安芸の小京都 竹原アルバム

このブログは私の故郷竹原のディーブな散策アーカイブです。 1996年から続けていた旧ホームページをブログとして継続中。 (ご注意:観光向けではありません)

2024年01月

 大王市営住宅跡地が豪雨時の本川治水施設(遊水池か調整池)になるとのことで、小田山神社経由で訪れてみた。その跡地の様子については別途掲載とするが、久しぶりに小田山神社の側道を通ってみて気が付いたのが2点。それは扁額(神社名が彫られた額)が有る石製の鳥居が2基並んでいたことと、朱色鳥居が並ぶ途中に鳥居の模型が飾られたた祠が有ったこと。(2024/01/30撮影)

 ここは私が竹小時代の遊び場だったが、石の鳥居が2基あったことに気が付いたのは何とこの日であった。
#00

 上市からのこの狭い路地(参道?)は、アニメ「たまゆら」では竹原西高校への通学路だったが、改めて通ってみると余りにも淋しすぎて真冬に一人では通り抜けるまで不安であった。
#01

 手前から見ると鳥居は1つに見えるが・・・
#02

 横から見上げればもう一つ有った。石を投げて鳥居へ載せていた記憶では一つだけなのだが・・・。
#03

 こちらが手前の鳥居(前鳥居)の扁額。「たけはらの神仏を訪ねて/著:神野勝」によれば、建てられたのは昭和17年。なお、正式名は「小田山正一位稲荷神社」である。
#04

 こちらが奥にある鳥居の扁額。建てられたのは明治13年とのこと。
#05

 なぜ2基の石鳥居が並んでいるのだろうか?ここは最上位の稲荷神社なので、先ずは朱塗りの木鳥居があるのが普通だが、石製それも2基並ぶのは竹原では珍しい気がする。

 2011年頃に写真を撮りに訪れた際、ここの世話人が災害で倒れた朱塗り鳥居を解体・切断しており、新たな鳥居の寄進者を募られていたが、本数は増えず直立修繕に留まっているようだ。
#06

 鳥居のトンネルは「歯抜け」のまま。災害で倒壊していなければ「竹原の伏見稲荷」として観光スポットになっていたであろう。
#07

 先へ進むと・・・
#08

 小祠に気が付いた。
#09

 扉の前に朱塗りの鳥居の木製模型が置かれていた。この祠に気が付いたのもこの日が初めて。
#10

 狛犬(狛狐?)が阿吽の対になっているのかを再確認したいのだが・・・
#11

 ここの桜が咲き乱れる頃に境内を再訪してみたい。
#12

-以上-

 楠通仙場町にあった地蔵湯が更地になったのはいつ頃だったのか?ここを通る度に3階建ての祠を眺めながら在りし日の地蔵湯の姿を思い出してしまう。(2024/01/16撮影)

 隣りに在った仲商店までが消えてしまい、本川から旧々岩瀬書店跡が丸見えになっていた。
#01

 更地になった地蔵湯跡地は、のちにアスファルトが敷かれて駐車場となっている。
#02

 その一角に3階建ての祠が鎮座している。戦後の内湯が少ない頃は、ここの祭礼での「せったい」が有名で子供達が拝み来ていたとの記録が『たけはらの神仏を訪ねて/著:神野勝』に書かれていた。
#03

 改めて祠の各階を見てみると同居の地蔵様が少し増えているようだ。
#04


****** 以下、「在りし日の地蔵湯が消えるまで」 ****
 
[1996.10.13撮影] 最古の黎明期テジカメ(カシオQV-10)による写真。画像が粗いが女湯側に地蔵祠が写っている。
19961013a

[1999.03.25撮影(TKさん提供)] 湯上りのお客さんだろうか?私が最初で最後に利用したのは1970年頃だった。自宅の五右衛門風呂の底がオガライトの強火力に負けて抜けてしまい、修理までの1週間、タオルと洗面器を持って通っていた。その頃は男女の暖簾がある木造だったと思う。
1999032aTK
1999032bTK
 
[2005.05.03撮影] この写真で左手が女湯だったことが分かった。
20010503a
 
[2008.12.28撮影] この頃は営業されていたのだろうか?
20081228a

 この通り祠は建物と一体化。
20081228b

[2010.03.21撮影] 臨時の帰省時に解体中を目撃。祠は防塵幕に隠れて写っていないが建物と密着していたので一時的に退避されたのだろうか?未確認であった。
20100321a
 
[2010.04.30撮影] その年のGW帰省時には更地となって、トタン張りされた祠のみが橋のネキに移設され鎮座していた。
20100430a
 
[2010.08.10撮影] その夏の帰省時にはアスファルトの駐車場になっていた。
20100810a

 この祠に集められた地蔵菩薩の愛称は現在でも「地蔵湯の地蔵さん」でよいのだろか?

-以上-

 新たに購入した中古コンデジ(コンパクト・デジタル・カメラ)には240FPS(秒間240コマ)のハイスピード撮影(高速度撮影)機能が搭載されており、その実力を試すために竹原市内で一番速い速度で動く被写体を探してみた。本川の川面から飛び去るサギ、呉線電車の車窓からの眺め、竹細工の風車、新本渡橋西詰で信号無視をする連なる車両・・・。
 そしてふと思い出したのが竹原市内で時折り目撃する新幹線の通過車両。これまで何度も先頭車両を撮ろうとしたが、あまりに速過ぎて撮った写真は中間車両ばかり。あの速さなら竹原で一番と言えよう。そこで西条からの戻りに田万里郵便局近くの福祉バス停傍から新幹線高架に一瞬現れる新幹線車両を待ち伏せした。(2024/01/28撮影)
#01

 20分間程度で通過した車両は上下で4編成。この場所では近すぎで上り車両のパンタグラフさえも撮れなかった。
#02

 少し離れたドーナツ屋裏から撮れば下り車両はこのアングルで撮れるのだが、長時間狙って停められる駐車場所が無い。(2023/0/23撮影)
#03_20240423a

 仕方なく福祉バス停先の空スペースへ車を停めて、少し手前のバス停から写真とハイスピード動画撮影を試みた。相変わらず写真では先頭車両どころかピント合わせをしている間に姿が消えていた。ハイスピード撮影では、通過寸前に高架から飛び去るカラスの姿で接近間近が分かるので撮影開始。2度目のトライでギリギリで先頭車両から後端車両までを撮ることに成功した。(2024/01/28撮影)

安芸の小京都 竹原 077 竹原には新幹線が通っている【240fps ハイスピード撮影】(2024 01 28)


 この時の撮影時間は約5秒間。車両が見えていた時間は約4秒間であった。これをハイスピード動画撮影で撮ると32秒間の滑らかなスローモーション動画となる。立っていた撮影場所が悪くて外灯支柱がど真ん中に写り込んでしまったが、レールスターの車両が東広島駅方面へスローて走り去る様子が撮れていた。この動画を観て改めて「竹原には新幹線と山陽道が通っている」ことを実感できた。西条に空き地が無ければ中田万里に新竹原駅ができていて、このようにゆっくりと新幹線車両が減速して停まっていたであろう。

 妄想はこのへんにして・・そろそろ梅花の季節、西方寺の枝垂れ梅に飛んで来るメジロをスローモーションで撮るには使えそうである。

-以上-

 買い直した中古デジカメのパノラマ撮影機能には、旧愛用機には無かったアート効果が多種類用意されているようだ。取説が添付されておらずPanasonic公式サイトからダウンロードできたが300頁以上もあるので読みもせずにさっそく使い始めている。
 本日は西条へ向かう際に仁賀ダムへ寄って新たなパノラマ撮影を試してみたのだが、カメラのモニタ画面で一番きれいに見えた「インプレッシブアート」の効果にして数枚を撮影。帰宅してパソコンで写真を確認すると・・・愕然!この世ではありえない悪夢のような殺伐とした写真になっていた。(2024/01/28撮影)

 先ずは通常使用の「おまかせモード」で芙蓉湖を撮影。旧カメラと撮影結果に大差なし。
#00
 
 カメラ画面では印象が良かった「インプレッシブアート」効果にて芙蓉湖側を180度パノラマ撮影。
#01
 
 続いて仁賀小学校側を180度撮影。
#02

 取説を読んでみるとパノラマ撮影のアート効果には以下が用意されていた。
  • OFF・・・効果なし
  • ポップ・・・色を強調したポップアート調風
  • レトロ・・・柔らかい雰囲気の色褪せた写真風
  • ハイキー・・・明るくふんわりと柔らかな仕上がり
  • ローキー・・・暗く落ち着いた中に明るい部分を引き立てる
  • セピア・・・セピア色の写真風
  • ダイナミックモノクローム・・・力強いモノクロ写真
  • インプレッシブアート・・・現実には無い劇的な雰囲気
  • ハイダイナミック・・・暗い所から明るい所までバランスのとれた写真
 考えてみれば全効果を用いて撮ってみる時間は有ったのに試したのは一種類のみ。取説の通り、現実には無い写真になってしまっていた。私にとってはこんなアート効果はパノラマ写真に不要だが、最後のハイダイナミックは暗い所から明るい所まで360度回る際には使えるかもしれない。

続いて旧カメラには無かった機能を色々と試してみたい。もちろん、通常撮影をした後での試してある。

-以上-

 日本橋通りの路上へ落としてしまいズームレンズの筒が潰れた愛機のコンパクトデジカメ。新たにAmazonで購入した後継機が手元に届くまでの日を待って、江戸堀でカメラを何度も再起動させてやっと撮れた最後のパノラマ写真。この後の湊神社内での撮影中にパノラマ撮影は完全に機能しなくなってしまった。(2024/01/16撮影)

 江戸堀を塩浜踏切からパノラマ撮影をしながら明神橋まで南下。
#01

 明神橋を渡って湊神社内を撮影後、灯台突堤先と新湊橋上からパノラマ撮影をする予定であった。
#02


 その前に江戸堀が眺められる明神橋上からもぐるりと360度撮影を試し撮り。
#03
#04


 以下がその360度パノラマ撮影写真。

東(三井グランド)⇔南(新明神橋)⇔西(給食センター)⇔北(朝日山)⇔東(三井グランド)
#05

 Amazonで購入した新たな中古デジカメが Panasonic の DMC-TZ40。壊れてしまったカメラ DMC-TZ30 の後継機である。2013年製造の古い機種だが片手で撮れる使い易さと機能を踏襲し、更に機能と性能が向上しているようで今後の散策に大活躍しそうである。特に暗い場所での撮影品質は驚くほどに高く、夜中に片手持ちの最大ズームで月を撮ってみたらクレーターまで写っていた。
#111

-以上-

↑このページのトップヘ