本ブログ記事にて度々登場する『たけはらの神仏を訪ねて』(著者:神野 勝)を、ヒョンなことから著者の知り合いの方から実物を借りることができたのである。この著書に初めて出逢えたのは、新町の「日の丸写真館」隣りにある「Cafe & Restaurant HINOMARU」の本棚であったが、店主に入手先を尋ねると頂き物で自費出版による非売品とのことで、帰省時に時々ここへ立ち寄っては読むしか手がなかった。後に竹原市立書院図書館で借りられることが分かり、散策時に訪れた神社仏閣や地蔵尊の諸元?と謂れを知るための貴重な情報源になっている。
 その「ヒョンなこと」とは、家内が知人との食事で「たけはら そば處 手打ち かんの」を訪れた際に『塩が育んだ文化の町  竹原 増訂版』(発行:竹原郷土文化研究会)という本が販売品として置かれているとの連絡があり、未入手本だったことから購入を頼んでおいた。その後、買って帰ったその本と一緒にトートバッグから「ドーン・・・」と出てきたのが、なんと!!あの『たけはらの神仏を訪ねて』なのであった。
 確かこれは非売品だったハズ。家内にワケを訊いたところ、その本の隣りに見覚えのある『たけはらの神仏を訪ねて』が置かれており、店主へ在庫があるかを確認したところ、店のご主人が著者で自費出版で発行した全500冊をすべてを知人へ配られたとのこと。もう残りはないのだが、手持ちの一冊を貸して頂けるとのことで、有難いことに1年でも2年でもじっくりと読んでほしいと仰っしゃっていたと聞く。

 もうお分かりの通り、本著書の著者「神野 勝」さんの読みは、これまで勝手に「かみの」さんだと決めつけていたが、保存地区にある「たけはら そば處 手打ち かんの」の「かんの」さんだったのである。

 その本がこれ。(2021/04/16に借りる)
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 訊いた経緯では実質無期限の貸し出しのようなので、私自身が「たけはら そば處 手打ち かんの」を訪れて、しばらくお借りする御礼と著書の撮影や編集の御苦労などをお聞きしたいのだが、いかんせん蕎麦アレルギーなので食事自体が難しい。家内と知人が定期的に店へ食事に訪れているようなので、その際に本件をまかせることとしよう。
  
 そして今回購入した本『塩が育んだ文化の町  竹原 増訂版』がこれである。
#01

 これは道の駅で売られていたのを憶えているのだが、呑み比べの3銘柄セットを買っただけで、これは買わなくても図書館で借りられるのではと買わず仕舞いになっていた。だが、これまで図書館では本書を見た憶えがない。本書は「竹原の塩田」に特化した極詳細の内容と写真が掲載されており、これを読まずして「竹原の歴史」は語れない程の貴重な情報源といえよう。

 この『たけはらの神仏を訪ねて』と『塩が育んだ文化の町  竹原 増訂版』の2冊によって、本ブログ記事は更にディープな写真掲載と内容も書けそうである。