西方寺や普明閣が写真に撮られる場合、地上から見上げた西方寺の石段と山門や、普明閣の境内から見上げた舞台が定番アングルなのだが、敢えて「ひねくれた視点」で撮ってみると「新たな発見」があることも多々ある。今回は屋根瓦の上で一番目立つ存在でありながら、なぜか目立っていない「装飾瓦(鬼瓦)」について着目してみた。(2023/11/27撮影)

 装飾瓦を撮るきっかけとなったのは西方寺山門のこの鬼瓦。獅子なのか麒麟なのか?
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 先ずは普明閣の装飾瓦を撮れる範囲でズーム撮影。
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 真正面頂上。
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 典型的な鬼瓦。真正面と側面から狙ってみた。
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 何だか口と耳の中が赤い。
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 次は北側からのこの2箇所。
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 やはり口と耳の中が赤い!着色されているのか2色になるよう焼かれたのか?
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 続いて南側から。
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 ドローン撮影なら瓦の敷き方が分かるのだが、屋根の先端ではない場所にも鬼瓦がある。よく見ると先端のものとは顔が異なっている。
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 北面にも同様の鬼瓦。
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 次は西方寺の山門上。
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 頂上の手前には鯱と鬼の装飾瓦。
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 鯱の顔は見えないが鬼は普明閣のものと同じだろうか?だが、口や耳の中は赤くない。
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 西面の対は獅子だろうか?左足に獅子舞の布に描かれた模様と同じ彫り物。
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 反対側から見た顔では獅子であろう。でも獅子には角は無い。ならば麒麟か?
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 反対側の鯱で顔が分かった。
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 最後は東面の装飾瓦。
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 こちらは麒麟か?それとも獅子か?前足で倒立している姿が可愛い。
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 尾は4本?1本?頭には角がある。
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 反対側にて顔は分かる。
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 他とは違って角が無い。いゃ、眉毛ではなくて尖っていない角か?
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 山門の装飾瓦をズームで見た感じでは、近年に葺き替えられたのか艶も有って全く経年劣化していない。普明閣のはそれなりに劣化しているよで口と耳の中が赤色なのが「新たな発見」であった。

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