安芸の小京都 竹原アルバム

このブログは私の故郷竹原のディーブな散策アーカイブです。 1996年から続けていた旧ホームページをブログとして継続中。 (ご注意:観光向けではありません)

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 昨日書いた記事「頼惟清旧宅の座敷に座る」だが、竹原で発行された書籍では「頼惟清」の読みがどちらだったのかを調べたくなって倉庫から探し出してみた。

 数分間で見付けられたのが以下の2冊。
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 1冊目は『古き町並 安芸の小京都 たけはら』(発行:平成8年(1996年)/ブレーン企画/800円)で、2004年のGW帰省時に掛町の「はこにわ本舗」(現在、いちかわ菓子舗)で買った竹原のガイド本である。 発行年も古く最後の一冊ということで安くしてくれた。 ちなみに「株式会社ブレーン企画」は大広苑と古庭橋西詰の中間辺りにあった会社で、その建物は元は1980年頃に建てられたモダンな切妻屋根の喫茶店「コーヒー合歓の木(ねむのき)」でのちに「喫茶 珈琲倶楽部」のような店名に変わったと記憶している。その後、閉店となった空店舗が「ブレーン企画」となり、現在ここは再び喫茶店「茶房きまぐれ」となっている。

 「株式会社ブレーン企画」(1999年1月頃の撮影)
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 その後、再び空き店舗となる。(2004年8月頃に撮影)
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 発行所へ話が逸れたが、その書籍『古き町並 安芸の小京都 たけはら』であるが、著作物のため内容については目次程度に留める。
  1. ガイドマップ町並・・・P1
  2. 頼山陽先生銅像・頼山陽系図(生誕200年記念建立)・・・P3★
  3. 地蔵堂(枕元に立ったお地蔵さん)・・・P5
  4. 長生寺(小早川隆景建立)・・・P6
  5. 竹鶴邸(竹鶴政孝の生家)・・・P7
  6. 松阪邸(てり・むくりの唐破風屋根)・・・P8
  7. 岩本邸(高楼は高橋石霞の書籍)・・・P9
  8. 普明閣(「時かけ」「火曜サスペンス」他ロケ)・・・P10
  9. 西方寺(道工彦文の歌碑)・・・P11
  10. 上吉井邸(初代郵便局取扱所)・・・P12
  11. 吉井邸(浅野藩主が訪れた竹原最古の建物)・・・P13
  12. 町並保存センター(国土庁の伝建地区に指定されて建設)・・・P14
  13. 歴史民俗資料館・たけはら美術館(書院図書館跡)・・・P15
  14. 頼惟清旧宅(県史跡、頼一門発祥の地)・・・P17▲
  15. 城原邸・胡堂・酒造用井戸・・・P18
  16. 修景広場(一息つける憩いの場)・・・P19
  17. 照蓮寺(竹原小早川氏代々の小弟学問所)・・・P20
  18. 春風館(山陽の叔父、頼春風の家)・・・P21
  19. 復古館(幕末から明治にかけて酒造業を営む)・・・P22
  20. 大瀬邸(吉井邸に類似)・・・P23
  21. 亀田邸(二階に横格子の武者窓)・・・P24
  22. 住吉神社(創建初の拝殿建設)・・・P25
  23. 本川湊(塩買船の出入り、山陽が舟遊び)・・・P26
  24. 礒の宮神社(竹原の氏神さん)・・・P27
  25. 郷賢祠・豊山窯(市史跡、今井政之展示館)・・・P28
  26. グルメ・・・P29
    メゾン、将軍、にこにこ、がんこ寿司、喜樂軒、長太、両国、王将、纏、一冨士
  27. 竹原市の行事・・・P31
    たけはら夏まつり、住吉まつり、たけはら竹まつり、忠海祇園まつり
 以上のページにて「頼惟清」の名が記載された文章を以下に抜粋。
 マーク:祖父、惟清(これすが)の希望で、久(ひさ)太郎と名付けています。
 マーク:頼惟清(らいこれすが)邸、竹原は頼家発祥の地で頼山陽の祖父である惟清(これすが)4代目が、ここで紺屋を営んでいた。

 よって、2通りある理由と分かれた時期は不明だが「これすが」の読みが竹原地区内における発行書籍にも存在していたことは分かった。

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 2冊目の『賴山陽』(発行:2000年/竹原賴山陽顕彰会/500円)については、斜め読みだが主要人物については余程の難読名でない限り、これを買う人は読めて当然の如くルビが振られていなかった。よって「惟清」の読みは特定できず。この冊子を買ったのは2004年GW帰省時の竹原駅構内KIOSKだったと思う。

-以上-

 先日、倉庫の再整理中に「開かずのダンボール箱」から十数枚のLD(レーザー・ディスク)が見つかった。その中に紛れていたのが、この角川映画『時をかける少女』(PIONEER PILD-1063)である。お宝的?な価値を決める帯は無いが、そもそもレーザー・ディスクの再生装置自体がこの世から忘れ去られてしまった媒体なので買い取り価格は送料にも満たない代物になっていた。

 発売日は1991年11月15日なので、これを購入したのはその年末頃であろうか。購入店は外装ビニール袋から秋葉原の石丸電気であり、当時に自宅で使っていたPCがWindows3.x という遠い昔である。

 表面側がこれ。
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 裏面にはダイジェスト的なショット、キャスト(出演者)と制作スタッフが列記されている。
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 LDはCDやDVDとは違って、レコード同様にA面(SIDE1)とB面(SIDE2)がある。本LDにはSIDE1に映画本編、SIDE2に本編続きと、劇場用特報及び予告編が収められている。価格は税込4841円で両面の再生時間104分、なぜか音声はモノラルである。
 
 ディスク径はLPレコードと同じだが、サイズ感が分かるようDVD版の『時をかける少女』と一緒に並べてみた。ちなみにDVD版は2003年夏に購入したものである。
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 倉庫には未だ「開かずのダンボール」が数個あり、その中にVHSビデオに葬られてしまったベータマックス版の『時をかける少女』が眠っているはず。LD版の購入よりも更に昔の1980年代に買ったものだが、発掘次第、本ブログで紹介したい。
 なお、LDとベータを再生するプレーヤーだが、いつか蘇生を願って冷凍睡眠的にどちらも倉庫に1台眠っている。LDプレーヤーはローディング機構が壊れていて皿をつまんで出し入れしていたのが20年前頃。ベータプレーヤーはACアダプタを紛失しており、30年間は電源すら入っていない。もうどちらもオイルとゴム類が劣化して動かないであろう。

 言い忘れていたが、角川映画『時をかける少女』は大林監督の尾道三部作の2作目である。実はDVD版の購入時から未だオマケの部分しか鑑賞していない。 オマケには、劇場予告、15秒TVCM、原田知世ストーリーのダイジェスト、フォトギャラリー、ロケ地マップ、監督所有台本、監督インタビューが入っている。
 ロケ地マップでは監督自らマップを見ながらエピソードを語るがメインは「尾道」であった。 このロケ地マップは実際に尾道で配布されていたものだが、何度再生してみても竹原エリアは載ってないし、 フォトギャラリーにも竹原関連は一切無し。 西方寺・堀川醤油・胡堂・照蓮寺の霊柩車・普明閣境内・竹原消防車・増森邸・竹尾原道・・・なぜ出てこない。 少し悲しくなって、再生停止ボタンをそっと押したのを忘れられない。

-以上-

 このところ、西条方面へ移動していると新庄町の神田バス停辺りで10人程度が地面を深く手堀している光景を見掛けていた。場所は国道432号バイパス工事の始点ポイントなのだが、テントが張られ他の工事区間とは異なって重機による作業をしていない。この様子は既視感があり、小早川神社の本殿近くで行われていた「城ノ本遺跡発掘調査」を思い出した。そして昨日は長い溝と石積みがチラノと見えたことから遺跡発掘調査であることを確信。そこで本日夕方にその現場を訪れてみることにした。(2024/05/24撮影)

 付近に車を停める場所が無く、車で賀茂中辺りをウロウロ。遺跡発掘ということで予想はしていたが、作業を終えた後でブルーシートを覆って遺跡が保護されていた。
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 かなり離れた場所から徒歩で訪れてみると、発掘現場は神田(じんでん)であった。いかにも遺跡が出そうな地名である。横断歩道を渡って遺跡発掘側へ移動。
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 白いテントの向こう側にブルーシートが敷かれている。
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 発掘現場の脇に看板が置かれていた。
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 遺跡名は「神田遺跡(じんでんいせき)」。事業名は「城ノ本遺跡」の「一般国道432号改事業(竹原バイパス)に伴う発掘調査」とは若干異なるが、調査機関は同じであった。
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 調査の期間は来年1月末までの予定であり、それまでこの付近のバイパス工事は延期となるのだろうか。
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 本発掘調査についてはテレビ・ラジオでは聴いてはいなかった。ネットで調べると本調査機関の埋蔵文化財調査室サイトのニュースにて「神田遺跡(竹原市新庄町)」が紹介されており、ここも小早川氏に関連する遺跡の可能性があるとのことだ。現時点ではそれ以外は見つからなかった。

-以上-

 先週訪れた際は疎らに咲いていた特定外来生物「オオキンケイギク」が、今年は更に群生が増えて満開となっていた。群生している場所は西小からハチまでの賀茂川の西側土手沿い。一見カレイでキレイに見えるのだが、派手過ぎる強烈な帯状の黄色は逆に恐怖を覚えてしまうほどである。竹原市では令和3年頃から呉線沿いに群生が始まり、瞬く間に賀茂川土手沿いにも広がり始めているように感じている。最近では国道の歩道沿いや放置された田畑にも群生化の兆候が見えてきている。来週辺りからは長浜辺りの呉線沿いが満開になるであろう。(2024/05/20撮影)
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 皆実橋辺り。
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 西小側の土手に入ってみると・・・。
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 西側の土手全域の半分程度に群生していた。 
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 数輪程度でもドギツイ。 
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 まだ蕾が残っている場所もあるようで、咲いた花が枯れては咲く繰り返しが始まっている。
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 日本全域の生態系を狂わせるオオキンケイギクの群生に加えて、今年はオレンジ色のケシ系の花を見掛けるようになった。先週視たニュースで報じられていたのがそれで、現時点では特定外来生物には指定されていない外来生物「ナガミヒナゲシ」とのこと。未だ疎らだが咲いている場所はオオキンケイギクと同じエリアのようだ。

-以上-

 とあるご縁で繋がったフリーペーパー『にちにち通信』。昨日はその運営者の方々と町並み保存地区の「竹すずめ」にて初会合。『にちにち通信』とは広島県竹原市とその周辺地域のことを取り上げるコミュニティ情報紙(カラーA4全4頁の冊子)で、現時点では第3号が発行されている。(2024/05/07会合)
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 今回の会合場所は私の憩いの場所となっている「竹すずめ」にて15時から。
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 気が付けば始まってから1時間以上が経過、店主も交えて濃厚な竹原の情報を交換することができた。
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 編集だより(『にちにち通信』第1号より転載)
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 本紙の配布場所(2024/03/03時点)は以下となっている。(Web版より転載)
  • 竹原市役所 様
  • たけはら海の駅 様
  • ふれあい館ひろしま 様
  • 杏竹館 様
  • 医療法人楽生会 馬場病院 様
  • 手仕事 くろたき 様
  • ほり川  様
  • 竹の茶屋 いっぷく 様
  • Cafe Like a trip 様
  • café 根古屋 様
 会合後は、教えて頂いた興味深い場所(第1号掲載の高崎町)へ直行!
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-以上-

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