明神の灯台突堤の根元壁に「この先行止り」の警告パネルがあり、ならば「この先の行止り」まで試しに行ってみたのを思い出した。それはもう10年以上前の帰省時だったが、現在はそのパネルも朽果てたのか既に消失していた。そこで再びその「行止り」まで訪れてみることにした。(2024/06/25撮影)

 灯台突堤の途中から見える「行止り」の場所を黄色矢印で示す。
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 集会所の傍にあるゴミ・ステーションに掲示された防災マップでもその場所を示した。
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 灯台突堤の根元から防潮堤沿いに西へ進むと・・・
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 防潮堤が途切れた。この先に右へと続く坂道は有ったが墓地と民家への私有路であった。
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 防潮堤の最西端に切れ目があり、砂浜ではなく小石だらけの海岸へ出入りできる。普段は開放されているが、津波・高潮発生時には広島県東広島地域事務所建設局 竹原支局 維持管理課によって閉じられると書かれたパネルも経年変化で真っ白になっていた。
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 前回、この海岸を訪れたのは 2010年の夏帰省。その時の景観と左程の違いは無いので過去写真は載せないが、消波石とテトラポットの集合体の先に突堤と灯台が見えるだろうか。
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 海岸正面には生野島や大崎上島が見える。
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 遥か彼方に契島や大崎上島間を航行する船舶が見えた。
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 晴れていれば絶景なので長時間滞在するのだが、この日は曇天だったのが惜しい。
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 大潮の干潮なので右手にも長く海岸が露出している。ここを歩けば横島沿いにハチ岩まで行けそうだが、さすがに時間・距離的に無理そうだ。
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 遥か彼方には吉名町宗越の送電鉄塔が見える。
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 パノラマを撮って・・・
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 元の場所(突堤根元)へ戻る。
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 今月の自治会回覧で分厚い竹原市防災マップ冊子が各世帯へ配布されたが、WEB版では津波時のこの海岸の浸水深は予想外に1m以下、だが高潮時ではなんと!4m超であった。津波の想定が南海トラフかは未確認だが、竹原市の南側では津波よりも高潮の浸水深が深刻な被害となることが分かった。ちなみに我が家は津波被害範囲外なのに高潮では 3.4mの浸水、洪水では 1.6mの浸水予想であった。倉庫の2階に的場で遊んだビニール製のボートや浮き輪があるが、空気入れと一緒に捨てずに残しておくことにした。

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