安芸の小京都 竹原アルバム

このブログは私の故郷竹原のディーブな散策アーカイブです。 1996年から続けていた旧ホームページをブログとして継続中。 (ご注意:観光向けではありません)

2024年02月

 水曜日の午前中、竹原の東の空に不思議な黒雲と白煙を目撃。まるで天に昇る龍のような光景であった。(2024/02/07撮影)
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 朝日に照らされた白煙は、まるで発射台から打ち上げられたロケットの飛跡のよう。
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 黒雲と・・・
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 白煙をズーム撮影。電発からの薄い煙は右隅に写っていたので別物。
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 ならば火災か?竹原市にて2月7日の火災を調べてみると忠海東町にて発生していた。

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 賀茂川に氷が張らないこの暖かさでは、今年は梅の満開が例年よりは早いかもしれない。町並み保存地区の修景広場奥にある「枝垂れ梅(シダレウメ)」の樹が今週頭には開花していた。まだ遠目には目立たないが、満開の時期になると息をのむほどに美しく八重に咲き乱れる樹である。(2024/02/04撮影)
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 樹がある場所は「まちなみ竹工房」の裏。
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 竹細工の風車群を撮りに修景広場を訪れた際に、枝垂れ梅が開花しているのに気が付いて近寄ってみた。

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 未だ一枝に一輪程度の開花で、どの花を撮るか迷う程の数では無かった。
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 ここが「竹原」である証しを背景に入れようにも、江戸時代の頃の地図看板ぐらいしか見当たらない。
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 わざとらしい写真になるのであきらめて・・・見栄えの良い箇所を見付けて普通に撮ったベストショットがこの一枚。
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 本日は雛御殿物を掲載した「旧笠井邸のプレ雛飾り(その1)」の後半で主にペア物を掲載。(2024/02/04撮影)

 先ずは床の間の棚に置かれていた3作品。これは昭和初期につくられたパロディ劇風の『かちかち山』。雛人形なのかは怪しいのだが、右が兎面を着けており、泥船に乗った左は狸面と思われる顎が写っている。例えの「泥船に乗ったつもりで・・・」?いや、「大船に乗ったつもりで・・・」と講談師の神田伯山がラジオで語っていたのをフト思い出した。
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 その隣にはツヅラを担いだ翁だが、左の赤い着物は人に非ず雀の頭。これは劇というよりは『雀の恩返し』の挿絵をリアルな人形にしたのであろう。問題はこの翁のツヅラのサイズが「大」か「小」かだが、豪華な着物の身なりとニヤけた顔付から「大」ではなかろうか?
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 最後は物語ではなく縁起物の人形で、大黒様(左)と恵比須様(右)であろう。
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 続いてペア物、変わり美雛等が置かれた棚を全て撮影。個々にコメントを書きたかったが、私には語れるほどの知識なし。豪華な彫物、焼物があれば、現代のアニメ・フィギュア的な庶民の密かな楽しみの小物もあり多彩。
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 笠井邸の一階を観終え、急な階段を上がって二階へ。
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 舞台がある部屋の脇に超豪華な雛壇が展示されていた。説明板は見当たらなかったが、内裏様が右なので大正時代以前の作であり、竹原の元豪商の所蔵なのだろうか。
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 二階には他の雛人形は見当たらず。多数、パノラマ撮影をしておいた。
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 竹原での「雛壇人形」で私が思い出すのは映画『時をかける少女』の幼少シーン。あのシーンで使われた雛壇人形は今回の展示品の中に有るのだろうか?それとも撮影用セットだろうか?遠い昔に買ったDVDを見直してみたい。

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 本日はフジグラン東広島で映画「ゴールデンカムイ」を鑑賞。田万里町経由で西条へ向かう際に、西野町の国道2号線仁賀東口交差点の信号待ちにて北側の田圃にそびえ立つ「神明さん」を目撃。昨年は田万里町の国道2号の二車線辺りで目撃したが、今年は見付けられなかった。(2024/02/06撮影)
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 目を凝らさないと存在に気が付かない程の写りで、中央に小さく見える塔?が「神明さん」である。
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 拡大してみると扇子の形から吉名や小梨のものと同様に「女神明」ではあったが、各部の造りと飾りは異なっている。扇子の向きも恵方を確認、燃されるのは来週の日曜日(2月11日)だろうか?
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 さて、今週末からは所属する自治会の「神明祭」に向けた竹採取(2月10日)と組上げ(2月11日)が行われる。竹採取には仕事で参加できないが、組上げ作業は最初から最後まで参加できそうである。組み上げる様子を視るのも手伝うのも今回が初めて。「憧憬の路」の「竹灯り」の制作と同様に、また足手まといになるだろうが、軍手と斧や鋸を持参して「神明造りの匠の手ほどき」を受けてみたい。

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 町並み保存地区を散策中に旧笠井邸にて雛飾りが既に展示されているのが外側から見えた。今年の「雛めぐり」イベントは2月10日からだが、雛飾りの展示は既に始まっているようだ。(2024/02/04撮影)
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 旧笠井邸の暗がりの中に赤い展示物が見えた。もちろん赤いのは雛飾りに間違いない。
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 屋内へ入ってみると両サイドに豪華で荘厳な雛飾りが並べられていた。奥にはよくある「雛壇」ではなく「雛殿」?といえる本物の御殿を縮小した「雛御殿」もあり、どの展示物も撮影可であることを管理人へ確認してから鑑賞と例の新デシカメで撮影(ストロボ使用なし)をスタート。

 先ずは粗く拝見。左奥の床の間には御殿とペア5点の展示。
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 その手前にはペア物が10種以上。
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 向いの右側奥にも「雛御殿」が3点。
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 その手前には源氏物語の「貝合わせ」が並べられていた。
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 長すぎて1枚に撮れないのでパノラマ撮影を試みたが、屋内が暗いのでボケてしまった。
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 以下からは「雛御殿」を鑑賞&撮影。

 注視して欲しいのはお雛様とお内裏様の座る位置である。管理人から聴いた説明では、昭和天皇の時代からは国際的な男女の並び「男--女」の結婚式となったことから雛飾りもトレンドに倣って変えられて、それまでは「女--男」であったらしい。
 その前と両側には三人官女が並び、一人はお歯黒(既婚者)とのこと。御殿手前には五人囃子も座っている。
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 昭和時代からのお雛様とお内裏様の並びを再確認。
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 次も昭和物、こちらは雛御殿と雛壇が組み合わせられ豪華絢爛。
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 ものすごい煌びやかさ!
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 お雛様とお内裏様の並びを確認。
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 向いは大正時代かそれ以前の雛御殿。逆光で撮影が難しい。
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 確かに並びは逆になっていた。三人官女の誰が既婚者かはお歯黒が描かれておらず判別できず。
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 この三人、酒に酔ってかご機嫌模様。鯛や鍋もリアルである。
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 手前には五人囃子が演奏中。その背後に立つ御老人が、この中で一番偉い人(位の高い人?)とのことだ。
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 その展示の右隣りが最後に鑑賞した雛御殿。
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 御殿の左に置かれている木が「橘(たちばな)」で・・・
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 右側に置かれるのが「桜」(桃?)とのことだ。
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 こちちらもお内裏様は旧時代の右。三人官女と・・・
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 隣り部屋には五人囃子が座っていた。
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 これまで、ここまで詳しく鑑賞したことは無かったし、こんな豪華な雛御殿を毎年至近で鑑賞できるのが「たけはら町並み 雛めぐり」である。

 なお、ペア物や2階展示は別途「その2」にて掲載する。

-以上-

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