かの活動施設として使用されているようである。だが、どう見ても「ドーナツ屋」てはないので更に先へ・・・。
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 その奥隣りには黒い壁の平屋が現れた。もしかしたらここが「ドーナツ屋」なのたろうか?だが看板らしきものは無い。更に先へ進んでみたが同デザインの建物があるだけに終わったのでバックしてここへ戻った。
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 4枚扉の玄関脇に見付けたのが「定休日」の貼り紙。その手前には車止めらしい棒が嵌められているので駐車場のようだ。
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 以上、今回の探索で得られたのは「田 TamariYa」の看板と、この店舗風の建物に「定休日」の貼り紙の3点。たぶんここが「ドーナツ屋」なのであろう。

 帰宅した夜中に封印していたネット検索を試みたところ店名が即見つかった。検索結果先頭のプレスネット記事によれば店名は「田万里家 RICE DONUT(ライスドーナッツ)」。あの看板には英文字で「TamariYa」と書かれていたので間違いないだろう。このプレスネット記事やホームテレビ取材記事には各種ドーナツや店舗写真などが掲載されているので是非参照してほしい。
 なお、各種情報サイトに掲載されている「田万里家」の「 RICE DONUT」の公式サイトはアプリをインストールしなければ閲覧できないInstagramらしいのだが、現時点ではリンク先が途絶えているようであり、Twitterの公式サイトであれば閲覧はできた。更にこの店舗の黒を基調とした建物の設計と施工などについてはここを参照してみてると良い。

 今回は定休日であったが次回は日曜日かGW中にドーナツを買い求めに訪れてみたい。

 本日は田万里にオープンした「田万里家」の在り処を調べに行く途中に「更科」を訪れてみた。田万里郵便局の傍にドーナツ店が新規オープンしたことを2月頃に知ったのだが、何度も国道2号線走行中や信号待ちにて周りを見渡すもそれらしき店舗は見当たらず。もしかしたら郵便局から新幹線高架下までの国道上からは見えない場所に違いないと実際に探しに行ってみることにした。だが、その前に何処か途中で昼めし・・と新庄交差点を曲がった際に目に留まったのがこの看板「ラーメン・ちゃんぽん 和洋中華レストラン更科」であった。(2023/04/18撮影)
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 ここを以前に訪れたのは20年以上前だったか、いや旧ホームページにはこの看板ぐらいしか載せていないことから初期の「安芸の小京都 竹原」を始める前の1996年以前であろう。
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 微かに思い出せるのは竹原帰省時に家族で中華丼を食べている映像のみ。
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 店内へ入ると食券の事前購入ではなく、自ら好きな空テープル席を選んでメニューでの注文であった。
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 メニューには定食・丼物・皿物が多数、確かに和洋中華であるが一般的な大衆食堂系レストランの品揃えといえよう。どれにしようか色々迷ったが、定食メニューの先頭(売れ筋に違いない)に書かれていた「トンカツ定食」(税抜き1200円)を注文してみた。定食を注文後、厨房からは肉を叩く音とトンカツを揚げる香ばしい香りがテーブル席まで流れてきた。

 これがそのトンカツ定食。
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 嬉しいことに刺身も付いていた。
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 トンカツの肉は分厚くて柔らかくホクホクでジューシー。揚げ立てなのでカリカリのコロモまで未だ熱い。
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 店内の中央には「おでんコーナー」があり、見上げるテレビは店内の両隅に2台でブラウン管式。流れていたのは「徹子の部屋」だった。EXILEのメンバーが出演しており、話はEXILEのHIROさんに及び、竹原市で生まれた有名人だったことを思い出して見入ってしまった。
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 ここを訪れるのはこれで2度目となるが、何だか妙に懐かしくて落ち着ける不思議な店であった。気負いせずにずっと居られ、何度でも訪れたくなる独特の雰囲気が昭和時代からずっと続いている訳なのかもしれない。

 食べ終わって外に出て背伸びしていると人影?
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 ・・・・?
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 今度訪れる際は注文に迷っていた豚汁定食を頼んでみよう。迷った理由は注文時に「とんじるていしょく」か「ぶたじるていょく」と読むのかを迷ったからである。「ぶたじる」と読みたいのだが・・・通じるだろうか。もちろんここでは「ランチ」ではなく「昼めし」であろう。
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-以上-

 昨日の記事の続きは「床浦神社」への参拝と床浦海岸の散策。床浦神社の祭日は本来4月15と16日なのだが近年は直近の日曜日を中心に3日間の祭事「宮床さん」が開かれている。床浦神社の所在地は単に忠海町なのたが旧町名は宮床であった。調べてはいないがその宮床にある床浦神社の祭事を地元では親しみを込めて「宮床さん」と呼んでいたのであろう。
 『竹原聞きある記』によれば、第二次世界大戦前までは遠くは大三島や大崎島辺りから訪れた船で床浦の浜が埋め尽くされ、疱瘡に罹らないよう境内の砂を持ち帰ったり、我が子が疱瘡に罹らないよう母親が子供の額を海水に濡らしていたらしい。古くは太閤秀吉公も祈願されている創建永禄8年(1565年)の歴史ある神社だが、さて「宮床祭」で賑わう駅前商店街から徒歩で10分程度の床浦海岸と神社の様子はどうだろうか?(2023/04/16撮影)

 先ずは床浦神社の境内の代表写真、祭日に立てられる幟が春の風にはためいていた。
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 次に賀儀城跡の城山にある大正公園からの床浦海岸全景。
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 「山笑店」で買った鳥の唐揚げとコーラを持ちながら、駅前商店街メインストリートから国道185号と城山踏切を渡って旧忠海小学校・中学校跡のグランド脇から床浦海岸へ。

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 境内には普段は見られない幟が1対立てられていた。
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 境内には誰も居ないが拝殿の扉が開かれていたので先ずは参拝。
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 賽銭を投げ込んでから二礼二拍一礼の最中に拝殿内に居られた宮司?禰宜?から賽銭箱脇にある大麻(おおぬさ)で頭を撫で御祓いをしてもらえた。
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 さて、どこで昼食をしようか?
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 あの常夜灯籠がある突堤の根元にしよう。
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 ここから眺める床浦海岸の砂浜は絶景。
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 食事を終えて神社の参道が海岸とも言える床浦海岸を散策。
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 遥か沖には久野島。
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 昭和時代は「東洋一高い送電鉄塔」と聞かされた。その真偽はいまだ不明。
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 東側の突堤からの眺め。
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 振り向くと山肌に巨大な穴。防空壕なのだろうか?
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 入ってみたいが段差が1m以上あって降りられない。
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 この間、砂浜の波打ち際にムービーを置いて動画撮影していたが、どこからか訪れた来訪者2名が波打ち際に映り込んでしまったので掲載はボツ。
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 床浦海岸を去って賀儀城跡の大正公園に上がって動画撮影の準備中・・・
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 そこへ先程の来訪者が息を切らしながら城山に現れた。軽く挨拶してみたが反応が無かったので外国人だったのかもしれない。

 以上で「宮床祭」のレポートは終わるが、床浦海岸の西脇にあった石風呂跡(岩乃屋旅館)や忠海町の散策で偶然見つけた光景について引き続き写真で紹介する。

**** 追記 **** (2023.04.18 10:15)
明日4月19日の「あさイチ」(NHK総合)にて「竹の駅」が「いまオシ!LIVE」に登場予定。テーマは「竹LOVE!アイデアを形に」とのことなので必見!もしかしたら「竹まつり」も近いので開催告知を兼ねているかも・・・。

 本日は、忠海の主要イベントのひとつである「忠海宮床祭」を訪れてみた。開催は昨日土曜と本日の2日間だが、昨日は降ったりやんだりの雨天で本日は辛うじて15時までは晴天。帰郷してからの3年間はコロナ禍で中止だったので、私が竹原を離れた1982年以後から初めて「宮床さん」を訪れたことになる。
 しかし、いつから「忠海宮床祭」に名称が変わったのだろうか?遠い記憶では別の場所だった気がするのだが、もっと床浦神社に近かったような気がする。(2023/04/16撮影)

 当初は自動車で訪れる予定であったが、露店で生ビールや焼鳥などが売られていると・・つい手が出てしまうので久しぶりに呉線を使うことにした。レッドウイングに載って忠海駅到着は11:30頃。
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 駅を出ると待合室の窓に横断幕「忠海宮床祭」が張られていた。
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 会場は例年より狭く、内堀公園とその周辺の商店街1筋で行われることを予め聞いていた。車両通行止めの路地を曲がると空腹の昼前なので香ばしい祭り特有の臭いにそそられてしまった。
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 マミーマートや樋口電機などがある私にとっては懐かしい場所に複数の露店が並んでいた。
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 来訪者は例年より少ないのではと聞いていたが、家族連れでかなり賑わってた。
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 懐かしい「型抜き」にトライしている子供達の真剣な姿は今も昔も変わらないようだ。
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 1回100円。成功したら貰える景品は何だろうか?もしてもう1回トライできる繰り返し?
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 時は流れて「金魚すくい」は「スーパーボールすくい」に代わった。
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 つまみになりそうなモノは有るのに生ビールが見当たらない・・・・
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 包丁や爪切りなど、イベントではなく祭りの露店としては珍しい。
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 「金魚すくい」を見つけたが「なつかしい思い出」というキャプションで「懐かしさ」が消失。
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 商店街を抜けて内堀公園へ。
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 歌謡ショーや漫才師のステージがあると聞いていたが・・・
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 公園内に置かれていた祭りのチラシ。新聞を購読していないので見るのはこれが初めて。
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 郵便局に貼られていたポスター。荒井監督が来る?・・・のではなかった。
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 芸人は昨日、今日のステージは立命館大学のサークル?ハモネプリーグ2022冬優勝の「バリバリ」。
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 公園内では昨年の「祇園祭」同様に自動車ディーラーの展示会。
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 特設ステージてアカペラが始まった。
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 曲は「ロマンスの神様」。これは大学サークルのレベルではない歌唱力とハーモニーのすごさは鳥肌モノ。
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 さて、引き返すか・・・
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 腹は減ったが露店の「鶏の唐揚げ」や「たこ焼き」が気になってしょうがない。
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 今回は祭りのメインである盛大な植木市は無いと聞いていたが、弁天さんの一角に植木市テントを見つけた。吉名の知人は「宮床さん」で植木を買って庭に植えるのが楽しみで昭和時代に買った桃や柿が庭で毎年実をつけているとのことだ。
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 一応、弁天さんに参拝。
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何となく弁天様から宮床の床浦神社へお参りに行くよう言われたような気がした。「鶏の唐揚げ」と言えば「山笑店」に限る。もうビールはやめてコーラと唐揚げを買って床浦神社へ向かった。
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 床浦神社の参拝は後程・・・

-つづく-

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