安芸の小京都 竹原アルバム

このブログは私の故郷竹原のディーブな散策アーカイブです。 1996年から続けていた旧ホームページをブログとして継続中。 (ご注意:観光向けではありません)

旧ホームページ記事

 前回の更新から半年間もサボッてしまった。その理由は何か・・通勤時間が電車で片道2時間の疲労蓄積で土日の夜は丸太のように寝る・・わけではなく、通勤中の電車内で毎夜読んでいたあの巨大掲示板の竹原関連のスレッドが原因である。これまでは毎月のように竹原を訪れてくれていたにも拘らず、一転して竹原市の環境や住民を滅茶苦茶にけなすような書き込みが増え始め、竹原とは何の関係も無い支離滅裂の書き込み等もあり、ストレスで少々鬱に陥ってしまったようで更新作業の時間は夜食を食べながら溜まった録画を朝まで見るという不健康な生活になってしまったからなのである。リタイヤして帰郷するまであと2年、いや未だ2年もあるのだが、早く竹原で暮らしながら毎日旨い物を食べてのんびりしたいものである。

 それで帰省時にどうしても食べ見たかったのがコレ。GWに「のんびり亭」の「穴子丼」の幟が誘うのである。昼時の観光客もはけ始めた14時前だが久しぶりに訪れてみたら貸切状態。注文はもちろん「あなご丼」である。ミニうどん付きで少々値は張るが、観光地ではこの価格で問題なし。前回訪れた時はカウンターだったが、今回は座敷である。飾られている着物などを見ながら天婦羅を揚げる香ばしいパチパチ音と、流したままのテレビにはRCCの「よしもと新喜劇」でのんびり。しばらくするとこの「あなご丼」が運ばれてきた。袋から割り箸を出して鰹だしのウドンをすすり、カリカリのあなご天婦羅へ箸をザクリッと挿す。箸で摘んで丼から浮かしてカシカシと噛めば、アッサリ味の白身が湯気をあげながら中から現れる。そそり立つ姿、香ばしい香り、サクサクの食感と甘辛いタレの味・・・駅弁の穴子弁当とは次元の違うものであった。食べ終わって画面登場したのはミスターオクレ等々、かれこれ1時間近く居ただろうか。

 ではナゼ更新が復活したのか。
radikoタイムフリー機能で広島エリアのラジオを聴き始めたある日。ほり川さんのツイートにて広島FMの「DAYS!?」で竹原で頑張る人々を紹介する毎週水曜日のコーナー「竹原ピープル」を知り、これを何度も聴いているうちに段々と奮起され、今週のシーズン1?最終回で「竹原に住みながらも竹原を俯瞰できて頑張る人たち」である佐渡さんと今市さんのゲストの締め括りで重い腰がピンッと上がったのである。

撮影月日:2017.05.06
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 竹原帰省時には何度も訪れる「道の駅たけはら」なのだが、施設入口に貼ってあるチラシに「竹原バーガー・セール 3,4日、通常¥600が¥500!!」が気になってしまい、この惹かれる広告に値下げならば・・・と野外の売店にて5月4日の昼前にとうとう買ってしまったのだ。

 小銭入れから¥500玉を1枚取り出して窓口へ。どうやら購入は券売機でチケットを買う仕組みのようである。券売機の前でバーガー選択ボタンを探すと「牛コロッケ・バーガー」と「牛スジ煮込みバーガー」の2種類があったので、¥600と書かれているほうの「牛スジ」を押したのだがボタンが効かず¥100足らないのだ。「今日は¥500じゃないの?」とたずねようとしたが、店員は奥にいるし、自分の後ろにはなぜか人が並んでいるし・・・・。券売機なので設定が変えられず購入後に¥100バックが有るのだろうと勝手に解釈し、¥100追加してボタンを押して発券した。店員に券を渡すと番号札と交換され、イートインのように番号が呼ばれるようだ。
 稲荷神社の前で3分程度待っていたら番号が呼ばれ「竹原たけのこ牛スジ煮込みバーガー」ができあがったのだが、心の中で「あれっ?¥100返してくれんが、もしかしたら店内のレストランでもバーガーが売られており、そちらが¥100引きだったのかも・・・」と、半ば諦めて空いていた野外の椅子に腰掛けた。
 そのテーブルには「ハトにエサ(食べ物)は絶対に与えないで下さい。ハトの糞は小さい為、乾燥すると風に舞い、病原菌が人体で増殖し、病気を引き起こします。」と書かれたプレートが置かれている。そのテーブルの下には数羽のハトが目を合わせずうろうろしているのだ。心地よい乾いた風がどこからか吹いているのだが・・・・別な場所で開けようかと悩んでいると、「ジイジ」と孫を連れた家族に空いていた席が占拠されハトにせっせと何か食べ物をやり始めた。孫を「ポッポ~、ポッポ~」とあやしながら・・・である。意地でもどいたらんけんのぉ!!とバーガーの写真を撮ってから包装をちぎって開け、炭酸ジュースで一気に胃まで流し込んだのであった。

 券を買うときに「全国ご当地バーガーグランプリで4位とか7位とか・・なんじゃと」列の後ろから聞こえてきたけど、ところで味はどうだった?と聞かれたら「ポッポ~、ポッポ~」としか言えない。

・・・で肝心の¥100はどうなった。次の日の5日に未だ貼られていたポスターの隅々まで読んで分かったこと。

 ・竹原たけのこ牛スジ煮込みバーガーのみ通常¥600を¥500で販売。
 ・道の駅では3日のみ。
 ・海の駅では4日のみ。
 ・10~15時までの間。

というオチであった。因みにバーガー買った後に掛町の「村上ベーカリー」の13時開店を待って峠下牛揚げカレーパンを買い、海の駅まで行ったけど時刻は15時過ぎだった。次回の帰省時には「峠下牛肉、竹原筍、吉名産じゃがいも」をじっくりと味わって食べたいのだが、筍入りは季節限定なのか、買う前によく読んで確かめてからにしよう。

竹原たけのこ牛スジ煮込みバーガー購入月日:2017.05.04
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ポスター撮影月日:2017.05.02
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 今年のGWは竹原帰省ができたので、ある程度のHPネタがたまった。とはいえGWのメイン・イベントは恒例の「竹まつり」なので、毎回同じ様子を撮って載せてもつまらないと考え今回は「オープニング・セレモニー」を見物しに出掛けてみることにした。
 オープニング・セレモニーは9:45頃からで場所は竹楽の裏庭、私が訪れた時は竹夢楽団が演奏中であった。見物人は思ったよりは少なかったが、デジイチ・カメラを持ったカメラマン風ジャケットを着た者がカメラをぶら下げて垣根のように並んでいたので、空いている仮設の椅子に座ろうにも割って前にも行けない。仕方がなく人の垣根の隙間から覗こうとしたら隣にいたオヤジが私の身形を足元からスキャン。いつも直ぐに撮れる持っているアキバのジャンク屋で買ったカシオ・コンデジに視線が止まり一瞬鼻の穴がヒクと膨らんで「フン」と空気が漏れた音がしたのをしっかりと憶えておくことにした。何を撮ろうとしていたのか演奏そっちのけでジュラルミン・ケースの中にある嗜みの機材についてニワカ仲間と語り始めたのである。何のこたぁ無い・・撮りたかったのは「ミスかぐや姫」だけだったようであった。

 以下にオープニング・セレモニーの様子を撮った写真を3枚載せた。来賓紹介と挨拶の後に行われたテープカットと竹夢楽団の演奏の様子である。来賓挨拶時に非常に気になったのが、ある複数の来賓の挨拶が始まるやいなやあからさまに椅子から立ち上がって逃げるように立ち去る観客が数家族いたことである。偶然のタイミングだったのかもしれないが来賓には大変失礼であろう。竹夢楽団の演奏は子供の日に因んだ選曲で、その中に何故か「やさしさに包まれたなら」が入っていたのを懐かしく聴きながらニンマリ。この曲は竹原舞台アニメ「たまゆら(OVA)」テーマ曲でもあるのだが、演奏後に「この曲はジブリの魔女の宅急便のテーマ曲」とのことだけだったので苦笑い。オープニング・セレモニーで圧巻だったのは竹夢楽団と佐渡仁美さん(舞書家 Chad./竹原出身)との「舞書パフォーマンス共演」であった。

オープニング・セレモニー撮影月日:2017.05.03
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 昭和時代に竹原の街に居た魚屋さんに「もぐれる野良猫」のように鼻の穴を膨らませたオヤジ・カメラマンが大量発生するのが「子どもかぐや姫とかぐや姫パレード」なのだが、一応、私もハタから見れば同類項なので撮った写真を数枚載せておくことにする。偶然その場にいてスマホで撮ったものばかりなので「竹まつり」の臨場感がにじみ出るほどのものは1枚もないのが辛いところである。
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 昨年は帰っていないので分からないが、今回一番気になったのがコレ。来賓挨拶にて観客に掲げられたパネルが車両進入禁止の標識にも取り付けられていた。中国語・韓国語の混在ではなく日本語のみなので、このところ保存地区に増えてきた日本人観光客のマナーが悪いのか、保存地区内で普通に暮らしている住民との間で何かトラブル等が有ったのかを感じてしまうのである。来賓の説明ではこれをそのまま読んだだけで特に経緯等には触れられなかった気がする。この意味深なパネルが登場したことで「このイベントがこれからどうなるんかはのぉ、あんたらの態度次第じゃけぇのぉっ」と言われる日がそろそろ来そうである。

プライバシー配慮パネル撮影月日:2017.05.03
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 平成29年、帰省しなかった正月が明けて暫くして弟から「小早川神社の近くに橋を造っているよ」との情報とこの3枚の画像が送られてきた。実際に現物を見てた訳ではないので「推測」なのだが、これは東洋コルクの武田橋の少し上流の賀茂川に架かる橋であろうか。(2017/5/1 実地確認したところ田園の中の小川と畦道への橋桁であった)このような場所に新たな橋を架けても、渡った先は広大な田園。新たな住宅地になりそうもないし、工業団地ならなおさらである。では一体?何なのか・・・「国道のバイパスかもしれない」ということで、思い出したのが竹原市の都市計画である。Webで検索すると、偶然見つけたのが道路工事の計画らしきラインが描かれた地図。これを小早川神社のあるブロックまで移動すると「あった!!」。これは、神社の向かい辺りの国道432号から賀茂川を渡って、東洋コルクの裏側を貫き、国道がクランクする「大福地橋」を渡った先へ接続するバイパスである。

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 [橋の北側から]向こう側に見える工場は東洋コルクである。
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 [橋の南側から]奥に見えるのは広島空港の設備である。
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 そのまま都市計画図を載せるのはNGなので、大福地橋のあるブロックと小早川神社のあるブロックを1枚に表現した新たな地図を描いてみたのがこれ。では、なぜここにバイパスを造る必要があるのか。大福地橋自体が古くて狭いせいもあるが、地図を見ての通り、国道432号の大福地橋部分はS字クランクの「シケイン」なのだ。福山・広島ナンバー以外で竹原を訪れた場合に「よそ者がトロトロ走しりょうるけん、つついたろうか」と煽られること多々あるがあるが、見事!!ここを制限速度で減速せずブレーキをかけずにパスしたなら「しもうた地元出身者が帰省して乗っとるの」と車間を開けて認められる。もちろん、なぜ小早川神社の辺りをトロトロ走っていたかは地元民なら納得もする。バイパスができればこの「シケイン」を通らずにパスできることになるのだが、バイパスが完成したら大福地橋の端に新たな信号が設置され、バイパス側が優先となるであろう。よって、「地元出身者が帰省した車」として認められるのは、この先の上条橋の「シケイン」のみとなってしまうのが少々残念だ・・・いや、この都市計画図をもう一度確認してみてほしい。上条橋もバイパスして親耕橋の上流に新たな橋が造られる計画のようだ。(なんと国道432号から照蓮寺までの新道も載っている)

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 この「道の駅たけはら」から持ち帰った小冊子『たけはら うまいもんまっぷ&ぷらす(2016版)』の表紙をご覧頂きたい。載っている店や施設は竹原町中心地からは「歩いてはとてもとても・・・」という場所にあるものばかりなのだ。イラストが意味するものは「車でGO!」ということみたいである。

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自ホームページにてこれらに関係するページを探してみると「雨安居」以外は一応そろったので、残るこの難読な「雨安居」を追加することになった。

ココリコ
スペースアンソロジー(覗いてみただけ)
瀬戸内ゴルフリゾート THE GRILL(中には入っていないが、ゴルフを嗜なくても入れるようだ)
カフェホクストン
農家レストラン西野

『うまいもんまっぷ&ぷらす』13,14ページを見ると読み方は「うあんご」で場所は竹中グランドの北側のようだ。

ということで実際に訪れてみることにしたのだが、悲しいことに蕎麦アレルギーなので店自体には入れない。竹中とグランドを外周する道を3回廻ってみたが「雨安居」の看板がどうしても見つからない。地図の辺りから入る路地をひとつずつ確認したら、このスロープ先に駐車場らしきものが見つかった。ここに車で入ってみたら「雨安居」の看板が見つかったのてある。

撮影月日:2016.08.07

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 車を停めておりてみたのだが店らしきものが見当たらない。『うまいもんまっぷ&ぷらす』には「隠れ家的な自宅での手打ちそば屋」とあるので、容易に見つかるようでは・・・とはいっても路地入口に看板が無いし店舗自体そのものが無いとは・・・と諦めかけていたところこの石段が目にとまった。

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 「足元にお気をつけて下さい」と看板に書かれているので、たぶんここだろうと恐るおそる遠慮しながら階段を上がってみると、笹の茂みのはるか先に平屋の民家らしきものが見えてきた。道に沿って進んで「自宅」の傍まで来れたのだが、これ以上入ると「いらっしやいませ」になりそうなので、今回はここまでとすることにした。後から写真を確認したところ、どうやら店舗入口はY字路左側で、右側の自宅入口に入ってしまったようである。

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 場所は特定できたので、これでヨシとしよう。ここに訪れたい場合は、この路地の向かいにある県営住宅10号棟を目安にするとよいだろう。駐車場はかなり広く、スロープを登る側からみたら右側に石段があるので、10m程度の曲がりくねった笹藪の小径を抜けると「隠れ家」がみえる。今回はここまで分かったのだが、店の入口がどこかまでは未確認となった。
 看板や『うまいもんまっぷ&ぷらす』にも書かれていたのだが「天ぷら」もあるので試しに店に入ってみても良かったかも。

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